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5位は「0%と100%しか信じない」で、135票(9.8%)を集めました。本シリーズはダメージ計算がしやすいため、その計算を元に戦略を立てることもしばしば。ですが、命中率と必殺の一撃については、0%が100%でない限り、不確定要素となります。「まず当たるだろう」という命中率で外し、わずか1%の必殺を食らってしまう……そんな悲劇を味わった方々が、順位を押し上げたのかもしれません。
惜しくもベスト3入りは逃したものの、160票(11.6%)を獲得した「勝ちすぎてピンチ」が4位に。攻撃は最大の防御と言いますが、本シリーズでは「勝つ=攻撃可能なマスが空く」を意味しており、移動可能な敵がいる限り連戦を強いられる場合も多々。1戦1戦はダメージが少なくとも、それが累積することで危機を招く場合もあり、これも恐ろしい体験と言えます。
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3位に食い込んだのは「鋼の武器より鉄の武器」で、177票 (12.8%)の賛同者が。威力の面では鋼の武器に軍配が上がるものの、軽さやコストパフォーマンスの点では鉄の武器にもメリットがあることも多い本シリーズ。攻略または節約の観点から、敢えて鉄の武器選ぶ方々が多かった模様です。
そして2位は、「希少武器を使えないままゲームクリア」。3位とはわずか22票差の199票 (14.4%)と、熾烈な争いを見せました。ごく一部を除き、本シリーズの武器は伝説級のものにも耐久度があり、0になれば容赦なく壊れてしまいます。そのため、もったいなくて使えないと思うのも無理のない話。その気持ちは最終MAPでも尾を引き、結局倉庫にしまったクリア…という展開も珍しくありません。
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栄えある1位に輝いたのは、「身ぐるみを剥いで2軍送り」でした! 票数も321票(23.2%)と他を大きく引き離し、全体の1/4近くを占める勢いを見せています。倒れたら復活しない、という基本ルールがあるシリーズゆえに、仲間に加わるユニットはかなり多め。しかしMAPに出せる数には限りがあるため、使用しないユニットも少なくありません。
そんな彼らに武器を持たせておく必要はなく、また耐久度の問題もあるため武器はいくらあっても困らず…その結果、「身ぐるみを剥いで2軍送り」という悲劇(?)が起こってしまうのも、やむを得ない話と言えるでしょう。言えますよね。言えるといいな。でもちょっとごめん。
記念すべき一作目が登場した1990年から数え、27年に及ぶ足跡を刻んできた『ファイアーエムブレム』。来年は、据え置き機向けの新作が久しぶりに登場と、今なお活気に満ちた展開を続けています。最新作では、どのような“あるある”が待ち受けているのか、今から楽しみですね。