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3月14日、カプコンにて開催された『モンスターハンター:ワールド』のメディア大会に参加してきました。
これは2人一組のチームで本作の「闘技大会」に挑み、そのクリアタイムを競うというもの。本記事は、そんな負けられない戦いに赴いた、インサイド編集部の小さな物語です。
メディア大会。それは数あるゲームメディアが、己のプライドと情熱を懸けて臨む戦いのステージ。なにを隠そう、インサイド編集部は昨年8月に行われた『モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.』の同大会にて、見事優勝しているのです。そうとなれば、今回も完全なる勝利を遂げ、連覇を狙うしかありません。
しかし、ここで1つ問題が発生…。前回のメディア大会で優勝した編集部員「すえなが」は、別件でまさかの韓国出張!さらに編集部内の腕に覚えのあるハンター達も、タイミング悪くスケジュールが抑えられない状態に。
PS2時代から「モンスターハンター」を愛する筆者の参加は確定するものの、今回は2人一組のタッグバトルのため、背中を預けるパートナーが必要です。
「どうしたものか」と頭を抱える筆者。そこに1人の男が颯爽と立ち上がります。
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男の名は、千村マルス。先日モンハンデビューを果たし、現在のハンターランクは6。これからの成長がおおいに期待できるスーパールーキーです。
彼を初心者と侮ってはいけません。『モンスターハンター:ワールド』本編では、5期団として調査に参加した新米の主人公が、数々の強敵を打ち倒して大活躍するではありませんか。自信満々に微笑む彼こそが、インサイド編集部の5期団に違いありません。そうだ、きっとそうだ。
そして大会当日。彼は「ググりました!この戦法なら楽勝っす!それにSランクでクリアしてる動画も見ました!」と嬉しそうに話します。
彼は本当に5期団なのかと、一抹の不安を感じた筆者。そして、ついに大会が開かれます。予選は闘技大会に出現するクルルヤックを討伐するというもの。タイムの早かった上位4チームが決勝へと進出します。
それでは、さっそく予選結果をご覧ください!
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お互いに開幕の動きは悪くなかったのですが、徐々に二人のリズムが崩れ、クルルヤックが岩を持ち始めた時には、てんやわんやの状態に。イタズラに時は流れ、終わってみれば、あえなく最下位。あれほど青く輝いていたインサイド編集部の5期団、千村マルスもすっかりこの表情です。
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その後の反省会。肩を落とした彼が敗戦の弁を述べ、筆者も後に続きます。
「いやぁ、作戦は良かったんすけどねぇ」
「そうだなぁ、序盤は良い感じだったよね」
「この日のために練習してくれた、ねんねさん(注:筆者のこと)には申し訳ないっす」
「いや、実は僕も古龍の素材集めに夢中で闘技大会はあまり…」
「…え?」
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…そろそろ真面目に感想を書きます。上記の通り、筆者は素材集めが面白すぎて通常のクエストばかり遊んでいたのですが、闘技大会には限られた装備品とアイテムでベストを尽くすという、新たな魅力があると感じました。
特に「眠りかけてるモンスターをギリギリまで攻撃してダメージを与える」や、「狙ったタイミングで確実にモンスターを麻痺らせるよう、あらかじめ蓄積値を稼いでおく」といった、闘技大会ならではのテクニックが決まった時の、会場の盛り上がりといったら!
1分1秒を縮めるために、知識とテクニックを総動員する。その姿はまさに競技であり、それもまた、『モンスターハンター:ワールド』を味わう一つのプレイスタイルなのだと思います。
正直、筆者自身も今回の結果はかなり悔しかったので、昨晩から立ち回りを見直し始めました。「今作はキャンプでアイテムボックスが使えるから、光蟲を大量に持ち込んで閃光祭りだー!」なんてはしゃいでいた、昨日までの自分を戒めたい…。
3月22日からは、最速ハンターの頂点“狩王”を目指す「モンスターハンター:ワールド 狩王決定戦2018」の応募受付が始まります。この機会にぜひ「闘技大会」をプレイしてみてはいかがでしょうか。普段とはまた異なる、スリリングな狩りが楽しめますよ!
※注:なお、実際のインサイド編集部は毎日平穏です。目潰しなんてしません。