
今年のG-STARでは、300ブースもの広大な展示エリアに出展した企業が2つあります。1つがメインスポンサーでもあるNEXONのブースであり、もう1つがActoz Softという企業のブース。NEXONが今年試遊に力を入れ、そのブースのほとんどを試遊台で埋め尽くしたのに対し、Actoz Softのブースは正反対で、そのブースのほとんどをe-Sportsのステージと視聴エリアに利用しており、その対照的な展示が大変印象的でした。


今回はそんな、Actoz Softのブースの様子と、そこで開催されていた"Global eSports Tournament" WEGLにスポットを当て、ご紹介します。
◆そもそも、Actoz Softとは?
Actoz Softは、韓国に本社を置くゲームの開発会社であり、日本でも展開され10年以上の歴史を持つ『トキメキファンタジー ラテール』などのオンラインゲームを開発しています。また、スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』の韓国版の運営なども手がけています。
◆1年かけて行われたe-Sportsトーナメント「WEGL 2017」、G-STARで遂にファイナルへ
WEGLとは、"World eSports Games & Leagues"の略で、Actoz SoftとEyedentity Entertainmentが主催する世界規模のe-Sportsトーナメントです。"eSports for Everyone"をスローガンに掲げており、2017年が初の開催となります。
今年の2月から10月にかけて、関連するリーグ戦やイベントなどが何度も開催され、このG-STAR 2017で1年の総まとめとしてファイナルトーナメントが行われました。
『StarCraft』、『Overwatch』、『Hearthstone』、『CSGO』、『Minecraft』、『NBA 2K18』など、全部で12タイトルのファイナルトーナメントが開催され、参加者は韓国以外にもアメリカ、中国など12か国から、120人のプレイヤーが参戦しています。賞金総額はなんと2億4,750万ウォン(日本円で2500万円以上)とのことです。


ブースの視聴エリア周辺には、巨大なスクリーンに映し出されるゲーム映像を見るために大きな人だかりができ、大変な盛り上がりを見せていました。
このWEGLについて、担当者の方にお話を伺ったところ、「中国や日本を含め、世界にWEGLを広めていきたい」とおっしゃっていました。今年はまだ1年目ということですから、今後の動きが楽しみなところです。
◆インディーゲームのプレイアブル展示も
もう1つ、ブースの隅に少しばかりですが、インディーゲームのプレイアブルコーナーもありました。3つのゲームを体験することが出来ましたので、ご紹介します。


1つ目はスタイリッシュな音楽ゲーム。操作性はシンプルで、プレイしながらミュージックも楽しめる作品です。


2つ目は、犬を操って、転がってくる岩や飛び出すトゲのトラップに当たらないようにコインを集めるゲーム。だんだんトラップに容赦がなくなってきて、意外と白熱します。

3つ目は、自動で前に進む女の子を左右移動とジャンプの操作をしながら、マップから落ちないようにコインを集めるゲームです。見た目に反してかなり難易度が高く、結局1マップもクリアはできずに終わりました。

その他、賞金総額100万円ほどの規模のコスプレコンテストなども行われ、今年のG-STARでもトップクラスの人気ブースとなっていたActoz Softブース。
WEGLの今後の展開や日本への進出など、来年以降も要注目です。