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「東京ゲームショウ2017」初日となる9月21日、KLabGamesブースのステージでは、スマートフォン用のオリジナルゲーム2タイトルが発表されました。(ゲームの概要や発表内容はこちら)
そのうちのひとつである『Project PARALLEL』は、KLabとKADOKAWAがタッグを組んだメディアミックスプロジェクト。コンセプトとして掲げられている「魔法×アイドル」とは? KLabの北牧涼輔プロデューサーと、KADOKAWAの横山憲二郎プロデューサーにお話をうかがいました。
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左からKADOKAWAの横山憲二郎氏、KLabの北牧涼輔氏
――横山氏はKADOKAWAのゲーム原作開発編集部で編集長をされておられますが、どういった業務をされておられる部署なのかをお聞かせください。
横山:ひと言でいえば、ゲームメーカー様と組ませていただいて、いろいろなことをさせていただく部署です。主に、シナリオやイラストの制作を役務としてさせていただくことが多いです。
――ありがとうございます。今、アイドルもののスマートフォンアプリは人気作も多く存在し、いわば群雄割拠という様相かと思います。あえてそこに飛び込んでいくことの勝算をお聞かせください。
横山:勝算といいますか、他社様の作品と違ったところでいいますと、最新情報発表でも打ち出させていただいた「魔法×アイドル」という要素が本作ならではの特徴であり、大きな魅力になると思います。そこを楽しみにしていただければ。
北牧:二つの要素を融合し、いい感じに落とし込めそうだという手ごたえを感じているところです。この「魔法×アイドル」は物語や世界設定というだけでなく、システムにも関わってきます。
――プロジェクト名にもある通り、パラレルというのが本作の物語を知るうえでのキーワードになるのでしょうか。
横山:そうですね。本作では魔女と呼ばれる子たちがいて、アイドルのような活動をしている……というのがカギになります。
――魔女がいるということは、魔法も存在するということですよね。
北牧:はい、そうなります。
――本作における魔法は、どういう理由や目的で存在するのでしょう。また、主人公が彼女たちにとってどういう存在となるのかも気になります。
北牧:すみません、それはまだヒミツとさせてください!
――本作はスマートフォンアプリではなくメディアミックスプロジェクトという形で発表されました。ゲーム以外のメディア展開も考えておられるのでしょうか。
北牧:構想はいろいろと練っています! みなさんといっしょにこの世界で遊んで、いっしょに盛り上げていく――そんなプロジェクトにできればいいなと考えています。いろいろなメディアに展開していくとしても、その過程で……という感じです。弊社ではゲームの海外展開にも力を入れておりますので、ゆくゆくはそうした展開も視野に入れられればいいですね。
横山:弊社ではライトノベルやコミック、アニメを展開しておりますので、そういったゲーム以外のメディアでも展開していければと思っております。
――そうした展開の一環としては、ライブの開催なども期待がかかります。
横山:楽曲制作にビクターエンタテインメントさんが入ってくださっていますので、とてもしっかりした曲をお届けできると思いますし、ビクターさんはライブに関するノウハウや実績もお持ちですから、ぜひ開催できたらいいですね。僕や北牧さんも音楽が好きで、制作から一歩離れたところでも、音楽の話題で盛り上がったりしていますし。「魔法×アイドル」というテーマは楽曲にも反映されていますので、どういう曲にしあがるか、楽しみにしてください。
――ファンタジックな曲もあれば、アイドルソングもあり……といった感じでしょうか?
横山:どちらかというと、二つの要素を両方取り入れた曲作りにチャレンジしているんです。「これって、魔法っぽいけどアイドルっぽくもあるよね」と思っていただけるような曲を作りたいです。もちろん、曲毎に幅はあると思うのですが。
北牧:曲数も、かなりの数を用意する予定です。
横山:シルエットではありますが、キャラも20人発表させていただきましたしね。
――それでは最後にひと言ずつお願いいたします。
北牧:新しい座組で、これまでにないシナジーが生まれています。来年3月に続報を発表する予定ですので、ご期待ください!
横山:この『Project PARARELL』をみなさんといっしょに育てていければと思います。温かく見守っていただければうれしいです!
――ありがとうございました。続報を楽しみにしています。
(C) KLabGames / KADOKAWA