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慣れない中国語で挨拶した両名は大歓声で迎えられ、本作に対する期待の高さを伺わせました。冒頭では最新作の情報がおさらい。多数のシナリオが追加され、武器にはリーチを切り替えられるヴァリアントサイズが登場。更にゲームシステムでは戦い方を誓約して達成することで発動する「ブラッドレイジ」などの登場が紹介されました。
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「ブラッドレイジ」についてはデモプレイでも紹介。敵を攻撃すると貯まる喚起率が100%を超えている状態で、狙う敵、達成する項目を誓約することでブラッドレイジに挑戦することができます。30秒以内に誓約した項目を達成すれば、30秒間、大幅なパワーアップが得られます。デモでは何度か失敗する場面も見られましたので、必ずしも発動できるイージーなものではなさそうです。しかし、激しいパワーアップが得られるので、ここぞ、という場面では重要な要素となりそうです。
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本作のオープニングはufotableが制作。さらに、エンディングソングはMay J.さんが手掛けます。会場ではMay J.さんからのメッセージも紹介。「どんなに辛い状況でも負けず、先に進むという想いを主人公と重ねあわせて聞いて欲しい」と伝えてくれました。May J.さんは台湾でのライブも決定し、こちらでも人気が高まっているようです。
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気になる中文版の発売日は日本から1週間後の2月26日に決定。アジア限定のバンドル版として、トランプ、キーホルダー、タオル、ヘッドセット、カレンダーが含まれたパッケージが用意されます。タオルにはバカンスを楽しむアリスが描かれていますが、これはアートディレクターが台湾の風景を思い描きながら手がけたイラストだそうです。また、特製デザインのPS4本体もソニーストア限定で登場予定。体験版も2月中旬から配信されます。
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加えて現地のユーザーには嬉しいことに、前作の日本語版から本作の中文版へのセーブデータの引き継ぎが可能となりました。前作を日本語版で遊んだユーザーも多く、引き継ぎについては多数の要望が寄せられたことから実現したものだそうです。
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富澤氏は「2月にはゴッドイーターの初代から5周年を迎えます。台湾を始めとするアジアでもゴッドイーターを盛り上げていきたい」と意気込みを語りました。
富澤氏と吉村氏はステージ終了後に日本と台湾のメディアの一問一答にも答えました。
―――日本版と中文版でのマルチプレイには対応するのか
国を介したマルチプレイはできません。
―――PS4とVitaの両方を買った人への特典はあるのか
今のところ、特には用意してません。
―――PS4になったことで実現したものは?
これまで難しかった「ブラッドレイジ」のような新しいアクションが可能になりました。まだ私達もPS4の性能の底を見れていないのですが、今出せる最高のパフォーマンスを出そうと努力をしてきました。
一方で、今回はPS4とVitaでマルチプレイが楽しめるようになっていますので、それを前提にした上でPS4の性能を活かした内容にするということを意識して開発しました。
―――台湾などでユーザーの声を聞くイベントをやる予定はあるのか
前回はそうしたイベントをやって、中文版の希望を沢山いただいたことが実現に繋がったので、自分たちだけでは出来ませんが、今回もそうなるように希望をしています。
台湾やアジアへのアプローチはまだまだだと思っているので、ウェブでのコミュニティ作りにも取り組んでいく必要があるのではないかと考えています。
―――PS4のシェア機能はどのように使っているのか
一部のシーンを除いて自由に配信ができるようになっています。盛り上がる戦闘やマルチプレイの様子はどんどん配信して欲しいですね。
―――当初、日本語版から中文版への引き継ぎが出来ないと言っていたのは?
引き継ぎの仕様がまだ確定していなく、きちんと満足してもらえる状態になるか分からなかったので、そういう説明をしていました。
しかし、皆さんからSNSを通して私達に質問が沢山ありまして「できない」と答えると「どうなっているんだ」という風に言われる事が多く、それで再度検討しました。
台湾でのローカライズを担当いただいている方からも非常に強い思いで実現してくれと話があり、やってみようということになりました。
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