希少武器を使えないままゲームクリア
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有用な効果を持つ武器や、伝説として語り継がれる武器なども多数登場し、どのように使いこなすかで戦況に大きな影響を与えます。1度で2回分攻撃できる「勇者」シリーズや、前述のグラディウスも含む三種の神器など、敵が持てば恐ろしく、入手できれば頼もしい武器も本シリーズの魅力のひとつ。
しかし一部の例外を除いて、伝説級の武器も消耗していくのが『ファイアーエムブレム』です。使えば強力だけども、使うとなくなる。限られているからこそ、その運用にもプレイヤーの個性が現れます。その結果、もったいなくて倉庫にしまったままエンディングを迎えてしまった方も少なくありません。
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クリア直前に自軍の備蓄を確認すると、メリクルやグラディウス、パルティアといった三種の神器、ドラゴンキラーにデビルソードなど、豪華な武器の数々が並ぶことも。そして各キャラが持っているのは、鉄や鋼の武器ばかり。
ゲームをクリアした後に使う機会なんてないのに、それでも希少な武器やアイテムを取っておいてしまう性。来年リリースされる完全新作でも、同じことを繰り返してしまう予感を覚えます。
『ファイヤーエンブレム』じゃないから! タイトルの誤表記が見過ごせない
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本シリーズにおける正式名称は『ファイアーエムブレム』。ですが、『ファイ“ヤ”ーエ“ン”ブレム』と間違って表記されてしまうケースも多々あります。ただの誤字、もしくは勘違いなのでスルーすればいいだけ…と分かっていても、つい「『ファイアーエムブレム』だから」と一言添えてしまいたくなるのも、シリーズファンの性でしょう。
ちなみに、25週年を記念して出版された書籍「メイキング オブ ファイアーエムブレム」にて、なぜ『ファイヤーエンブレム』ではないのかが解説されています。『ファイアーエムブレム』シリーズを作り続けてきたインテリジェントシステムズの代表取締役会長・北西亮一氏曰く、「“ファイアー”に関しては、任天堂が商標で持っていたのが大きいです。“エンブレム”に関しては、とある釣り具屋さんに使われていて使えなかったんです」とのこと。また、タイトルを大きく変えたくなかったため、“ン”を“ム”に変えることで、今のタイトル名に落ち着いたと明かしています。
事情が異なっていれば、本シリーズは『ファイヤーエンブレム』になっていたかもしれませんが、それはあくまでifの話。今後も、『ファイアーエムブレム』を楽しみ、遊び続けていきたいものです。
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今回選んだ「あるある」の中でも、個々人にとって思い入れの度合いは大きく異なることと思います。そこで、今回の記事の締めくくりとして、「あるある」アンケートも実施させていただきます。あなたにとって一押しの「あるある」に投票してみてください。この結果は、後日報告いたしますのでお楽しみに!