胸への総タッチ数が目標未到達の場合、8月12日に発表するとの保険もかけられていましたが、そんな心配はまったくの杞憂。「タッチスターター」開始からわずか25分で規定数をクリアし、『オメガラビリンス』があっさり発表される結果に。また、後日「タッチスターターVer.2」がお目見えし、前回と比べ100倍以上の目標値を設定するものの、こちらも5時間かからず突破。本作と“胸”に対する意欲の大きさを思い知らされます。
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【ゲームの詳細はこちら】
・敵を倒すと“おっぱい”が膨らみ、その胸でアイテムを鑑定するローグライクRPG『オメガラビリンス』が半端ない
・ダンジョンで“下着”を拾うローグライクRPG『オメガラビリンス』おっぱいタッチ機能が多数判明、撫で回しもワシワシも可能
ですが実は、女の子の胸にタッチするという刺激的な「タッチスターター」よりも、ゲームの詳細が初めて明かされた情報公開第一弾の方が、遥かに大きな注目を集めていました。リツイート数だけ見ても、「タッチスターター」関連は100台ですが、8月20日の『オメガラビリンス』の記事のリツイートは3,600超え。“美少女の胸にタッチ”という実にキャッチーな試み以上に、ゲーム内容への関心が高い本作。それだけに、より『オメガラビリンス』を深く知りたいという方も多いのではと思います。
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そんな方々の声に応えるため、そして“敵を倒すとおっぱいが膨らむ”という大胆なシステムを取り入れたローグライクRPGな本作を作ろうと考えたのはどんな人物なのか知るため、『オメガラビリンス』のプロデューサーである、ディースリー・パブリッシャーの臼田裕次郎氏に直撃インタビューを敢行しました。
『オメガラビリンス』の製作に深く関わっている中心人物は、どのような理由で本作の企画を始動させたのか。社内で反対の声はあがらなかったのか。本作はどこまでやりすぎているのか。やはり“おっぱい”は好きなのか。そんな疑問の数々を直接ぶつけるインタビューとなっています。
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あと、本作の内容とは全く関係のない余談となりますが、インタビューを行ったこの部屋は『オメガラビリンス』のダンジョンと少しだけ似た要素を持っており、こちらでは“おっぱい”という単語を口にするたびに、臼田氏の胸が大きくなる不思議な効果が発動するようです。“おっぱい”に対するこだわりは、どこまで自分自身を巨乳にしてしまうのか。その経緯や結果も合わせてご覧ください。だが、男だ。
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これからのやりとりに緊張しているのか、はたまた自分の胸が大きくなることに警戒しているのか、その足どりがどこか慎重にも見えるのは気のせいでしょうか。そんな臼田氏に、まずはごく普通の日常会話から始めてみました。
──“おっぱい”はお好きですか?
臼田氏:はい、“おっぱい”は大好きですね。ちっちゃい“おっぱい”から大きいもの、中くらいまで。サイズに関わらず、本能的に好きですね。だって生まれた時、誰にも教えてもらってないのにしゃぶりつくじゃないですか(笑)。“おっぱい”が嫌いな人はいないんじゃないですか?
──確かに、“おっぱい”が嫌いだったら生きられませんよね(笑)。
臼田氏:その意味では、男女問わずですしね。みんな“おっぱい”大好きなんですよ。
──いきなりの質問に快くお答えいただき、ありがとうございます。既に“おっぱい”連呼で、今後が楽しみです(笑)。それでは改めて、よろしくお願いします。まずは、どのような立場で本作に関わっているのかをお聞かせください。
臼田氏:僕は『オメガラビリンス』のプロデューサーをしていまして、企画立ち上げも行いました。後は……エラそうにしているだけですね(笑)。開発会社のマトリックスさんをはじめとしたスタッフみんなを鼓舞しています。
──“おっぱい”のサイズに注文をつけたりはしますか?
臼田氏:あ、それはしますね。「この子の“おっぱい”はこうじゃないとダメだ」とか「この“おっぱい”の揺れはこうじゃないと!」とかですね。ゲーム自体ももちろんですが、“おっぱい”もプロデュースしています(笑)。
──やはり、こだわりも大きいんですね(笑)。では『オメガラビリンス』の企画が立ち上がった経緯や、きっかけなどに関して教えていただけますか?
臼田氏:いきなり“おっぱい”の話ばかりしてしまいましたが、僕自身がローグライクRPGが大好きで、そこに美少女を足したら面白いんじゃないかなと思ったのが、『オメガラビリンス』の企画を立ち上げたきっかけです。
でも初期の企画は健全男子が「おっ!」っと思う要素が今よりも薄く、そのままだとインパクトが弱かったので、開発のマトリックスさんと相談しまして、「強くなると“おっぱい”が大きくなると面白いんじゃない?」という話が持ち上がり、そこから“おっぱい”推しの企画になりました(笑)。
──“おっぱい”が物理的に成長していく、という観点が『オメガラビリンス』の原点なんですね。プレイ中に“おっぱい”が成長するというゲームは、確かに珍しい気がします。
臼田氏:“おっぱい”が印象的なゲームやアニメ、漫画などは、本当に沢山あると思います。ですが、徐々に大きくなったり、またちっちゃくなったりというのは、『オメガラビリンス』ならではかなと。
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──ダンジョンの中で敵を倒すと“おっぱい”が成長し、脱出すると元のサイズに戻るんですよね(笑)。
臼田氏:そうです。小さい“おっぱい”がコンプレックスのヒロイン「朱宮 愛那」は、何でも願いを叶えてくれる“聖杯”の力で、自分の胸を大きくしたいという夢があるんです。その聖杯を求めてダンジョンに向かうわけですが……道中ですでに胸が大きくなってるんですよね(笑)。
──ですがダンジョンを出てしまうと、元の“ささやかなサイズ”に。いっそダンジョンから出たくない、とか思ってしまいそうですね(笑)。
臼田氏:ダンジョンから出なければずっと大きいままですからね(笑)。
──それにしても、これだけ“おっぱい”を推しているゲームとなれば、賛否共に色んな意見が出たんじゃないでしょうか?
