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今回のハンズオンでは、ストーリーモードのクレア編および、バリー編のEp.1とレイドモードをプレイ。クレア編では収容所からの脱出、バリー編では島に到着したのち収容所への侵入が描かれていました。言語字幕設定は11種類、音声は6種類と豊富で、シリーズファンにはおなじみの英語音声/日本語字幕はもちろん、設定を逆にすることで吹替え映画/ドラマを見るような楽しみ方も可能です。また、据え置き版同様に難易度設定もできるため、クリアするのが難しければ難易度を下げることもできます。
ストーリーモードゲームプレイ
操作方法は大きく変わっていないものの、PS Vitaならではの直感的な機能がいくつか追加されています。例えば、画面左下を軽くタッチするとキャラクターがしゃがみこんだり、画面右下を長くタッチすると回復ができたりします。また、投てき物はLボタンで銃を構えてから画面右上をタッチすると瞬時に切り替わるため、とっさの判断でピンチを切り抜けることも容易になりました。
グラフィックはPS Vitaが携帯機である以上、完全再現とは言えず、据え置き機版を先にプレイしているユーザーには物足りなく感じるかもしれません。現に筆者はPS4版をプレイした経験があったので、若干の引っ掛かりは感じました。しかし、歴代PS Vita版タイトルという点からすれば間違いなく高水準。とくに、今作の敵であるアフリクテッドやレヴェナントなどの不気味さは健在で、おもわずクリアリングしながら進んでしまう恐怖もそのままでした。
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ただし、本作で少々気になったのがロード時間の長さです。今作では、カットシーンやエリア移動など様々な場面で読み込みを挟みますが、とりわけ各章スタート時がもっとも長く感じます。手軽さが売りのPS Vita版だけあって、すこしテンポを悪くしている要因になっています。ただ、今回プレイしたのは開発段階のモノだったこともあり、改善されている可能性は大いにあります。
据え置き機からPS Vitaにサバイバルの場を移した本作ですが、本編はもともとエピソディック配信形式を取っており、連続ドラマのように続きが気になる終わり方をしていました。コンパクトにまとまった各章は、数時間も続くわけではなく、やめどきがわかりやすいので、そういった点ではPS Vitaとの相性はいいのではないでしょうか。
レイドモードゲームプレイ
しかしながら相性という観点でいえば、もっともPS Vitaとマッチしていたのが「レイドモード」です。レイドモードは武器ドロップシステムや難易度選択、豊富なミッションにプレイアブルキャラクターとボリュームこそ膨大ですが、1つのステージがとても短い構成になっており、早いものでは5分程度で終わります。したがって、通勤通学の数十分でスキルを磨いたり、レア武器を探したりと手軽に遊ぶのに最適と言えるでしょう。
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PS Vita版『バイオハザード リベレーションズ2』は、9月17日発売予定。価格はパッケージ版が4,990円(税抜)、ダウンロード版が4,620円(税抜)です。なお、本作は据え置き機版で配信された既存のコンテンツをすべて収録しており、本編はもちろん、空白のストーリーを補完するエクストラエピソードやレイドモード用のDLCも含まれています。
記事提供元: Game*Spark