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■『Rez Infinite』
開発:モンスターズ、レゾネア ジャンル:リズムアクション 価格:3,400円(税込)
●Destructoid: 95/100
- このシリーズがどのように続いていくのかはあずかり知らぬところだが、個人的には嬉しく感じる。もともとはセガハードに向けた独占タイトルではあったが、のちにMicrosoftに渡り、ソニーへとたどり着いた。その更なる行き先がどうなるかは分からないが、筆者はもっと『Rez』を遊びたい。
- もし「PS VR」を持っていなくても、『Rez Infinite』は見かけとは微妙に異なるゲームプレイ体験を得られる、古典的カルトゲームの最高の完全版足り得る。ただし、もし「PS VR」を持っているのであれば、バーチャルリアリティーの「ドハまり感」というものをはっきりと垣間見ることができるだろう。
- 色褪せないゲーム性、ビジュアルと音楽が融合したシューティングゲームのオールタイム・ベスト作品に新たなステージとVRオプションが加えられ、その没入度は引き上げられた。
Metacritic平均点:91点
■『Job Simulator』
開発:Owlchemy Labs ジャンル:シミュレーション 価格:29.99ドル(税込)
●Playstation Universe: 80/100
- 満足感のあるゲームプレイとぶっきらぼうな魅力には束の間の楽しさが感じられる。本作は「PS VR」の早期に躍り出てきた傑作だ。
- 本作で遊べる単純労働には、ユーモアとマヌケな小道具による不条理感が詰め込まれている。魅力的なオブジェクトやガジェットへ手を伸ばしていくゲームプレイには、「PS VR」のモーショントラッキングの限界を試すような側面がある。たまにイラっとする部分もあるのだが、それでもやりがいはあるし、試す価値はある。
Metacritic平均点:74点
■『Battlezone』
開発:Rebellion ジャンル:アクション 価格:6,372円(税込)
●Playstation Universe: 80/100
- 『Battlezoe』はチームワークや戦略性、効率的なアップグレード要素などが重要な4人協力ゲームとして優れたタイトル。すべての「戦車ゲーム」の母とも言える存在がバーチャルキャタピラ音を鳴り響かせながらいよいよ帰ってきたのだ。
- 『Battlezone』はアーケード版に忠実でプラットフォームを活かしているし、完璧に整ったゲーム性を体験させてくれる。みんなも一部VRタイトルにはいろいろ言いたいこともあるだろう。高難度なソロプレイに微妙なAI、反復的なミッションは邪魔ではあるのだが、友達と遊ぶVR版『Battlezone』は新時代のやり方でノスタルジックな刺激を味わわせてくれる。
Metacritic平均点:64点
■『RIGS: Mechanized Combat League』
開発: ソニー・インタラクティブエンタテインメント ジャンル: 対戦型ロボットアクション 価格:7,452円(税込)
●Destructoid: 85/100
- 『RIGS』には完全に面食らった。将来的なパッチで解決する部分(ほとんどはコンテンツ不足に関わるもの)もあるのだが、世に出たVR作品の中でもベストタイトルと言える象徴的存在ではあるし、「PS VR」以外にも展開していく。筆者にとってはもっとも妥当なVRゲームと言えるかもしれない。
- 『RIGS』はVRヘッドセットで酔わないゲーマーのためだけのタイトル。マップやゲームモードのことを言えばコンテンツ不足であるし、オフラインプレイは決して良くはない。とは言えども、奥深くてやりがいのあるゲームであり、中毒性も高く『タイタンフォール』以来の傑作だ。
- 『RIGS』の操作感は超一流と言えるし、不快感や反復的なアナウンサーを除けばそのアリーナは競技性にのめり込める華やかな遊び場だ。しかし『RIGS』の細かな点について言えば、最初のシーズンを遊んだあとにプレイし続けるための正当な理由は見つけにくい。VRシューターを作り上げるにあたって『RIGS』は素晴らしいお手本ではあるのだが、そこから「シンプルイズベスト」という名文句を学ぶ必要もある。
Metacritic平均点:76点
■『Until Dawn: Rush of Blood』
開発: ソニー・インタラクティブエンタテインメント ジャンル: ホラーシューティング 価格:2,160円(税込)
●GamesRader+: 80/100
