この体感型シミュレーターはプロトタイプであるため、今後のリリースについては未定とのこと。現場担当者によると、「リリースを考えるのではなく、体験を進化させていくためにどういったことができるのかを考え、新しいチャレンジをしていきたい」とのことです。
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◆現実とゲームを融和させる新しいチャレンジ
新しいチャレンジをしていく上で、今後は「現実とゲームが融和されていく」と担当者は言います。「グラフィックが現実に近づいていくのは当然」とした上で、それ以上の体験をユーザーに提供していきたいとのことです。その取り掛かりが、今回出展されている『グランツーリスモ6』の体感型シミュレーターです。
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以前の記事で紹介したように、このシミュレーターの挙動は実物そのもの。このシミュレーターの筐体は、プロレーサーも使用しているものだそうです。プロレーサーは視覚だけではなく、身体全体から感じる情報によってレーシングカーを操作するため、直進加速時の細かな揺れやコーナリング時の横Gなど、あらゆる挙動がリアルに再現されています。
また、運転操作音もリアルに再現されており、今回用意されている3つのモニターそれぞれからは、異なった運転操作音が出力されています。また、一人称視点での操作がメインでありながらも、今回のグランツーリスモのシミュレーターでは、三人称視点での操作も可能となっており、一人称視点の操作音とは異なっています。
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三人称視点の画面
体感型シミュレーター以外にも新しいチャレンジを行っていくとのことで、興味深い構想を聞くことができました。それは、「年に一度開催のFIA(国際自動車連盟)セレモニーで、オンラインプレイ優勝者を、実際のレーサーと一緒に表彰する」というもの。これも現実とゲームを融和させるひとつの考えのようで、次作となる『グランツーリスモSPORT』で予定がされています。ゲームを現実に近づけるというのではなく、現実とゲームがひとつになるという好例ではないでしょうか。
◆走りを感じる屋外ブースと壁一面のレースカー写真
この体感型シミュレーターのブースは屋外に設置されています。レースを体感するという意味において、絶好のロケーションです。ブース内の壁一面には、グランツーリスモに登場するレーシングカーの写真が壁一面に展示されています。各レーシングカーの写真には詳細な説明が添えられており、体感型シミュレーターの試乗を終えたあとに閲覧をするという楽しみもありそうです。
また、ブース内では、朝10時から2時間置きに、シリーズ最新作『グランツーリスモSPORT』のティザー映像が流れています。体感型シミュレーターの試乗を待つ間に、気持ちがどんどん高ぶってくるブース設計となっています。
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中央ゲートをくぐってすぐ右手にブースが
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東京モーターショーは11月8日(日)まで東京ビッグサイトで開催されています。プロトタイプの体感型シミュレーターを体験できる貴重なチャンスですので、ぜひ足を運んでみましょう。
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