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ひっそりと「十二神大聖堂 黒衣森 東部森林 茨の森の北」というワードで検索してみると、『ファイナルファンタジーXIV』(以下FFXIV)という世界に行き着いた。
どうやら、『FFXIV』には「エターナルバンド」という特別な相手と“久遠の絆を誓い合う誓約の儀式”があるらしい。なんだビックリした……。
せっかくなので、インサイドでは筆者の友人に取材を申し込み、「エターナルバンド」の様子をレポートする許可を得た。本稿ではその模様をお届けする。
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プレイヤー同士の結婚システムを導入しているオンラインゲームはいくつかあるが、『FFXIV』ではかなり本格的なセレモニーを楽しめる。セレモニーの様式は、「ファンタジー」「カジュアル」「フォーマル」の3つのスタイルから選択することができ、様式ごとに異なる司祭や専用のカットシーンなどが、ふたりのイメージするセレモニーを演出。もちろん新郎新婦のフレンドも参加することができ、そのクオリティは限りなくリアルに近い。
友人からメッセージを貰うまで『FFXIV』はご無沙汰だったが、久しぶりにログインしてみると「エタアアアアアナルバアアアアアンド!」(65日前)というメッセージを発見。手紙とはこれのことか。「エターナルバンド」にはこのメッセージに添付されている招待状が必要で、開催される日時に会場に行き、NPCにこの招待状を渡すことで参加できる。
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特にレベル制限などはなく、ドレスコードだけ確りしていれば問題ないのだが……冒険用の装備しかない事に気が付く。さすがにガチガチのプレート装備で参加する訳にはいかないため、急遽フレンドに「エターナルバンド用の服を作ってくれ!!」とお願いすることにした。
そして出来上がったのがこの装備だ。
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『FFXIV』の装備はどれも素晴らしいデザインだが、なぜか金色に染められ凄みを増している。実にいいセンスだ。
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準備が整ったところで、ついにエターナルセレモニー当日。客室には既に多くのフレンドが待機しており、「そういえばあのダンジョンであんなことがあったよなぁー」などと昔話に花を咲かせた。
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その後アナウンスがあり、いよいよエターナルセレモニー会場へ。
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そして主催者ふたりが入場。
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素晴らしい演出の裏側で盛り上がるチャット枠だが、これもまたオンラインゲームならではの面白さ。エターナルセレモニーは「主催者ふたりの入場」「招待客へのあいさつ」「指輪の交換」という順番で進行し、参加者全員がリアルタイムでその時を共有することができる。
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指輪の交換が終了した後は自由時間に。歓談を楽しんだり、スクリーンショットの撮影する時間だ。
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激しいエフェクトで祝福…!?
もちろんこれだけではなく、自由時間の後の退場演出も用意。こちらの演出も必見で、最後は白いチョコボに乗って新しい人生を歩んでいきます。
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ただし、フレンドに「リア充爆発しろぉおお!」と攻撃されることも
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編集部では、取材のお礼とお祝いを兼ねて、絆を誓い合ったばかりの2人にピッタリの装備と部屋をプレゼントすることに。『FFXIV』は既にご覧いただいている通り、ビジュアルデザインが素晴らしく、今回はその魅力を最大限に活かすため、2人の専門家にご協力をお願いした。
■装備
まずは、柳原可奈子さんや渡辺直美さんのスタイリングを担当している、スタイリストの大瀧彩乃さんに装備をコーディネートしてもらった。
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●男の子
・ベルベティーンターバン
・セーラーシャツ
・セーラーブレー
・セーラーデッキシューズ
・ボアギャザラーリストバンド
※色味は全てアイスブルー
●女の子
・スプリングドレス
・コロナルストローハット
・スプリングスカート
・スプリングドレスシューズ
※色味は全てローズピンク
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ピクニックにでも出かけそうなイメージの爽やかなコーディネートです。女の子はフラワーのハットで思いっきりガーリーに。男の子はターバンを巻いてアクティブなイメージにしました。(大瀧)
■部屋
部屋は、全国各地から買い付けをした家具・雑貨を扱う「スタイルストアオンライン」店長の清水正樹さんにコーディネートしてもらった 。
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・グリダニアン インナーウォール×1
・ザナラーン フローリング×1
・シュラウド デラックスペンダントランプ×2
・ラノシアン フロアランプ×3個
・ザナラーン パーティション×2個
・御用邸の衣装箪笥×1
・シェラウド ブックシェルフ×1
・ブラインダーパーティション×2個
・シーブラグ×1
・ラノシアン ベンチ×1
・ラノシアン ソファー×1
・シェラウド ラウンドテーブル×1
・トンベリベッド×1
・ラノシアン ランタン×1
・スパイダープラントの植木×2
・ウォールクロノメーター×1
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幸せな2人の生活の住処を作るポイントとしては、「二人にとって居心地がよい空間」「コミュニケーションがとりやすい間取り」「一定のプライベート空間」の3点が重要です。まずは、コミュニケーションカラーである黄色の壁を採用し、床は自然なフローリング、ベンチとソファーをL字型に配置し会話が生まれやすい空間にしました。
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また、最初の2人暮らしにありがちなストレスをためないように、うまくパーテーションを活用し、視線の合わない空間を用意。今後のことも考えると、あまりものを増やしすぎず、すっきりシンプルにしたほうがよいですね。(清水)
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世界観がよく作られているゲームは、その世界でずっと遊んでいたいと思うものだが、少なくとも今回取材した2人は、間違いなく『FFXIV』という世界に生き、その世界を自分たちの遊び方で楽しんでいた。 この楽しみ方、そして面白さこそがMMORPGの魅力であり、ゆえにロールプレイングゲームなのだろう。
今回の取材では、その一面を垣間見ることができた。もし本稿をきっかけに『FFXIV』という世界で遊んでみたいと思った 読者が居れば、初心者向けの記事 も公開しているので、あわせてご覧頂きたい。