!注意!本記事にはネタバレが含まれています。
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今回プレイするのは、エクスペリエンスが贈る、都市伝説・心霊ホラーADV『死印』のニンテンドースイッチ版です。
エクスペリエンスといえば『円卓の生徒』などのダンジョンRPGで有名な会社なので、「ホラーADVっていってるけど、もしかしたら普通のダンジョンRPGかもしれない!」という期待を込めて、本作の公式サイトを見てみると……
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やっぱり、都市伝説をモチーフとした探索型ホラーADVのようです。
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ゲムスパの中の人に「最近、苦手苦手って言い過ぎてマンネリですよね」と言われたんで、今回はおもくそ虚勢を張っていくスタイルで行こうと思います。というわけで早速プレイ開始です。オッラァ!
刻まれた死のシルシ
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最近、町ではある噂が広がっていた。突然身体に痣のようなシルシが刻まれ、そのシルシが刻まれた者は原因不明の死を遂げるというのだ。
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そのシルシって僕の腕にもあるんですけど……
主人公にもシルシが刻まれており、さらに記憶喪失というオマケ付きだ。
そして、あてもなく彷徨い、突然謎の洋館にたどり着き……中に入ってみると……
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迎えてくれたのは館の主ではなく、言葉を話す西洋人形のメリィだった。
彼女が言うには、この腕にあるシルシは死の刻印。刻まれた者は近い内に命を落とすという。助かるにはシルシをつけられた原因を突き止めるしかないらしい……。
よっしゃ!そういう事はホラーゲーム得意おじさんに任せとけ!!
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俺にままままままかせとけけけけけけけ!
探索パート!怪異、花彦くん!!
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洋館でのアドベンチャーパートが終わると、実際に怪異を調べに行く探索パートが始まる。洋館で出会った渡辺萌という少女もシルシを刻まれたらしく、彼女からその原因と思われる怪異の話を聞く。
それは花彦くんというらしい。それは、真夜中の廃校のとある鏡を覗くと現れ、「……ぼく、きれい?……」という謎の問いかけを行うのだとか。それに「いいえ」と言えば助かるのだが、「はい」と答えてしまうと……ウワァァァ!
さらに、花彦くんは大人が嫌いなので、大人がこの質問に応えると問答無用で殺されるようだ。それって……
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このまま何もしなければどっちみちシルシによって死んでしまうので、渡辺萌とともに花彦くんが出るという廃校へ向かう。
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廃校にたどり着くと画面の左上にはミニマップが表示されており……まさか本当に剣と魔法のダンジョンRPG!?という事はなく。
移動タイプはダンジョンRPGと同じだが、モンスターとエンカウントする事はないようだ。
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探索中、様々なアイテムを入手したり
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突然頭の中に鳴り響く謎の声が攻略のヒントを教えてくれる。
そして花彦くんが出るという噂の鏡の前にたどり着くと……
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は、花彦くん!?
花彦くん「ねえ…… ぼく、きれい……?」
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霊魂という数字が回答の待ち時間で、これが0になる前に答えなければならない。
花彦くんが「もしかして……おじさんなの?」と続けて質問をしてくる。もしやおっさんという事バレてる!?やばいぞ!!こうなったら嘘をつくしかない!!
ボッ、ボクは……!
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とっさに小学生のフリをして……なんとか花彦くんにおめこぼししていただけたようだ。
その後探索を続けていると
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顔面からバラが咲いている警備員さんと遭遇したり
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白骨死体とバラまみれの地下室を発見したり
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鏡のない廊下なのに突然現れる花彦くんと遭遇したり……しかもおじさん狙い撃ちかよ……!
おじさんのビビリゲージはマックスにされてしまったため
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恐怖のあまりテレビの電源を切るおじさん。
激闘!花彦くんとのボスバトル!
必要アイテムをすべて揃えるとまたまた花彦くんが登場する。
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「怪異を倒すには、正しいアイテムを正しいタイミングで使う必要があります」というシステムメッセージが流れた。
えっ!倒せるの!?
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まさかのボスバトルが始まる。
謎の声が教えてくれたヒントをもとに、手に入れたアイテムを駆使して戦うのだ。選択したアイテムによっては仲間との連携攻撃も可能……!
こうして怪異・花彦くんとの熱いバトルが始まったのだった……!(物語の結末は君が確かめてくれ!)
吉田おじさんの恐怖克服ランキング!
突然ですが、ここでおじさんの「ホラーゲームのビビリ対策で効果のあったランキング」を発表したいと思います!
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テンションを上げまくって恐怖心を拭い去ろうという試み。ただまぁ虚勢なんで、それを上回る恐怖が襲いかかってきた場合は結構もろいです。
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「明るいお日様の下でやってみれば怖くなくなるのでは?」という思いつきからやってみました。ポカポカ陽気のおかげで恐怖感は結構拭えたのですが、平日の真昼間から中年が外でゲームをする姿というのは、また違った恐怖感があるので諸刃の剣でした。
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辛い料理を食べる事により、口内のヒリヒリ感が恐怖を打ち消してくれるし、発汗作用により体がポカポカするので、恐怖によって背筋がゾクリ!とする事もありません。今回、激辛麻婆豆腐を自作しましたが、激辛スナック等でも代用が可能なので、ホラーゲームが苦手な方は是非試してみてください。
クリア時間は10時間ほどで、ノーマルとグッドの2種類のエンディングがありました。選択によって同行している仲間全員が生存可能になるグッドエンドを目指して現在2周目プレイ中です。
カウントダウン中の選択肢は間違えると一発でゲームオーバーになりますが、直前からすぐやりなおせる事もあり、全体的な難易度は高くない方だと思います。ビックリさせる系ではなくジワジワ怖くなるタイプのゲームで、都市伝説やそういう類のホラーが好きな方にはおすすめの一本です。
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あと所々にセクシーシーンも登場するので、スケベな人にもおすすめです!
ニンテンドースイッチ向け『死印』の価格は、パッケージ版が4,800円(税抜)、
ダウンロード版が4,000円(税抜)です。
吉田輝和のプロフィール:17年以上にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」をはじめとした人気漫画のモブキャラとして登場しており、日々その存在感が高まっている。ちなみに、巨大な食べ物を作っていく企画でカルト的な人気を誇る個人ホームページ「吉田が巨大な物を作ってますよ」も運営中。