任天堂とアトラスがタッグを組む本作は、シミュレーションRPG『ファイアーエムブレム』シリーズをモチーフとし、現代日本を舞台に等身大のキャラクターたちの成長を描くRPGとして登場します。
4月2日に行われた「Nintendo Direct 2015.4.2」にて最新映像がお披露目され、正式タイトルと共に公式サイトが登場した本作ですが、詳細などに関してはまだ明かされておらず、その本質の多くは謎に包まれたままです。しかしこのたび、本作のディレクター陣のコメントが公開され、本質の一端を垣間見ることができました。
【#FE】『幻影異聞録#FE』の開発ブログ「STAFF異聞録」が更新されました。今回は、ダブルディレクター体制で開発されている本作のディレクター陣、株式会社アトラスの平田チーフディレクター、石田ディレクターの記事が掲載されています。 http://t.co/2MjMcMmLsN
『ファイアーエムブレム』総合 (@FireEmblemJP) 2015, 6月 9
本作は、HD機開発のボリュームに対応するため、ダブルディレクター体制で開発が進んでおり、『真・女神転生IV』ではチーフデザイナー、『真・女神転生 STRANGE JOURNEY』では開発ディレクターを務めた石田栄司氏と、『ラジアントヒストリア』のディレクターおよび『STRANGE JOURNEY』のディレクションサポートに携わった平田弥氏が、それぞれ任に当たっています。なお石田氏はディレクター兼チーフバトルデザイナーを、平田氏はチーフディレクター兼ゲームデザインを担当しています。
25年前に『ファイアーエムブレム』と出会った平田氏は、倒れた仲間はロストする骨太なゲーム性に魅了され、以降スーパーファミコンやゲームボーイアドバンスなどでもシリーズ作をプレイし続けてきたプレイ遍歴を思い出と共にコメントしています。その中で、「キャラクター性を大事にする」という点が『FE』とアトラスに共通していると語り、「『FE』とアトラスのコラボって、実はなるべくしてなったんじゃないか」との感慨を明かしました。
そして石田氏は、「アトラスが、ファイアーエムブレムを作る」という衝撃とハードルの高さに戦々恐々としていたものの、コラボタイトルとは思えない自由な作品作りが行われ、「独特で色彩豊かなゲーム世界ができ上がっていきました」と述べています。加えて、社外クリエイターとの「共闘」も新鮮だったと漏らしており、その共闘の成果については今後明かしていく旨を示唆しています。
また見逃せない点として、オートバトルの速度について石田氏が触れています。詳細な説明はなく、「勿論鬼速!です」との簡潔な一言だけですが、バトルのテンポに関しても配慮されている様子が窺え、嬉しい続報となりました。おふたりのコメントをより詳しく知りたい方は、公式サイトを直接チェックしてみましょう。
『幻影異聞録 #FE』は、2015年冬発売予定。価格は未定です。
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