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7月9日、アメリカのプロゲーミングチーム「SENTINELS」の『VALORANT』部門に、“shroud”ことMichael Grzesiek選手が加入することが明らかに。古参FPSファンの間では、とあるエージェントとの化学反応に期待が寄せられています。
FPS界のレジェンドが競技シーンに復帰
shroud選手といえば、元々は『Counter-Strike: Global Offensive』(CSGO)のプロとして活躍。2018年に引退してからはストリーマーに転向し、『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』などで目覚ましい活躍を見せてきました。長年のFPSファンなら誰もが知るレジェンド的存在であり、現在はTwitchにて世界中の視聴者を虜にしています。
そんなshroud選手の所属先となった「SENTINELS」は、NA地域随一のエイマーとして知られるTenZ選手を擁する強豪チーム。2021年に開催された『VALORANT』の国際大会「VCT 2021: Stage 2 Masters」では、無敗のまま優勝を果たすという偉業を成し遂げました。
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しかしその一方で、2022年シーズンは不調が目立ち、立て続けに国際大会への出場を逃している状況。さらには、サポートロールを担っていたSicK選手が、家庭の事情で一時離脱するハプニングにも見舞われています。
そこで、代役としての任を引き受けたのがshroud選手。『VALORANT』は常々プレイしており、上位ランクのイモータルに楽々到達してみせるなど、現役時代の実力は全く錆びついていない印象でした。
shroud選手にのみ許された必殺技?
SicK選手の代わりということもあり、shroud選手は主にスモーク役のコントローラー枠エージェントを担当する模様。すでに配信上では、「バインド」や「ヘイヴン」などのマップでオーメンを頻繁にピックしていました。
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ところで、オーメンには、「シュラウドステップ」というshroud選手と同名のアビリティが存在します。そこでファンの間では、「シュラウドのシュラウドステップが見られるってこと?」「シュラウドのシュラウドステップをマジで見せてくれ」と期待の声が上がることに。
ちなみにアビリティ名の由来については諸説あるのですが、ウワサによるとオーメンというキャラクターそのものがshroud選手のアイコンをオマージュしているという説も。たしかに覆面をかぶり、顔を暗闇に隠している姿はそっくりではあります。
なお「SENTINELS」は、年間チャンピオンを決める国際大会「VALORANT Champions 2022」への出場をかけた「VCT 2022: North America Last Chance Qualifier」に出場予定。順当に勝ち上がれば、すでに出場を決めている日本代表「ZETA DIVISION」と世界の舞台でぶつかる可能性も大いにありえます。
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その暁には、日本が誇る名キャスター陣による「シュラウドのシュラウドステップだ!」がこだまする…かもしれません。帰ってきた“レジェンド”の活躍に期待しましょう!
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