そんなわけで筆者も時間を作ってはフィギュアを連れて、いつもより遠出したりしています。横須賀……港町……うっ、頭が……。
なぜ彼の地まで出かけていったのかは、近日中にお知らせするとして、今回はフィギュア同士の合体というのをテーマにお届けします。
アゾン・インターナショナルが販売している「ピコニーモ」は、シンプルに言えば手のひらサイズのドール。肩やヒジ、ヒザなどの関節18ヶ所が可動するうえに、価格も一般的なアクションフィギュアと変わらないので、初めてのドールとしてオススメ。
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そのなかでもデフォルメされた手足が特徴の「ピコニーモ D ボディ」に、グッドスマイルカンパニーが販売している「ねんどろいど」シリーズの頭部を合体させるというカスタムが、一部のニッチなフィギュア好きたちの間で密かな人気を集めています。
フィギュア好きな人であれば、もしかしたら個人ブログなどで見かけたことはあるかもしれませんが、よほどディープにフィギュアやドールをLOVEしている人でなければ知らないでしょう。
しかし、この“可能性の獣”を取り上げないわけにはいきません。ということで、実際に作ってみることにしました。
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今回は最低限必要なものとして、「ピコニーモ D ボディ」のほかに衣装として「こもれび森のお洋服やさん♪」シリーズの半袖セーラーワンピ(ブルー)、手の付替えパーツセットを購入しました。しめて4,121円(税込)なり。
さっそくボディを取り出して、頭部ジョイントを確認してみましょう。
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かなり前にうっかり首をへし折ってしまった我が家のミクさん(2代目)の頭部を素材として用意。そのジョイント部分を比較すると「ピコニーモ」の方が少し太めなのがわかります。
これを同程度の太さになるように、やすりを使って手作業で削っていきます。大変な力作業かと思うかもしれませんが、手慣れた人であれば20~30分くらいあれば終わりそうですね。
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筆者は約1時間ほど削ったら、ちょうどよい感じに「ねんどろいど」の頭部に差し込めました。だいたい「ピコニーモ」ジョイントの段差が無くなるくらいまで削れば良い感じですね。
作業の間にねんどろ頭とジョイントが汚れてしまったので、このあとめちゃくちゃ掃除した。
頭部ジョイントを差し込んだあと、20分くらい吟味して選んだピコニーモ用衣装「半袖セーラーワンピ(ブルー)」を着せてみました。ご確認ください。これが天使です。
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「ピコニーモ D ボディ」のデフォルメされた手足と、「ねんどろいど」の頭部を組み合わせたときのバランス感が絶妙。なんだか初めからこうなることを想定して設計されたのではないかと思えるほどです。
そうか……なるほど、人はこうして沼へとハマっていくのですね。
衣装の着せ替えもしてみたいですし、そのほかの「ねんどろいど」も合体させてみたいですね。頭部パーツだけは大量にありますし。
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アゾンの直営店は全国に4店舗あり、秋葉原、大阪、名古屋、湘南で営業しています。
もちろん、オンラインショップや各種通販サイトでも販売されていますが、店舗には製品がたくさんディスプレイされているので、初めて購入する人であれば実物を見ながら衣装やパーツを選ぶほうが安全でしょう。
ちなみに「ピコニーモ」には肌の色が2種類用意されています。キャラによって肌の色は微妙に違うので、実際に頭部を手に持って見に行くのも良いでしょう。
筆者は白色を購入したのですが、「ねんどろいど」の頭部と色が合わなかったので、近いうちに肌色のボディを買いに行こうと思います。するとどうしたことか、今回の白色ボディが余ってしまうんですよね。
仕方ない……ちょっと普通のピコニーモも組み上げてみますかね。あぁ、沼にアイルビーバックしながら沈んでいく未来の自分が見えます……ズブズブ。