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『楽園の守護者』と『マリーベルは死んだとパパに伝えて』は、まったく内容の異なる作品となっており、「全年齢対象」で「やや大人向け」、そして「楽園」というテーマが共通しているのみです。また、ヒロインの攻略要素も萌えもなく、シナリオ最重視という構成も、お互いが持つ特徴のひとつです。
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『楽園の守護者』の企画・シナリオを担当したのは、小説「六畳間の侵略者!?」などの代表作を持つ健速氏。ゲーム方面では『シークレットゲーム~Killer Queen~』などでも知られていますが、そんな健速氏が手がけた『楽園の守護者』では、戦争モノの映画のような作風とストーリーが展開します。
「萌えなし」の文句に偽りはなく、「オッサンキャラしか登場しません」とのこと。地球最強の男との戦いを描く、退廃感と悲壮感を伴う近未来SF戦争となる本作。親友であり相棒である男同士が殺し合う物語がどのような着地点へとたどり着くのか、好奇心が刺激されます。
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『マリーベルは死んだとパパに伝えて』は、小説化も実現した『群青の空を越えて』を世に放った早狩武志氏。本作では、魔法が存在する中世西洋的なファンタジー世界に現代人が迷い込んだことを発端として、心の動きを重点的に描いたヒューマンドラマが綴られます。
それぞれ個性豊かな作品を収録する『アルカディアの灯火』は、Windows XP/Vista/7/8に対応予定です。ただしXPに関しては、「OS依存による不具合と確認された場合はサポート対応ができない場合がございます」とのことなので、ご注意ください。なお配信開始日は2月27日、価格は1,000円(税抜)です。プレイ意欲がかき立てられた方は、詳細をチェックして購入するかの判断材料にしてみてください。