インダストリーパネルと呼ばれるイベントは、同社が今後発売する商品やサービスを紹介するものだ。最新情報が発表されるとあって会場には、多くの現地ファンが多数集まり満員となり熱気もムンムンとなった。ブシロードのTCGが米国で大きな人気を博していることが感じられた。
パネルには日本から同社の代表取締役社長の木谷高明氏、そして同社の作品の魅力を対外向けに発信するドクター・オー氏が参加した。米国でのイベントということもあり、パネルは全体を通じて英語で行われたが、英語になっても変わらぬ熱の高さと迫力を感じさせる両氏であった。
社長をはじめとするそんなブシロードのスタッフの熱量の高さと、それが生み出す共感が、海外での同社の人気にもつながっているのかもしれない。
ファンが期待する大きな発表は、やはりあった。最大のものは、『カードファイト!! ヴァンガード』のオンラインゲーム化決定だろう。このゲームはまさにネット上で『カードファイト!! ヴァンガード』と同様の体験ができるという。パネルのスクリーンでは2015年リリースとされたが、木谷社長からはさらに2015年秋頃との具体的な日程が示された。
さらに大きな驚きは、「カードファイト!! ヴァンガード オンライン」は英語版だけの展開になるという。木谷社長からは「日本のファンからは怒られるかも」との発言もあったが、パネルでは英語版先行ではなく、英語版のみとされていた。
日本だけでなくアジアや北米で人気の高い作品であるいことに加えて、日本より関連ショップが少ない海外の事情も考慮しているかもしれない。
そのほかの具体的な情報がなかったが、『カードファイト!! ヴァンガード』のさらねる海外拡大の起爆材にもなるかもしれない。今後のさらなる情報を待ちたい。
[数土直志]
「カードファイト!! ヴァンガード」オンライン決定 英語版のみで2015年秋スタート AX2015で発表
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