色と時間を失って廃墟となった黄昏の古城を舞台に、目を覚ました主人公“ロゼ”と謎めく“巨人”を操り、古城からの脱出を目指す探索アクションゲーム『ロゼと黄昏の古城』。危険なギミックや不気味な敵を乗り越えるため、「茨の力」と「巨人の怪力」を駆使してロゼたちは進みます。

発売がいよいよ来週へと迫ったので、これまでに明らかとなったゲームの基本情報をおさらいすると共に、物語中でロゼが発見する“研究日誌“やロゼが探索することになる古城のステージについて紹介します。

気付けばそこは時を失った古城。崩れた地下牢で目覚めたモノはふたつ。
呪われた茨を背中に宿した少女、ロゼ。
丸くて大きくてぐるぐるした怪力、巨人。
2人は助けあいながら古城を進む。
この先に残酷な運命が待ち受けていることを、少女はまだ知らない――

■ロゼ
崩れた地下牢で気を失っていた少女。気がついたら背中に呪いの茨が生えていた。普段は修道院に住んでいる。危険な古城から逃げ出して、おうちに帰りたいと願う。しかしロゼと古城には少なからぬ因縁があったようで、その過去がロゼを残酷な運命に導いていく。
■巨人
古城の奥深くにねむっていた巨人。崩れた壁からはみでていたところを、ロゼがよみがえらせる。顔がぐるぐるしていて、何を考えているのかわからないが、ロゼの味方でいてくれる。きっと心優しいのだろう。かなり古い年代に作られもののようだ。手触りはしっとりしている。いろいろと謎がおおい生き物(?)。
■いばらの研究日誌03
茨に呪われたものは、吸色の力をある程度コントロールすることができる。狙ったものから色を吸うこともできるし、逆に”色のないもの”に色を与えることもできる。
色を与えられたものは、時を取り戻す。まるで時を失っていたことなどなかったかのように、時を失う前の動きを再開する。
色を吸い取り、色のないものに与える力…これは一体なんのためにある力なのだろうか…
■いばらの研究日誌05
最近の私は死ぬことを繰り返している。はじめは恐ろしかったが、だんだんと慣れてきた。茨の力を使って死ぬ方法も編み出した。自分の血に茨の力で働きかけるのだ。
働きかける意志が強ければ強いほど、私の血と、茨は反応する。繰り返し死んでみてわかったがどうやら私は不死らしい。死んでも死んでも、あの場所で蘇る。あの場所には、いつも不思議な光を放つ蕾がある。あれが死んだ私を作りなおしているのだろうか…
まるで、破れた衣服を繕うように。壊れた玩具を、無理やり修復するかのように。何度も何度も…
■ゲーム概要

主人公“ロゼ”が目覚めたのは、色と時間を失い、廃墟となってしまった古城。不気味な静けさに包まれた“黄昏の古城”に一人取り残された少女は、不安を抱えながら、この謎の古城の探索を始めます。その先に、少女が何を見て、どのような運命をたどるのか──それはまだ誰も知りません……
■ロゼと巨人の力
●茨の力―ロゼの力―

廃墟を進むロゼはあることに気づきます。それは、この色と時間を失ったはずの古城の中で、唯一“赤いもの”だけに時間が流れているということ。そして、ロゼの背中に生えた大きな茨には、この“赤(血の力)”を奪い、他のものに移し替える力があるということでした。ものの時間を操るこの力を頼りに、少女は古城を進みます。
血の力を奪い、与える“茨の力”。なぜロゼがそんな力を持っているのか、そもそもこの茨はなんなのか、その秘密は古城に隠されています。
●怪力―巨人の力―

古城の奥深くでロゼは奇妙なものに出会います。それは崩れた壁からはみだしていた大きなぐるぐる。巨人をよみがえらせたロゼは、彼と一緒に古城の探索を始めます。持ち前の巨体を活かした怪力でがれきをどかしたり、頑丈な体で茨の中を突き進んだりと、彼の力は非力なロゼにとって、非常に大きな助けとなるでしょう。
時にはロゼから離れ、巨人1人で行動することも。か弱いロゼに代わって先へ進み、道を切り開きます。
■ギミック

古城を進む、ロゼと巨人。少女たちは古城に仕掛けられた様々な仕掛けを見つけます。ものを遠くまで飛ばす投石器や襲いくる不気味な甲冑、果ては巨大な食虫植物まで……多種多様な仕掛けがロゼの行く手を阻みます。二人は時にそれを避け、時にそれを利用しながら先へ進みます。

ギミックはステージに設置されているものばかりではなく、中には、ロゼ自身が持ち運ぶことができるものも。巨人と違い、非力なロゼですが、軽い物なら自分で持ち運ぶことができます。茨の絡まったジョウロは、血の力を液体にして出すことのできる不思議なアイテム。時を失った植物にこの液体を与えると…?
■血の記憶

先へ進むため、ロゼはやむなく人の血から赤を吸い取ることになります。突如として、目の前に見える真っ赤な光景──それは、その血に秘められた過去の記憶でした。なぜ古城は色と時間を失ってしまったのか? なぜロゼの背中に呪いの茨があるのか? 血に秘められた記憶により、古城の過去が少しずつ紐解かれていきます。
■血の封印

数々の仕掛けを乗り越え、二人がたどり着いた先にあったのは、大きな扉とそれを封じるように絡み付く茨。そして、その封印の上には恐ろしい拷問器具――「血を捧げよ…」と、不気味な声が少女に決断を迫ります。
■ステージ
●地下牢
古城の奥深くロゼが目覚めたこの地下牢は、罪人を戒めるだけでなく薄暗い秘密も抱えています。

●中庭
かつては壮麗な中庭も、茨に荒らされ異形の楽園と変わり果てました。

●図書館
この地の知識と歴史を集めた書庫を守る、老いた巨体の司書がそこに。ロゼ思いの心優しい司書は変わり果てた姿で、ロゼと対面を果たすことになります。

『ロゼと黄昏の古城』では、パッケージ版の販売に向け、様々な特典を同梱した「初回プレミアムBOX」が用意されます。
■「初回プレミアムBOX」

●豪華三方背BOX
ディレクター・古谷優幸による描き下ろしボックス。
●アートブック
本タイトルのイラストやイメージボードなどが多数収録されたアートブック。
(サイズ:12.5cm×15cm ページ数:36ページ)
●オリジナルサウンドトラック
杉江一氏が作曲したゲーム内楽曲を収録したサウンドトラック。
●描き下ろしラバーストラップ「ロゼ」
描き下ろしのオリジナルイラストを使用した、「ロゼ」の可愛らしいラバーストラップ。
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
『ロゼと黄昏の古城』は2016年4月26日発売予定。価格は、通常版が4,298円(税込)、ダウンロード版が3,086円(税込)、初回プレミアムBOXが6,458円(税込)です。
(C) 2016 Nippon Ichi Software, Inc.