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ニンテンドースイッチ向けの完全新作ソフトとして発表された『OCTOPATH TRAVELER』。本作は、『ブレイブリーデフォルト』開発チームが手がけており、2017年1月13日の初披露以来、多くのゲームファンから高い関心を集めています。
こちらでは、9月14日に行われた「Nintendo Direct」にて明かされた本作の続報や、先行体験版のプレイを通して判明した要素など、『OCTOPATH TRAVELER』に関する発表や情報などを一挙まとめてお送りします。新発表があるたびに更新する予定なので、本作が気になる方は定期的にチェックしてみてください。
なお、まとめた情報の一部は体験版の仕様を元にしているため、製品版とは異なる場合もあります。その点にはご注意ください。
◆世界観や特徴など
■コンセプト
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物語の舞台となるのはオルステラ大陸。
主人公は8人の旅人たち。
きみはその1人として、この世界を自由に旅することができる。
生まれた場所も、旅の目的も、そして特技も異なる8人──
果たしてきみは、どのようなどのような旅を体験するだろうか?
旅立とう、きみだけの冒険へ──
■本作の特徴
・主人公は、出身地も職業も目的も異なる、8人の旅人たち。
・どこから旅をはじめ、どこへ向かうのか、すべてはプレイヤー次第。
・プレイヤーが「どこへ向かうか」だけでなく、「いかにロールプレイするか」が、物語を深く楽しむための要素のひとつ。
・3DCGとドット絵、独特なエフェクトを組み合わせる「HD-2D」で、幻想的な世界を表現。
◆主人公について
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・本作には8人の主人公がおり、その中から1人を選んでプレイする。
・残りの主人公たちを仲間に加えることができる。誰をどのタイミングで仲間にするかは、プレイヤーの自由。
・8人の主人公には、それぞれ固有の「フィールドコマンド」を持つ。
・「フィールドコマンド」は、サブイベントをクリアするために使う場合も。
・別の主人公を仲間にすると、該当する「フィールドコマンド」が使用可能に。(例:プリムロゼを主人公にすると「誘惑」が使える。オルベリクを仲間に加えた後は、「誘惑」と「試合」が使えるようになる)
【剣士:オルベリク・アイゼンバーグ】
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山々に囲まれたハイランド地方にある、小さな村に身を寄せている“剣士”。かつて王国で“剛剣の騎士”と呼び称えられたが、ある戦乱で敗北を喫し、敬愛する王と国を失う。
「俺は、なんのために剣を振るえば……」
そんなある日、思いがけず1人の男の名を耳にする──
■フィールドコマンドコマンド「試合」
・オルベリクのフィールドコマンドコマンドは「試合」。
・ほぼ全ての住民にバトルを挑むことができる。挑めない相手もいる。
・試合を挑む前に、相手のおおよその強さを確認可能。。
・試合に勝つと、経験値やアイテムなどを入手。
・試合に勝つと、相手は目を回して倒れる。道を塞いでいた場合は、先に進めるようになる。悪人を見つけて成敗することもできる。
・試合中に逃走することも可能。
■「剣士」のアビリティ
剣士にふさわしい物理攻撃力に優れており、アタッカーとしてパーティーに貢献。また、強力な剣技で敵をなぎ倒していくだけでなく、自らが盾となり、敵の強力な攻撃からパーティーを守ることも可能。
【踊り子:プリムロゼ・エゼルアート】
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砂漠広がるサンランド地方にある歓楽街で“踊り子”として暮らしていた。しかし本当は、有力貴族エセルアート家の令嬢である。踊り子に身をやつしながら、ある男を捜している。
「カラスの入れ墨……お父様を殺した男……!」
そんなある日、酒場に現れた1人の男に目を奪われる──
■フィールドコマンドコマンド「誘惑」
・プリムロゼのフィールドコマンドコマンドは「誘惑」。
・成功すると住人を連れ回せる。
・誘惑対象は、同性・異性を問わない。
・誘惑できない相手もいる。
・誘惑には成功率があり、失敗すると関係性が悪くなる。
・誘惑する際に、大まかな強さや得意技も確認可能。
・誘惑して連れている住人は、戦闘中のコマンド「加勢」でバトルに参加。
・捜し人を見つけて連れてきたり、特定の場所に連れていくといった使い方も。
・誘惑で連れていける住人は1人。新しい住人を連れていく場合、前の住人と別れてしまう。
■「踊子」のアビリティ
様々な舞で、様々な能力を上げるサポート役としてパーティーに貢献。また、舞の中には攻撃魔法と同等の効果を持つものもあるため、攻撃から援護まで一手に引き受けることができる。
【商人:トレサ・コルツォーネ】
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君は、中つ海望むコーストランド地方の港町で両親が営むよろず屋で"商人"として働いていた。君はいつも、海を見つめながら考えていた。自分がしたいことって?本当に手に入れたいものは何?
