1997年に発売された初代を皮切りに、ナンバリングタイトルを9作リリースしている『メダロット』シリーズ。このほかにも『DUAL』や『パーツコレクション』シリーズといった多彩な展開も見せており、アニメや漫画などのメディアミックスも実現しています。
そして、これまでの『メダロット』シリーズとはまったく異なるアプローチと挑戦を行うのが、『メダロット ガールズミッション』となります。本作には魅力溢れる美少女ばかりが登場し、そのビジュアルだけでもひと味もふた味も違います。またゲーム面においても、メダロッターの衣服をも吹き飛ばす「ハイパーフィニッシュ」と呼ばれる刺激的なシステムを搭載。まさに、目の離せない新作となりました。
これらの要素が発表された際には反響も大きく、また賛否が分かれる向きもありました。ファンの一部からは、「僕の知ってる『メダロット』じゃない」との声もあがっており、戸惑いや困惑を覚えた方も少なからずいる模様です。
『メダロット』によるバトルという核は同じものの、これまでにない切り口を盛り込んだのは間違いありません。シリーズの主流と比べてみると異色と見られてもおかしくない『ガールズミッション』には、どのような狙いがあったのか。そんなファンの疑問に、『メダロット』シリーズに深く関わるほるまりん氏が答えました。
ほるまりん氏は自身のブログにて、本シリーズは長く休眠していたためシリーズの再起動に気付いていない旧来のファンも多いと述べ、「いつものと毛色の違うガールズミッションが話題になって、シリーズ再起動を知らない方々にまで知られると良いなぁと、思うわけです」と、以前のシリーズ作を楽しんだ方々に再起動を知らせる狙いがあったことを明かします。
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確かに本シリーズは、2001年に『メダロット5』をリリースさせた後、ナンバリング第6作目となる『メダロットDS』が登場したのは2010年になります。約9年に渡る休止期間に離れてしまった方がいても、なんら不思議ではありません。『メダロット』が好きな方々に、「え、何? アレまだ続いてるの?」と伝える役割も担っている『ガールズミッション』。この狙いが実を結んだか、その結果は今後明らかとなることでしょう。
『メダロット ガールズミッション カブトVer./クワガタVer.』は、2016年3月10日発売予定。価格は、それぞれ5,800円(税抜)です。
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