マイクロソフトは以前よりHoloLensの技術を使った火星の地形調査に向けてNASAと協力しており、今回、国際宇宙ステーションでARヘッドセット「HoloLens」を利用した様々なデータ収集を行う予定でした。用意されていたHoloLensには「Sidekick」というソフトウェアが搭載されており、HoloLensを通して宇宙ステーションのクルーの視界を地上と共有できる「Remote Expert Mode」と、ステーション内の作業手順をアニメーションで表示する「Procedure Mode」が使用できたそうです。
今回失敗したロケット打ち上げを行った民間宇宙船会社「スペースX」は、PayPalの創業者でありテスラ・モーターズのCEOも務めるイーロン・マスク氏により設立された会社です。同社のファルコン9には、補給船「ドラゴン7号機」が搭載されており、NASAからの委託で国際宇宙ステーションに物資を送り届ける予定でした。2012年より数回にわたって行われていたロケットの打ち上げでしたが、8度目となる28日の打ち上げで初の失敗となりました。
ロケットの打ち上げ失敗により国際宇宙ステーションに届かなかったのは残念ですが、NASAも大きく注目し、ゲームだけでなく人類の発展に役立とうとしているHoloLensの可能性には目が離せなさそうです。
記事提供元: Game*Spark