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2017年11月22日、カプコンがおくる本日発売の3DS向け法廷バトル『逆転裁判4』の発売記念イベントが、東京と大阪で開催されました。イベントは、東京会場にはディレクターである巧舟氏、大阪会場にはアートディレクターの塗和也氏が登壇。サイン&握手会、記念撮影会にくわえ、『逆転裁判』グッズが当たる抽選会も行われました。今回は東京会場の様子をレポートします。
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東京会場には、ディレクターの巧舟氏が登壇。朝から20名以上が列を形成しており、予定されていた整理券は次々と配布され、参加者は約50名と大変なにぎわいを見せました。イベントに参加したファンのなかには、先日発売された3DS『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』の発売記念イベントにも参加していた熱心な方もおり、先頭に並ばれた方は「朝の7時ごろに来ました!」と、本作シリーズにかける熱意を伺わせていました。
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参加者たちは、3DS本体や設定資料集、クリアファイルなど思い思いのアイテムを持ち寄り、巧氏はひとりひとりに丁寧にイラスト付きサインを描いていました。また、抽選会ではサイン色紙やTシャツなどここでしか手に入らない貴重なグッズが登場し、ファンにとっては今年最後の運試し感覚で挑戦をしていました。
イベント終了後は、巧舟氏とプロデューサーの江城元秀氏によるインタビューが行われました。
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──ファンの方と触れ合われていかがでしたか?
巧氏:10年前に作ったタイトルでしたが、その頃はこうしたイベントがなく、いつもお店の物陰からこっそり様子を見ていました。いまこうしてイベントができていることは感慨深いですね。10年間支えてくださったみなさんに来ていただいて、本当にうれしいです。
──10年前の開発時の思い出はありますか?
巧氏:ちょうど『逆転裁判』シリーズ3部作が完結した直後に開発がはじまったので、頭のなかが真っ白な状態でスタートしました。ゆえに、何かのはじまりといった熱さがある作品だと思います。
江城氏:僕は本作からアシスタントプロデューサーとしてシリーズに参加しました。その後『逆転検事』を立ち上げることにつながったのこともあり、思い出深いタイトルですね。
──『逆転裁判4』はオドロキくんが主人公ですが、彼をデザインするにあたりどういった点を工夫されましたか?
巧氏:名前が決まるまでに時間がかかりましたね。ミステリーが好きなので、「ナルホド」の次は「オドロキ」だろうと思ったのですが、なかなか賛同を得られず(笑)。また、王泥喜法介くんの「泥」の字の印象が主人公としてよいのかという点も議論になりました。また、新しい主人公を出す際に、ナルホドくんのギザギザに変わるアイコンをと考え、いまの前髪に至るまでに何度もデザインを変えましたね。
──『逆転裁判4』の見どころは何でしょうか?
巧氏:新章開廷という熱い気持ちで作ったので、主人公オドロキくんの登場のインパクトは見どころだと思います。
江城氏:ゲームシステムでは、3Dを使ったり「見抜く」といった新しい試みに挑戦した作品でもありますので、そうした部分も見ていただけるとうれしいですね。
巧氏:証拠品を裏返すといった仕組みもこの作品から登場しましたね。
──本作で『逆転裁判』シリーズのナンバリング6作品がすべて3DSでプレイ可能となりましたが、それについてはいかがですか?
江城氏:このタイミングで1から順番にシリーズを通して遊んでいただけると、ナルホドくんの物語、オドロキくんの物語を両方楽しめると思います。
──ファンの方からのメッセージで、印象深いものはありましたか?
巧氏:年齢的にも10年前から遊んでいただいた方が多く、『逆転裁判4』をプレイされてから1~3を遊ばれた方もいらっしゃいましたね。また、韓国や中国といった海外の方もいらしてくださり、『逆転裁判』が広がったんだなと再確認できました。
──ありがとうございました。