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Logitechのカマス・オーディオ・ラボ |
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Gaming Tech Dayと題して行われたツアー |
同社は2001年にLabtec社を買収して以降、この分野に力を入れてきましたが、最新の2つのヘッドセットには新開発の特許技術を用いたオーディオドライバー「Pro-G」を搭載。より幅広い音域でクリアな再生が可能となりました。7.1chのドルビーサウンドに加えて、「DTS Headphone:X」と呼ばれるサラウンド技術にも対応し、より臨場感の感じられるサウンド体験を実現しています。
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新開発の「Pro-G」オーディオドライバー |
サラウンドはどちらも5.1ch以上の出力に対応したゲームであればその威力を体験でき、Logitech Gaming Software(LGS)というソフトウェアから簡単に切り替える事が出来ます。筆者も双方を試したのですが、音の空間の広がり、音源の振りがDTSの方が遥かに明瞭になる印象です。DTSをゲームや映像に合わせてカスタマイズする設定も可能。FPSなど複数のプリセットが用意されていて、適用すれば更に効果は倍増。ゲーム毎の設定も既に20作品以上で提供されているようです。これらの上にイコライザーの設定もあります。
G633
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G933
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「G633」と「G933」の違いはワイヤレス対応の有無。「G933」ではUSBドングルのアダプター経由で2.4GHz帯での無線接続に対応し、より快適なゲーム環境を実現します。両機種ともに2つのデバイスからのアナログ入力が可能で、例えばゲーム機と携帯電話にそれぞれ接続すれば、ゲームをしながら電話の着信に対応するような事も可能です。「G933」の場合は無線接続がプラスされるため、3つのソースからの入力が可能ということになります。これによってかなり自由なプレイスタイルが実現できそうです。
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様々な接続方法が可能 |
LEDのライティング部分もLGSからカスタマイズ可能で、好みの色(1680万色が再現可能だそう)で演出できます。また、ロジクールが提供するキーボードやマイスのLEDを同色で統一するような機能も提供されます。さらに3つのキーがヘッドホンには搭載されていて、そちらもカスタマイズ可能です。
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ゲームは長時間遊ぶケースも多いため、快適性も今回の製品で追求された箇所だということです。耳の装着部分は通気性のある素材を採用し、装着した際の圧迫感を抑え、長時間の使用にも耐えうる作りとなっています。最終製品に至るまでに何十もの素材が試され、多くのプロトタイプが作られたそうですが、これらの設計のこだわりについては今後掲載予定の別記事で詳しくお伝えします。
ゲーミングブランド「Logitech G」のマーケティングマネージャーDoug Sharp氏は「イベントなどに出展する度に、次のフラグシップはまだか?と聞かれてきました。お待たせしました、機能もデザインも刷新した自信作です。是非ご自身で体験して、色々とカスタマイズして楽しんで頂ければと思います」と話していました。
日本の広報担当によれば、日本での発売はいずれも10月以降で、「G633」は20,130円(税別)、「G933」は24,130円(税別)での発売予定だとのこと。