!注意!
本記事には『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』のネタバレが含まれています。
本記事には『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』のネタバレが含まれています。
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美味しいものが食べたい、欲しいものを手に入れたい。人間の欲求は様々ですが、“素晴らしい景色を眺める”という想いも、誰もが望む格別な贅沢のひとつと言えるでしょう。
春ならば桜を眺め、夏には花火を見上げる。秋には月を愛で、冬は雪景色に目を奪われる。美しい風景はいつでも、私たちを魅了して止みません。そしてその魅力は、卓越した描写に支えられたゲーム作品の中にもあります。
そんな「絶景」の数々を、今回は『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』で探してみました。本作の主人公である忍びは身軽で、鉤縄を使って高所への移動も楽々。美しく描かれた和の世界を、彼だからこそ可能な高みから紹介させていただきたいと思います。
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ちなみに、よく使われる表現として「死んでも見たい絶景」といった言い回しがありますが、本当に“死”のリスクを天秤にかけてでも見たい・・・といった凄惨な決意でなく、あくまで比喩表現として「それくらい素晴らしいから見るべき」といった意味に過ぎません。
ですが、今回紹介する絶景のほとんどは、“死”と隣り合わせ。絶景の中で、忍びが死に絶える・・・といったシチュエーションも数多くありました。『SEKIRO』において、“景観の美”と“死の危険”は近しい関係なのです。
まさに文字通り、「死んでも見たい『SEKIRO』の絶景」の数々を、こちらからとくとご覧ください。また、気になる景色があった方は、今からでも『SEKIRO』を開始してみてはいかがでしょうか。“死”の先にある絶景を、直接味わってみるのも一興ですよ。
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序盤における絶景は紹介済みなので、今回は「葦名城」の天守望楼から、中盤に当たる「仙峯寺」「落ち谷」を中心にお送りします。また、記事の構成上ネタバレもあるので、その点についてご注意ください。
◆「葦名城」天守望楼からの眺めは絶品! 引き換えに積んだ忍びの“死”は十重二十重・・・
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門から見上げるだけでも立派な「葦名城」。あの天守から見渡す景色は、さぞ見応えがあるだろうと、攻略前からずっと楽しみにしていました。
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その期待は予想以上! 遠くに霞む山々まで見渡せる壮大な展望は、この天守望楼ならではでしょう。
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経過次第では、夕焼けに照らされた絶景を拝むこともできます。太陽に向かって見る景色も、見事の一言です。ああ、ここまで登ってきた苦労が報われる思いです。
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・・・そう。この景色を堪能するには、並みならぬ激戦を超える必要がありました。序盤で最も手強いと思われるボス「葦名弦一郎」を倒さなければ、この絶景を堪能することができません。
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ちなみに、「序盤のボス」と聞くと、大したことないような印象を抱く方もいると思いますが、隙が少なめ、繰り出す攻撃は鋭く、遠距離攻撃も得意とするため、気が休まる暇はありません。筆者個人の感想ですが、「一生勝てないんじゃ・・・」と心が折れかけました。
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しかも一度倒しても、鎧を脱いですぐに連戦。ここでやられたら最初からやり直しなので、緊張感も半端ありません。
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何十回も再戦を繰り返し、回復アイテム(傷薬瓢箪)もほぼ使い切り、ようやっとの勝利でした。「葦名城」の天守望楼は、本当に恐ろしいところです・・・。
次は雪景色を求め、一路「落ち谷」へ! 大自然に触れる醍醐味がここに