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コーエーテクモゲームスから登壇したのは代表取締役社長の襟川 陽一氏、『戦国無双』シリーズプロデューサー鯉沼 久史氏、『戦国無双 Chronicle 3』ディレクター片岡 宏氏。
襟川氏は『戦国無双』シリーズの10周年作品として本作を制作した経緯を説明。シブサワ・コウとしてまじめな歴史ゲーム『信長の野望』シリーズを手がけてきた襟川氏にとって、『戦国無双』シリーズのキャラクターデザインはその奇抜さに「仰天した」とのこと。鯉沼氏は「『戦国無双 Chronicle』シリーズ3作目が発売できるのもファンの皆さんのおかげです」と挨拶。
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ゲームの内容についてはディレクターの片岡氏から解説が行われました。本作の最大の魅力となる新要素「歴史if」については、年表の左がif、右が史実と分かれ比較できるようになっています。
『戦国無双 Chronicle』シリーズの特徴である主人公キャラクターを操り複数のキャラクターをチェンジしながら戦場を駆ける「プレイキャラチェンジシステム」は健在。本作では最大4人までチェンジすることが可能になり、シナリオの途中で増減することで戦場の臨場感が増しています。
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新モード「練武館」の説明では信長主催の安土城のマップが公開されました。こちらは制限時間内にどれだけのポイントを獲得できるかを競うモード。ミッションをクリアするたびに制限時間が延長されますが、途中ミッションを失敗すると全てのポイントが失われてしまうので引き際のタイミングを見極めるのも重要な駆け引きになります。「練武館」のポイントはランキングの集計時に使われ、ランキングの順位に応じてアイテムもゲットできるとのこと。
本作でも「いつの間に通信」は継承され、Vita版では無料DLCとして配信する予定であることも発表されました。
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ここでゲストとして藤堂高虎役の松風雅也氏が登場。NEWニンテンドー3DSにてプレイ実演を行いました。藤堂高虎は『戦国無双 Chronicle 2』から参戦した無双武将。本作でシリーズ3度目の出演となります。松風氏はゲームが下手らしく、実機プレイが上手くできるか緊張している様子。そんな松風氏に「無双シリーズは誰でもプレイできるから大丈夫です!」と優しく声をかける鯉沼氏。
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藤堂高虎が登場する「小牧長久手の戦い」で実機プレイ開始。Newニンテンドー3DSでは兵士の数を多く表示できるように開発されていると鯉沼氏。松風氏も「沢山の敵を倒す爽快感があります」と手ごたえを感じているようです。下手だと自称していた松風氏ですが、タッチパネルによるキャラクターチェンジを慣れた手つきで行い難なくミッションをクリアしていきます。
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本作では『戦国無双4』で一新されたアクションが実装されているので前作とは違った感覚が楽しめるとのこと。NEWニンテンドー3DSのスペックに合わせた実装と相まって、『戦国無双 Chronicle』シリーズを新鮮な気持ちで楽しむことができそうです。キャラクターのチェンジは可能ですが、1キャラクターだけでステージを回ってもクリアできるようになっていると鯉沼氏。「アクションゲームの入門辺として、幅拾い層に楽しんでもらいたい」と語りました。
約7分間の実演プレイが終了。松風氏は「あっという間でした。夢中になってしまいました」ゲームに対する期待の声を寄せました。
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続いてスペシャルゲストとして登場したのは真田幸村役の草尾毅氏、石田三成役の武本英史氏。お二人を交えて『戦国無双』シリーズ10周年のコラボ企画などの発表が行われました。
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「戦国無双の刀剣展」は2014年11月26日まで「岩国美術館(山口県岩国市)」にて開催中。また、2014年12月6日から2015年3月8日まで「MITSUNARI11 夢京橋あかり館(滋賀県彦根市)」、その後も「三河武士のやかた家康館(愛知県岡崎市)」などで巡回展を予定。
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地方タイアップも引き続き実施中です。
・「戦国無双」関ケ原古戦場ラリー(2014年11月23日(日)まで、岐阜県関ヶ原町)
・戦国島津誕生展(11月6日(木)まで、鹿児島県日置市)
・信州上田×戦国無双4 スタンプラリー(2014年11月30日(日)まで、長野県上田市)
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『戦国無双4』のグッズが必ず当たる“Happyくじ”が2015年1月中旬より全国のファミリーマート・スリーエフの一部店舗、ホビーショップ、CDショップ、ゲームショップ、書店などで販売(一部店舗を除く)。景品は「陣幕風クロス」や「ドラマCD」など全30種類以上。一部には描きおろしイラストを用いるなど、豪華なラインナップとなっています。
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また大好評の「お泊まりde戦国無双in蓼科~伊達の章~」の開催が2015年1月31日に開催が決定。2014年11月17日(月)より公式サイトにてチケットの申し込み受付が開始されます。
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スクリーンではゲストの竹本氏が参加した2回目の様子が写真にてレポートされました。「草尾さんならいざ知らず、僕がディナーショーできるなんて」と語る竹本氏。そうは言っていますが、前回の当選倍率は3~4倍だったそうで、人気のほどが伺えます。
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初公開となった情報が「イオン限定 サントリー×戦国無双 ドリンクまとめ売りキャンペーン」。2015年1月5日(月)から、全国のイオンでサントリーの500mlペットボトルを4本まとめて購入すると、『戦国無双4』のノベルティグッズをもれなくプレゼント。