「あの水平線の向こうには、何があるのかな?」
そんなある日、君の前に一隻の商船が現れる――
■フィールドコマンド「買取る」
・トレサのフィールドコマンドは「買取る」
・町の人々の持ち物を「買取る」ことが可能。
・店では売っていないアイテムを「買取る」で手に入れることも。
・特定のアイテムが無くて困っている人に渡してあげることもできる。
■「商人」のアビリティ
お金を使って傭兵を呼び出したり、仲間にBPを分け与えたりと、状況に合わせた柔軟な戦い方が可能。自身のHPとSPを回復させるアビリティを持っているため、道具の消費を抑えることもできる。
【薬師:アーフェン・グリーングラス】
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君は、小川せせらぐリバーランド地方にある小さな村で"薬師"をしている。君には、幼い頃に命を救ってくれた恩人がいた。代金を求めず薬を置いて去った、旅の薬師だった。
「あの人みたいに、大陸中の人を救ってやりてえんだ…!」
そんなある日、未だ旅立てずにいる君に、友が語りかける――
■フィールドコマンド「聞き出す」
・アーフェンのフィールドコマンドは「聞き出す」
・町の人々に対して様々な情報を「聞き出す」ことができ、通常の「話す」では知りえない情報を得る。
・町のショップで有利な情報を得たり、隠されたアイテムの在処を知ることができる。
・表では語られない人物像を知ることも。
■「薬師」のアビリティ
HPを回復するものや、状態異常を回復させるもの、味方を蘇生させるものなどの薬師らしいアビリティはもちろん、斧を使った強力な攻撃技もあり、回復役としてもアタッカーとしても活躍することができる。
◆ゲームシステム
■基本操作
・Lスティックまたはその下にある4つのボタンで「移動」。
・Aボタンは「決定」。Bボタンは「キャンセル」。Xボタンは「メニュー」。Yボタンは「フィールドコマンド」。
・フィールドを移動中、Bボタンで「ダッシュ」と「歩き」を切り替えられる。
■バトルシステム
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・戦闘は、ターン制のコマンドバトル。
・攻撃にはそれぞれ属性がある。
・「短剣」や「剣」といった武器種のほかに、「闇属性」なども。
・プリムロゼのアビリティ「月夜の詩」などが「闇属性」。
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・本作のバトルには、「コマンドブースト」というシステムがある。
・コマンドブーストとは、ターンの経過で溜まる「ブーストポイント(BP)」を使用することで、戦闘を有利に展開するシステム。
・「BP」を消費して「ブースト」することで、「アビリティ」の威力を上げたり、「たたかう」が連続攻撃になるなどの効果が得られる。
・「ブースト」は、最大3段階まで可能。
・敵の弱点属性で攻撃すると、敵の「シールドポイント」を削ることができる。
・「シールドポイント」が0になると、敵は「ブレイク」状態に。
・「ブレイク」状態の敵は防御力が大幅にダウン。
・コマンドブーストで弱点属性の攻撃を複数回行うと、それだけ早く行動不能にできる。
・「ブレイク」状態にしたターンでコマンドブーストを使うことで、より大きなダメージを与えられる。
■バトルジョブ
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・ある条件を満たすことで、バトルで使用するジョブをもうひとつ装備できるようになる。
・どのキャラにどのジョブを装備させるかで、戦略の幅が広がる。
・選択したジョブによって、装備できる武器のバリエーションが増える。
・ジョブを組み合わせることで、例えば「剣士が薬師のアビリティを覚える」といったことも可能。
■アビリティ
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・バトルで使用する「アビリティ」は、プレイヤーの好きな順番で覚えることが可能。
・扱いやすいアビリティから修得したり、消費SPの高い強力なアビリティから修得したりと、キャラクターの育成方針もプレイヤーの好みでチョイスできる。
■セーブ
・緑の帽子を被った旅人に話しかけるとセーブできる。
・旅人は、街やフィールド、ダンジョンの中などにいる。
■オプション
・ボイスは「日本語」と「英語」が選択可能。
・音量調節は「ボイス音量」「BGM音量」「SE音量」の3項目。
・振動する/しないも選択可能。
◆製品情報
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・発売時期:2018年7月13日(全世界同時発売)
・対応ハード:Nintendo Switch
・価格:6,800円(税抜)
・メーカー:スクウェア・エニックス
・ジャンル:ロールプレイング
・対応コントローラー:Nintendo Switch Proコントローラー
・プレイモード:TVモード、テーブルモード、携帯モード
・プレイ人数:1人
・2017年9月14日に先行体験版の配信を開始
◆体験版アンケートによるフィードバック
■歩く/走るの切り替え方法を変更
Bボタンで行っていた切り替えを、スティックの傾けによって自動的に切り替え。
■Bボタンでさらに移動速度アップ
Bボタンを押しっぱなしにすることで、更に速く走れるように。その代わり、フィールドやダンジョンでのエンカウント率が上昇する仕組みになっているとのこと。また、ファストトラベル機能を追加。
■画面表示に関する改善点
歩けるルートをより見やすくするために、床と壁のテクスチャの色味を調整し、目印となるオブジェクトを配置。「行先レーダー機能」や、明度・エフェクトの調整機能などを搭載。
■ユーザーインターフェースの改善点
デフォルトカーソル位置を調整。セーブデータ数は、オートセーブ枠を含めて10個にする予定。ヘルプテキストの文字の小ささも改善。
■イベントシーンの改善点
イベントスキップの追加。メニュー画面から、過去のイベントをもう一度見られる機能を搭載。テキストの表示速度を調整し、オプションで変更可能に。
■バトルについて
バトルバランスは、「歯応えはありつつ、面倒なものにはならないよう調整中」とのこと。
※フィードバックとして発表した内容は、ごく一部とのこと。
◆映像
◆関連リンク
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