
100万文字を超える複数のメインシナリオと、プレイヤーの選択による分岐シナリオで構成。神器使いが異界の魔物と対峙する境界線都市を舞台に、終末までの七日間を永遠に繰り返し、真相に辿り着くことを目的としています。
「これぞゲーム!」といわんばかりの魅力が詰め込まれた同作を、今回は一足先にプレイさせてもらったライターが「最高の推しメン神器使い」を紹介。スタイリッシュなイラストで描かれたカッコいい&可愛い神器使い達は個性豊か。“俺の嫁”“私の婿”が一番だと、目どころか文章までぎらつかせたライター達の心の叫びをお届けします。
■心優しいメイドの中のメイド「アン」
主人公が目を覚まして最初に出会うアンは、優しくて思いやりのある神器使い。高速で部屋の片付けをしたり、朝食を作ってくれたり、神器使いとしてだけでなくメイドとしての高い能力を持っています。メイドメイドを地で行くヒロインなのです。

24時間365日神器使いを呼び出す権限を持つ主人公に対して、他の神器使いのプライベートに配慮しつつも、「あたしは大丈夫だよ。指揮使いの命令に従うのが、あたしの使命だから…」と頬を染めながら“いつでもどこでも呼んでOK”のプロフェッショナルぶりを見せてくれます。

いつもメイド服を着ている彼女は、会話の端々から学校や日常生活への憧れを感じさせる言動が見て取れます。何やら秘められた重い過去が覗き見えてくるのも、保護欲がくすぐられるポイント。
彼女の神器「時の刃」は時間を操ることができ、「タイムバックデート」は4秒前に時を巻き戻すというスキル。「メイド」と「時を操る」2つの中二病要素の鉄板を兼ね備えたアンに筆者は心を鷲掴みにされています。
■可愛いだけじゃない、殲滅力抜群の「瀬由衣」
東洋の国から来た少数民族にして、猫耳(?)巫女装束(?)の快活少女。たゆたう銀髪に裾の短いスカートと女の子らしい見た目に反して、野生の勘鋭く男勝りな性格と言葉遣いのギャップがたまりません。しかもそれが声優・花澤香菜さんの声であるのでなおさらです。
本作では自分の戦術端末画面(プロフィール画面)でお気に入りの神器使いを選択することができ、その神器使いが就寝時に労いの言葉をかけてくれます。瀬由衣の場合は「私が起こしてあげるから」と可愛さ爆発。飲んでいた“ブラック無糖コーヒー”が突然“ミルク多め砂糖100個入り”になるほどのギャップに悶えてしまいます。

それでいて、弓の神器使いである彼女は遠距離攻撃を得意とし、一撃が重く範囲も広いため、非常に殲滅力が高いのです。中にはチャージすることで威力50%、範囲50%UPするスキルもあり、戦闘民族か?と目を見張るほど攻撃の要になってくれます。

■王道のツンデレお嬢様「麗」
財団の令嬢、高慢な性格、プライドが高い、と典型的なお嬢様。露わになった胸元も単に露出が高いだけでなく、気品を感じ取ることができます。作中は個性豊かな神器使いが競演していますが、王道のツンデレキャラの立ち位置はこちらの麗がしっかり抑えています。

麗はガチャで仲間にできるのですが、スキルは非常に使い勝手が良いバランサーです。傘の神器を使うのですが、自動で周囲の敵をランダム攻撃して与えたダメージの50%を回復する「黄金の従者」や短時間の間全ての攻撃をブロックし無敵になる「黄金傘」で守りつつ、突進系のスキルを活かした切り込み隊長として非常に優秀です。お嬢様には隙が無いぜ。

■厳しくも優しいお姉さん「アントネーワ」
中央庭の創始者の一人であり、優しいお姉さん。最高ランクの神器「ノアの方舟」を持ちながらも、主人公が来る前の戦いで脚を失ってしまい、前線に立たなくなってしまいましたが、攻略することで神器使いとして使用可能に。

主人公が最初に目を覚ました時から見守ってくれる優しいお姉さん、とにかくお姉さん、ああ、お姉さん…時には厳しくこちらを育成しながらも、適度に甘えさせてくれる大人の女性ぶりが見られます。

もちろん、アントネーワは主人公を含めた中央庭全員の精神的支柱で、彼女が居ると居ないとでは物事に取り組むポジティブさが変わってきます。だからこそ、ストーリーを進めると最初にぶち当たる壁になるのが彼女との関係値です。そこを乗り越えて、彼女の尊さを噛みしめて欲しい。
■「ワタリ」
同作のアプリアイコンを飾っている眼帯少女のワタリ。どことなく物憂げな表情から薄幸さが感じ取れる彼女には、ストーリー進行で出会うことができ、一定の条件を満たすことで仲間になってくれます。鎌の神器を使うのですが、スキルはチェーンという敵と自分を繋いでダメージを与えて自分が回復したり、自信が受けたダメージの一部を敵と共有したりと、やや扱いが難しい傾向があります。

ただし、同時に自身のHPが低下するごとに強度が上昇したり、自身のHPを消耗させて敵にダメージを与えたりするスキルと組み合わせることで大ダメージを与えることも可能。かなり玄人好みですが、使いこなせば相当強力キャラです。
これらスキルはストーリー上で見られる彼女の精神状態に由来していて、何とか守ってあげたい、幸せにしてあげたいと思わせてくれるため、一回好きになるとなかなかパーティーから外せなくなってしまう…ああ、こっちもすっかり繋がれてしまっている。
もちろん男性キャラだって魅力的なんです。私の婿を見て!