臼田氏:2014年に発売したPlayStation Vitaのゲーム『バレットガールズ』も、僕がプロデューサーとして企画を立ち上げました。このゲームは、女の子が着ている衣装を破壊できたり、「尋問特訓」というミニゲームで女の子を「ちくわ」や「はけ」などのいろんなアイテムで責めたりできるちょっと変わったセクシー要素があったので、社内的には、「ああ、また出たな」という受け止められ方でしたね。応援の声プラス冷ややかな目、みたいな(笑)。
──そんな複雑な反応が(笑)。『バレットガールズ』は、TPSに美少女を加えるという試みが斬新でしたが、改めて考えると『オメガラビリンス』とも通じる挑戦の姿勢ですね。
臼田氏:TPSは、普段あまりゲームをプレイしないユーザーにとっては、少し敷居が高いジャンルのような印象がありましたからね。可愛い女の子やセクシー要素を加えたことで、それまでTPSを遊んでいなかったユーザーさんにも触れてもらうことができました。
──その挑戦を、今度はローグライクRPGで行うと。
臼田氏:ローグライクRPGも、ちょっと難しそうな印象があると思うんです。でも『オメガラビリンス』は可愛い女の子が登場するので、ローグライクRPGをあまりプレイしたことがないユーザーさんにも興味を持っていただけるかなと。僕自身ローグライクRPGが好きなので、その魅力をできるだけ多くの方にアピールしたいんですよね。
もちろん、ローグライクRPGのゲームとしての面白さも追求しています。RPGなどを数多く手がけているマトリックスさんがRPG部分をしっかり作ってくださっているので、ローグライクRPGが好きなユーザーさんにも満足していただけるようなゲームになっています。マトリックスさんが持つローグライクRPGの開発経験と、僕や弊社がこれまで手がけてきたギャルゲーの知識や経験を生かして、これまでにない新たな一作を作ろうという意気込みで取り組んでいます。
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──ちなみに、マトリックスさんの反応はいかがでしたか?
臼田氏:最初はびっくりしていましたね。「ウチにこれ持ってきます?」みたいな(笑)。国民的レベルで有名なRPGシリーズなどにも関わった実績を持っていらっしゃる開発会社なので、まさかギャルゲーが来るとは思ってなかったんでしょうね(笑)。
──さぞ驚かれたことでしょうね(笑)。
臼田氏:ですが、マトリックスさんの中にも“そういうの”が好きな方もいまして、動き出してからは、むしろ僕よりもテンション高く、“色んなものをパンパンに膨らませながら”やってもらっています。
──パンパンに膨らませながら!?
臼田氏:あ、パンパンに膨らませるのはもちろん“想像”や“期待”ですからね?(笑)
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──「タッチスターター」という、他に類を見ない形で発表された『オメガラビリンス』ですが、わずか25分でクリアされてしまいました。この結果はさすがに予想外でしたか?
臼田氏:驚きましたね。まさか、みんながここまで“おっぱい”好きとは思いませんでした(笑)。第一弾の達成目標数「810,281(はい、“おっぱい”)」も、実施前はちょっと多すぎるんじゃないかという声があったんです。なので、もし目標数に届かなかったら、「みんなで頑張ってタッチしようね」と社内で話してました(笑)。
──そんな心配をされていたんですね(笑)。
臼田氏:少なくとも2~3日は持つんじゃないかなと考えていたので、「タッチスターター」を公開した直後は一段落した気持ちでいたんですよ。それなのに25分で達成となり、「ヤバイヤバイ」と慌てていました(笑)。
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──インサイドでも、「タッチスターター」に関する記事を書いている最中に目標を達成されてしまったので、慌ててリアルタイムで記事を書き直しました(笑)。そして第二弾となる「タッチスターターVer.2」では、桁数がぐっと上がりましたね。
臼田氏:みんな“おっぱい”が大好き、ということを学習したので(笑)、1億以上の目標を設定しました。これなら大丈夫だろう、どれだけ“おっぱい”好きが集まっても数日は耐えられるだろう、と。
──だろう、と思っていたら・・・。
臼田氏:5時間足らずで達成しました。これが本物の“おっぱい”だったらハレちゃいますよね(笑)。
──ひとり10回だとしても、1千万人以上が群がった計算になりますしね(笑)。
臼田氏:みんながどれだけ“おっぱい”好きなのか、改めて思い知りました!
──ところで『オメガラビリンス』発表に対して、どのような反響が届きましたか?
臼田氏:ユーザーの皆さんに期待していただいていると感じましたね。“おっぱい”に対してももちろんですが、キャラクターデザインを担当しているわだつみさんのイラストが可愛い、という評判も大きかったですね。あと「敵を倒すと“おっぱい”が大きくなる」という要素を発表した後には、「なんてくだらないんだ!(褒め言葉)」といった声もいただきました(笑)。
──かっこで“褒め言葉”付きのですね(笑)。
臼田氏:「いつものディースリー・パブリッシャーらしくていい」という有り難いお言葉も頂きましたし、開発がマトリックスさんということでゲーム部分の作りこみにも期待していただいている方も多かったようです
──キャラクターも好評、“おっぱい”好きの心も掴んでいる、そしてローグライクRPG好きにも期待してもらえた、と。嬉しいことばかりですね。
臼田氏:こんなにも大勢のユーザーさんに反応していただけるとは思っていませんでした。嬉しい悲鳴です。