NetEase Gamesが手掛けるスマホ向けバトロワゲーム『荒野行動』のe-Sportsチャンピオンを決める大会「荒野Championship-元年の戦い」東日本王者決勝戦が、2019年7月21日に汐留にて開催されました。本稿ではそんな決勝戦をレポート。日本王者を決める「荒野王者決定戦」出場を懸けて、三試合に渡り繰り広げられた熾烈な優勝争いの様子をお届けします。
「荒野Championship-元年の戦い」とは?
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「荒野Championship-元年の戦い」は、2019年5月5日より全国オンライン予選が開始されたe-Sports大会です。その後オンライン選抜戦を経て、まず東・西日本エリアで各20チームずつ、合計40チームが選抜。そこから先日7月7日に行われた西日本王者決定戦で「DgGteamEINS」をはじめとした9チームが選抜されました。そして今回の東日本王者決勝戦で勝ち抜いた9チームと合わせ、全18チームが8月12日開催予定の「荒野王者決定戦」に出場します。
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今回の東日本王者決定戦では上記の通り20チームが参戦するはずでしたが、オンライン選抜戦15位「神のみてぃびき」がやむを得ない事情により辞退したため、19チーム95名での戦いとなります。実況は西日本王者決定戦と同じくe-Sportsキャスター・柴田将平氏、解説には本作公認実況者・Bocky(ボッキー)氏が参加。また大会開始前には、YouTubeを中心に活躍する音楽ユニット「スカイピース」と本作とのコラボ曲「荒野行動あるあるソング」のダンスが披露され、最後には「荒野王者決定戦」の優勝チームに進呈されるトロフィーもお披露目されました。なお、大会にはソニーモバイルコミュ二ケーションズ、TikTok、Logicool、DXRACER、BZiTA、楽天コレクション、楽天チケット、Rakuten LIVEの8社が協賛しています。
◆キル数が勝敗を分ける!激闘必至な大会レギュレーション
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本大会では全三試合が行われ、各チームが試合毎に獲得したポイントの合計を競います。ポイントはゲーム内の順位によって与えられる「順位ポイント」と、キル数に応じて与えられる「キルポイント」の2種類が存在。ただ生存を目指して戦闘を避けるだけではなく、積極的にキルを狙っていくことでもポイントを稼ぐことができます。
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実際に西日本王者決定戦では、「DgGteamEINS」が毎試合で高順位をキープして的確にキルを重ねたことで、全試合を通じて1位を獲得することはできませんでしたが、見事優勝を果たしています。上位を狙って隠れるのか、ポイント狙いで打って出るのか、各チームの戦略が試されることとなるでしょう。
第一試合はオンライン選抜上位2チームが早々に脱落する波乱の幕開け
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激しい争いの火蓋が切られることとなる第一試合の舞台は「嵐の半島」。街が多いため物資が豊富で、他チームと降下地点が被る事態が少ないマップであり、起伏の激しい地形が特徴的です。大会などで一番使われているため、各チームの戦略や特色が出やすいマップと言えるでしょう。
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試合は序盤から、オンライン選抜戦2位の「αDcrow」が真っ先に脱落という波乱の幕開けとなります。前日のリハーサルでは21キルを叩き出していたという同チームですが、第一試合では僅か1キルでの敗退となりました。また選抜戦1位の「DgGZWEI」も、中盤で乗っていた車両が爆破された影響で壊滅してしまいます。
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4回目のエリア縮小までは50人ほどのプレイヤーが残っていましたが、そこから5回目のエリア縮小に移る中で複数チームが絡み合う乱戦が発生。見る見るうちに生存者が減っていき、最後は4チーム2名ずつが平地の草原でにらみ合う先の見えない展開となります。そんな接戦を最終的に制したのは選抜戦8位の「時代は」で、エリア外に取り残された敵を丁寧にキルしていく戦法でチーム合計で10キルを達成。順位ポイントと合わせて大量100ポイントを獲得しました。
序盤から激しい銃撃戦が展開した二試合目は劇的な逆転で決着
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続く第二試合の使用マップは前回とは打って変わって、狭く、また街が少ないため物資難に陥りやすい「激戦野原」へ。アイテムの使いどころを見極めなければならないほか、平地が多いため、その名の通り激戦になりやすいマップとなっています。
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試合は案の定数少ない街に複数のチームが降下する展開となり、特に中央の「Central City」には4チームが降下したほか、複数のチームが近い場所で物資を探り合う一触即発の展開に。また第一試合で上位につけた「96〒」が最初に敗退、同じく上位だった「Risky」も4人が脱落と、混沌とした様相になっていきます。さらに3回目のエリア縮小前には多くのチームが接敵し、マップ各所で激しい戦いが繰り広げられます。
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そうした中、第一試合で1位を取った「時代は」は終盤までフルメンバーを保ち、さらにキル数も稼いで有利な状況を作り出します。第二試合もこのまま取ったかと思われましたが、混戦の中で数を減らし、「対あり≠」の猛攻によって壊滅。「対あり≠」はその勢いのまま残る「エイダマンだよ」も壊滅させ、1位の座に輝きました。
難所「東京決戦」にて繰り広げられた最後の戦いは先の読めない熾烈な大乱戦に
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本大会の締めくくりとなる第三試合は「東京決戦」が舞台。熟練のプレイヤーでも苦手とする人が多いといわれるマップで、狭いエリアのいたるところにビルが並び立つ街は物資が豊富ですが、気づかぬうちに敵と遭遇してしまうリスクもはらんでいます。
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試合序盤は、これまでの二試合で高順位につけていた「時代は」が1キルもできず早々に脱落したほか、各チームがビル群の中で散発的に潰し合う展開が見られました。チーム数は維持されているもののプレイヤー人数はどんどん減っていくという状況のなか、4回目のエリア縮小に入るあたりから全滅するチームが続出。あっという間に「αDcrow」と「te*ripiの戦隊」が2名ずつ残り、直接対決という形になります。
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遮蔽物のない空き地で相対した両チーム。回復しつつ身をひそめる「te*ripiの戦隊」に対し、「αDcrow」はグレネードでけん制しつつ散開して挟撃する動きを見せます。しかし「te*ripiの戦隊」は正面の1人をダウン状態にさせると、横から仕掛けてきたもう1人も冷静に処理。最終戦1位を掴み取りました。
見どころ満載の三試合を制し、東日本王者となったのは……?
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全試合を終了して獲得ポイントの合計でトップとなったのは、「te*ripiの戦隊」。第一・第二試合では上位につけなかったものの、三試合目での1位と、コンスタントに稼ぎ続けたキルポイントによって、見事総合1位となりました。また全試合通算で最多キルを獲得した選手に贈られる「キルマシーン」賞には、「対あり≠」対≠ねおん選手と「Eras」DgAEpy選手の2名が同数で表彰されています。
また2位には「対あり≠」、三位には「時代は」が入賞。以下、「αDcrow」「気持ちぃ」「Risky」「DgGZWEI」「96〒」「Eras」の9チームが決勝進出を決めています。これによって西日本王者決定戦と「荒野HIGH Season2」からの出場者を合わせ、『荒野行動』の日本王者を決める「荒野王者決定戦」の全出場チームが決まったことになります。2019年8月12日開催の同大会にて、彼らが一体どのような活躍を見せてくれるのか。見逃せない戦いとなりそうです。
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