平年以上の猛暑の中、コスプレエリアで夏の祭典を大いに盛り上げたコスプレイヤー。アニメ！アニメ！では3日間フォトリポートをお届けしてきましたが、会場で出会った中でとくに印象が強く残った素敵なコスプレイヤーをショートインタビューとあわせてご紹介します。
◆◆
3日目の屋上展示場で、降り注ぐ夏の日差しで一際眩い清楚な佇まいの眼鏡をかけた美少女の姿を発見。眼鏡をかけたキャラクターのコスプレのしっくりくる可愛さから「ユリ眼鏡」とファンに称えられる伊波ユリさん（@inamiyuri）。知らずに近づいたら、噂以上の眼鏡美人ぶりに驚かされました。
ーーコスプレを始めたきっかけを教えてください。
伊波ユリ
コスプレを始めたのは中学生からです。大好きなアニメ『DEATH NOTE』のミサミサ（弥海砂）の画像を検索していたらクオリティーの高いコスプレ写真が出てきて、「すごい！私もやりたい！」と思ったのがきっかけです。
初めてのコスプレでさっそくミサミサに挑戦したのですが、当時まだ中学生でバイトもできなかったので金銭面で苦労しました。
お年玉やお小遣いをコツコツ貯めて、初めてウィッグを買った時はとても感動したのを今でも覚えています。
ーー「ユリ眼鏡」と称えられるほど、眼鏡キャラのコスプレの印象が強いですが、最初から眼鏡キャラでの撮影が多かったのですか？
伊波ユリ
最初は眼鏡キャラのコスプレは全然やってなかったです。『モンスターハンター』の受付嬢のコスプレが「週刊プレイボーイ」（集英社）の「コスプレ美少女総選挙 2位」になったのがきっかけです。
それ以来、眼鏡キャラのコスプレを多くするようになって、眼鏡好きの方から好評をいただけるようになりました。
私は年齢より下に見られることが多いのですが、眼鏡をかけると大人っぽく見えるのでお気に入りのアイテムです。眼鏡はいろんな形があるのですが、特にスクエア型が似合うと自負しているので、色違いでたくさん持っています（笑）。
ーーコスプレするキャラクターを選ぶ時のポイントを教えてください。眼鏡キャラが割合的に多いですか？
伊波ユリ
やっぱり眼鏡キャラが多いですね。アニメも放送前に眼鏡キャラがいるかどうかチェックしてから観たりします（笑）。そこから入って、キャラが好きになってコスプレしようってパターンがよくあります。
あとは好きなキャラをマイペースにやったり、友達に「このキャラが似合いそう」だと勧めらてやったりすることもあります。
ーーコスプレをするにあたって大切にしていることはなんですか？
伊波ユリ
大切にしていることは、キャラのイメージを崩さないようにすることです。毎回、衣装やメイクはもちろん、ポージングも研究してから撮影に挑んでいます。
ーー最近好きなアニメやゲームはありますか？次にコスプレしてみたいと考えているキャラクターがいたら教えてください
伊波ユリ
『ちおちゃんの通学路』が好きで毎週欠かさず観ています。通学中に色んなことに巻き込まれるギャグアニメで、主人公が一見すると眼鏡地味キャラっぽいんですが、とても運動神経が良いんです。
ネタ写真を撮影したいのですが、私は運動神経があまり良くなくて体が固いので、動きのある写真を撮るにまずは鍛えなければと思っています。
ーーTwitterを拝見するに色々と本を読んでおられますが、豊富な読書経験がコスプレをする際に役立つことはありますか？
伊波ユリ
うーん、特に思い当たらないですが、強いて言うなら読書ばっかりしきて目が悪く、元々コンタクトレンズをしていたので、してない人と比べてカラーコンタクトレンズへの敷居が低くなったことでしょうか……。コスプレをする上で欠かせないです。
ーー7月21日にオープンした「12CO.BASE」（コスプレプロダクション「12カンパニー」が経営する会員制カフェ＆バー）で勤務をしていると聞きました。実際に勤務をしてみて、感じる面白さや今後やってみたいことはありますか？
伊波ユリ
コンセプトカフェで働くのは初めてなのですが、普段イベントなどで撮影してくださっている方とゆっくりお話する機会はあまりないので新鮮ですし、一人一人のことをたくさん知ることができて楽しいです。
自分が思っていたより人と話すことが好きなんだなと気付けました。いつか機会があれば、皆で飲みながらゲーム大会やトークイベントがやりたいです！あ、ドレスコードは眼鏡で（笑）。
ーーご自身にとって夏コミはどういう位置づけのイベントでしょうか？
伊波ユリ
他のコスプレイヤーの方もよく仰っているのと同じで「お祭り」ですね。3日間参加した時の達成感は格別です。
コミケでしか会えない地方勢の方々や、すごく久しぶりにお友達と会えて、ちょっと同窓会みたいな感じです（笑）。夏コミに参加するのが楽しみで日々糧にしていますし、終わると夏が終わった…と切なくなります。
◆◆
夏コミでは多くの人の目に夏の思い出として焼き付けたに違いない伊波さん。思春期に気になる異性を通して「眼鏡美人」というワードを知った時の甘酸っぱい記憶が呼び覚まされますね。ぜひ一度イベントで直に彼女の眼鏡姿を見ることをおすすめします。
画像提供：伊波ユリ（@inamiyuri）
※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください