今回プレイするのはH2 INTERACTIVEから発売されたPlayStation 4向けソフト『シャドー:アウェイクニング』です。
主人公は魂の捕食者となり、過去の英雄たちを「からくり」として操りながら戦うアクションRPGです。見下ろし型の視点で、スキルあり・アイテム収集ありの、言ってしまえば『ディアブロ』タイプのゲームです。
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ド派手でリアルな3Dアクションゲーも好きですが、どちらかと言えば僕はこういうタイプの方が好みだなあ。
意外とさびしんぼう!魂のおじさん!
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主人公である「魂の捕食者」が、フードの男により召喚されるところからゲームが始まる。男によると「我々には共通の敵が居る」との事だが……詳細はまだ語られない。
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男に導かれるままたどり着いたのは、3人の英雄が眠る墓地。3人の英雄の内、いずれか1人の魂を吸収する事になった。
魂の捕食者は、他者の魂を吸収する事で自身を強化したり操る事が出来る。このゲームのシステムの肝だ。
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魔術師の魂を選んで吸収する。これで貴様は操り人形になるのだ!と思ったのだが……魂を吸収されたにも関わらず、自我はしっかりしているご様子だ。
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魔術師とフードの男、2人で盛り上がっていて「私を無視するな!」と疎外感を味わうさびしんぼうな魂おじさん……
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ちなみにストーリーは最初に選んだ英雄が主軸となるので、魂おじさんは今後も若干置いてけぼりになるぞ!
頻繁に行き来する二つの世界!
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主人公である魂の捕食者と、魂を吸収して操り人形にした「からくり」の操作キャラを、状況に応じて使い分けていくのが攻略の鍵だ。
このゲームには「滅ぶべき者の世界」と「影の世界」の2つの世界がある。前者は、生者やからくりの世界である「現実世界」のことで、後者は魂や悪魔の世界である「魂の世界」のことだ。
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「現実世界」では道が途切れていても……
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「魂の世界」では通れるようになっている事も。
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仕掛けを解除する為にレバーを引いたり、ドアを開けたりという物理的な行動は「現実世界」でしか出来ないので、要所要所で世界を切り替えながら進んで行く。
登場する敵キャラもそれぞれの世界で違う。「現実世界」で「魂の世界」の敵を攻撃する事が出来なかったり、別の世界に干渉は不可能なのだ。
干渉出来ないのは敵側も同じなので、「現実世界」で大勢の敵に囲まれた場合は「魂の世界」に切り替えて逃げられるのだ。
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「魂の世界」では「現実世界」の敵は半透明に表示され、停止した状態になっている。
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魂の世界にも敵は居るので、調子こいていると後ろからぶん殴られるぞ!
仲間=からくりを増やせ!
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ストーリーを進めると様々な魂が入手出来る。つまり「からくり」として操作出来るキャラがどんどん増えていくのだ。
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同時に連れていける「からくり」は3体までで、魂の捕食者を含めて最大4人パーティーが組める。
「からくり」には魔術師タイプ・戦士タイプ・ハンタータイプがあり、さらにひとりひとりが個性的なスキルを持っているので、どの組み合わせでパーティーを構成するか考えているだけでもワクワクする!
さあここで、選びぬいた僕の仲間たちをご紹介しよう。
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以上の仲良し4人組がパーティーだ!(もっと強いからくりが仲間になったら、誰かリストラする事になるけど……)
現在のプレイ時間は20時間程なのですが、まだまだ終わりが見えてきません。先日プレイした『ディアブロ III』もそうでしたが、こういうチマチマとプレイ出来るアクションゲームは性に合っており、気がつけば延々プレイしていました。
最初に選んだ英雄によってストーリーが変化していくので、クリア後も2周、3周と長く楽しめそうです。
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不満を言えば、装備出来るアイテムはキャラごとに違っているのですが、各キャラの装備画面には全キャラ分の装備がまとめて表示されるので、どれが要るものでどれが要らないものなのか判別がつきにくかったのが難点でした。装備アイテムの並べ替えや表示切り替えが欲しかったです。
それ以外は概ねストレス無く遊べた良作だったので『ディアブロ』タイプのゲームが好きな人や、1人でチマチマやるのが好きな人にはおすすめの1本です!
『シャドー:アウェイクニング』の配信価格は、4,200円(税込)です。
吉田輝和のプロフィール:19年にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、2018年にはアニメ作品に2回登場した。何故こんなに漫画登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。