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「戦国無双10周年記念コンサート」が2015年2月8日(日)東京国際フォーラム ホールAにて昼夜2回公演されることが決定。シリーズ人気曲を、尺八や三味線などの和楽器を中心に、エレキギターやドラムなどを組み込んだオリジナル編成で演奏。2014年11月6日(水)よりGAMECITYにて先行受付をスタートしました。
コンサートには本日のゲスト、草尾氏、竹本氏、松風氏も登場する予定。3人のファンの方も注目のコンサートになりそうです。
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アニメ『戦国無双 SP ~真田の章~』Blu-rayディスク発売
『戦国無双4 アニメBOX』などに同梱されていた、オリジナルアニメのBlu-rayディスクの単体販売。2014年12月4日(木)にGAMECITY、Amazon.co.jp、アニメイト、楽天ブックスで発売。初回限定特典は特製アニメセル画カード(3種)。売り切れで買い逃した方はお早めに。
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最後に、イベントタイトルの「???」の情報が解禁されました。アニメ『戦国無双』のテレビシリーズ放送が決定。テレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知・BSジャパンにて2015年1月より放送スタート予定です。
「いつかやりたいなと言っていたことが現実になった。身の引き締まる思いです。来年にかけて各地に「真田幸村」がお目見えしそうですが、その中でも『戦国無双』の真田幸村いいよねと思ってもらえるように演じたい」と草尾氏。「アニメならではのスピード感、ライブ感の中で、新しい石田三成を演じることができたら」と竹本氏。松風氏は「ゲームと同じ豪華な声優メンバーでアニメーションができるのが嬉しい。“下克上”でキャリア問わず戦う勢いで取り組んでいきたいです」と高虎役らしい熱い意気込みを語りました。
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情報解禁だけに留まらず、できたての「小田原攻め」のワンシーン映像が流れました。もちろんアフレコはまだされていないので字幕にてセリフが表示された状態です。
「せっかく声優さんがいるし…」というわけで、唐突に台本を渡される草尾氏、竹本氏、松風氏。無茶ぶりで生アフレコをすることに!「無双のセリフは難しい漢字が多いんです」といいながらも台本をチェックするあたりがさすがプロの声優さんです。松風氏は藤堂高虎役ですが真田信之を急遽担当。また、声優勢が少ないということで稲姫役を司会の天野さん、島左近役を鯉沼氏が担当し、一度きりの激レアな生アフレコが行われました。
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途中、松風氏が出だしをもたつき全員が吹き出してしまうトラブルがあり、緊張感が一気に抜けてしまいましたがなんとか終了。さすがプロの声優。少しのアフレコでしたが引き込まれる演技でした。この続きはぜひTVシリーズでお楽しみあれ。
また、アニメ主題歌を和楽器バンドが担当することも決定しました。タイトルは「戦 -ikusa-」。戦国無双らしい和楽器とロックの融合が『戦国無双』のアニメに華を添えます。
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『戦国無双 Chronicle 3』、そして来年1月からスタート予定のTVシリーズと『戦国無双』10周年の企画が目白押しですが、キャラクターを演じる声優の3人はどう感じているのでしょうか?インタビューが行われました。
まず『戦国無双 Chronicle 3』について。「収録エピソードが独自のものなので濃い内容が込められています」と草尾氏。「本編ではありえないセリフを言っているのがクロニクルシリーズの醍醐味。三成のこんな一面もあるんだってところを演じた」と竹本氏。「演じる前にシナリオ担当者からの熱い説明を受けるのですが、この熱意に応えるように演じました」と松風氏。
シリーズ10周年に対して今後やりたいことなどを聞いたところ、「イベントで地方に行きたい。これまでは関東が多かったのでもっと遠くに行ってみたいです」と草尾氏。竹本氏は関ヶ原町の町おこしに考えているらしく、スタンプラリーの現場に置いてあるARに声を入れたい!と熱く語りました。
松風氏はANAの機内番組「SKY EYE~空からのメッセージ~」で『戦国無双』の藤堂高虎を演じたことを語り、「実際にこの目で見ようと愛媛便に乗ったら檜山氏の伊達政宗編だった」と残念なエピソードを語りました。
TVアニメ化について、「TVシリーズでは最初と最後でキャラクターの感情も変わってくるのでどう解釈するかが重要になってくる。深いものが作れると思います」と草尾氏。「現場でのかけあいは想像しきれないテンションを生み出します」と竹本氏。「ゲームのアフレコは一人で行うけどアニメはかけあい。相手をみてリアリティのある演技ができると思う」と松風氏。
草尾氏の真田幸村、竹本氏の石田三成は悲しい結末を迎えるシナリオが多いこともあり、「悲しい役を演じた後はプライベートに影響するか」という質問に。竹本氏は演者でもあり、いちユーザーでもあるということで特に影響しないそうですが、草尾氏は疑似体験をした感覚になり、今年3月に行われた「声優奥義」の後は「3日くらい寿命が縮まった感覚があった」そうです。
もし他のキャラクターを演じることができたら誰を演じたい?との質問には、まず松風氏が「キャラクターが濃すぎて考えられません」と一言。草尾氏も「幸村以外は考えられない。松風氏が言うように各キャラクターともに濃いから影響を受けてしまう」とこれまた辞退。竹本氏は自分に絶対にできないキャラクターということで「本多忠勝」を選択しました。
最後に、「2015年は『戦国無双』10周年から次の5年、10年への新たなスタートの年。ファンの皆さんとともにもっとビックなタイトルに育てていきたい」という草尾氏の熱い言葉でインタビューは終了となりました。
3DS版『戦国無双 Chronicle 3』は、2014年12月4日発売予定。価格は、パッケージ版が5,800円(税抜)、ダウンロード版が5,143円(税抜)、「プレミアムBOX」が8,800円(税抜)です。
PS Vita版『戦国無双 Chronicle 3』は、2014年12月4日発売予定。価格は、パッケージ版が6,800円(税抜)、ダウンロード版が6,000円(税抜)、「プレミアムBOX」が9,800円(税抜)です。