- ぞっとするような恐怖感が素晴らしい。『Until Dawn: Rush of Blood』は君の“求めるもの”、そしてVRホラーに対して“求めていないもの”を同時に与えてくれる。さあさあこちらへどうぞ……ケタケタ笑う、血まみれの遊園地へようこそ。
- 本作はだいたい1時間半くらいでクリアできるし、2つのステージで数種類の別ルートをアンロックすることもできるのだが、それらはだいたい同じ作りのようなものだ(アレンジこそ違うが)。『Rush of Blood』のゲーム全体にはなんとも不気味な雰囲気が漂っているが、シンプルなアクションと酷い敵、予測できてしまう戦闘に満ちたありがちなゲーム性は、その孤独感の手助けにならない。
Metacritic平均点:71点
■『Driveclub VR』
開発: Evolution Studios ジャンル: レース 価格:5,292円(税込)
●IBTimes UK: 70/100
- バーチャルリアリティーレーシングには凄まじいポテンシャルがある。しかしながら、レーシングゲーム自体ビジュアルを楽しむ部分が多いゲームではあるなか、『Driveclub VR』は新鮮な臨場感を与えてくれるにも関わらず、その部分に欠けている。
- 新たにアップデートされた本作は「PS VR」のキラータイトルと言うよりも、微妙なビジュアルで限界点をぶちまけてるような感じだ。少なくともPS4 Proがリリースされるまでは。
Metacritic平均点:63点
■『Headmaster』
開発: Frame Interactive Studio LLC ジャンル: パーティー/スポーツ/パズル 価格:19.99ドル(税込)
●Playstation Universe: 80/100
- 『Headmaster』はシンプルかつ愉快で、設定されている目標もダークユーモアとシュールな特訓を楽しめるようなものトラッキングコントロールも精巧で、ヘディングに成功するたびに凄まじい満足感を得られる。
- 皮を剥いでしまえば『Headmaster』はシンプルなゲームなのだがよく出来ているし、その楽しさを気楽なやり方で上手く詰め込んでいる。ローンチタイトルとしての目標は果たしているしチャレンジ性もそれなりにある。しかし、ゲームプレイに要求される「ヘッドセットの正確性」は再現しづらく、非常に設定しにくい。
Metacritic平均点:72点
■『バットマン:アーカム VR』
開発: ワーナーブラザース ジャパン ジャンル: アドベンチャー 価格: 2,678円(税込)
●Gameplanet: 80/100
- シナリオには満足感があるのだが、個人的には最初の80分までのプレイ時間の中で、『Arkham VR』はボリュームが少なくとてもシンプルなものに感じられた。しかしながら、もし君が壮観な眺めと友達とプレイしやすいタイトルを探しているのであれば、30ドル程度の価格の価値はあるだろうと思う。
- バットマンを『Akrham VR』に現したのはRocksteadyの世界観を密接に体験させるため、そしてシンプルなミステリーを解かせるための最良の手段だが、バットマンの精神と肉体からかけ離れたプレイヤーの周りに広がるキャラクターは、どうにも凝り固まっているしアクションにもあまり応答してくれない。
Metacritic平均点:73点
■『Here They Lie』
開発: ソニー・インタラクティブエンタテインメント ジャンル: ホラー 価格: 19.99ドル(税込)
●Game Informer: 80/100
- メインキャラクターを巡って展開するシナリオには不満が残るのだが、本作の地獄のような世界観に堕ちること自体は、個人的には価値があると思う。気怠く刺激的な環境、ダークなトーン、恐ろしい印象はきっとVRゲームの範疇を超えた枠外でも一際目立つように感じられる。
- 我々が期待するもの、そしてVRに対して感じる恐怖感すべてが詰め込まれている。カリスマ性の高いゲームではあるが、確かに混乱する部分もあるし、霧がかかった感じもする。
Metacritic平均点:60点
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おおむね60点台から80点台を平均とする結果となりましたが、その中でも『Rez Infinite』や『RIGS: Mechanized Combat League』の評価は高く、前者に関してはMetacriticの「2016年にリリースされたPS4タイトル」で、PLAYDEAD開発の『INSIDE』と並んで1位を獲得するほど。今後のリリースタイトルにもますます期待が高まります。