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LINE GAMESが提供する憑依一体型RPG『クロスクロニクル』が、2019年10月1日(水)に正式サービスを開始しました。今回は本作の特徴と魅力に迫ったプレイレポートをお届けします!
◆人間と魔人、2つの種族が共存、対立する世界
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本作の世界は、同一の地形をした2つの大陸「人間界」と異世界である「魔界」で構成されています。人間界で生まれた人間と魔界で生まれた魔人は本来交わることのない種族でしたが、原因不明の爆発とともに人間界各地に現れた次元の亀裂から魔人が出現し、世界は混乱と戦いの渦に巻き込まれていくことに。この戦いは「人魔大戦」と呼ばれ、大戦が終結し十数年経ったあとの世界が『クロスクロニクル』の舞台です。
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人と魔人の共存が進む一方で、共存反対派の魔人から世界を守るために傭兵団が結成され、主人公たちは見習い傭兵団「月夜鴉(ツキヨカラス)」の団員として訓練を受けているところから物語は始まります。自分の過去を覚えていない主人公の物語がどう繋がっていくのか、原因不明の爆発によって生まれた次元の亀裂、別大陸に存在する魔法協会などなど、序盤からかなり深いストーリーを彷彿させてきます。
◆ストーリーとバトル、2つの冒険で物語を進めよう
冒険はストーリーを読み進める章とバトルを行う章の2つで構成されています。それぞれの特徴について触れていきましょう。
■フルボイスでじっくりと楽しめるストーリー
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ストーリーを読む章では、読み終わりで報酬を獲得できます。途中に選択肢が発生する場合もあり、選択肢に対応した報酬を追加で獲得可能です。今欲しい報酬を選ぶのか、自分の本能に従った選択肢を取るのかも悩みどころです。
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筆者はもちろん右の選択肢を選びました。ゲーム内の通貨を貰えて綺麗な女の人を口説けるなんて一石二鳥ですよね!
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ゲーム内のストーリーはフルボイス、オート、スキップ機能がついています。そのため、ゆっくり画面を見て本作の世界観に浸ったり、高速でストーリーを進めコンテンツ開放を狙うなど、楽しみ方は自由自在です。章ごとに後から読み返すことも可能なので、時間がない場合も安心ですね! ちなみに筆者はオートで読み進める派なので、フルボイスでじっくり物語を堪能しています。
■大迫力のカットインと快適なオート機能が見所のバトル
バトルでは自分が編成したチームを指揮して敵と戦います。キャラクターのアイコンをタップした後に地形をタップすると移動、敵をタップして攻撃、スキルアイコンをタップするとスキルを発動できます。自動戦闘モードもあるので操作が苦手な人もストレスなく進められるでしょう。
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また、操作でよかった点として、オートモード中でも各キャラクターの操作が可能なことがあります。オート中はキャラ操作ができないというゲームは多々ありますが、本作ではプレイヤーがいつでも介入できるため、例えば倒される前にキャラクターを動かせるなど、活用の場面は増えると感じました。スキル発動時に見られるカットイン演出は、モーション、エフェクトはもちろんのことカメラワークも非常に考えられており、思わず魅入ってしまいます。
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筆者のお気に入りスキルは初期キャラの1体、炎児のスキル「裂空斬」です。飛び上がって叩き付けるシンプルなスキルですが、この迫力! 炎のエフェクトがうまく写っていない(どころかブレブレ)ですが、こういったエフェクトのフレームを挟むことでより迫力があるカットインにつながっているのだと感じます。
君のために武器になる。──憑依システムを駆使して戦おう!
本作の目玉といっても過言ではない「憑依システム」。バトルで操作するチームは3人の狩人と3体の式神で構成されていますが、狩人ひとりに対し式神1体を憑依させることで式神の能力を狩人に上乗せできます。
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バトル中には、憑依することで式神のスキルが使えるようになり、より有利に戦いを進められます。式神が憑依した後のキャラ達は青色のエフェクトで包まれるようになり、後ろに憑いた式神と一緒に戦います。このエフェクトはスキル発動時のカットインにも反映されるため、カッコよさも倍増です。
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使ってみた感想として、憑依した式神のスキルは狩人の持つスキルとは異なり、バトル開始数秒後から使用できます。そのため、強力なスキルをバトル序盤から使えるので、テンポよく攻略を進めていけるのがいいですね。
◆多彩な強化システムを使ってユニットを育てよう!
物語を進めていくと強敵が出現し、攻略が難しくなっていきます。冒険で行き詰ったときはキャラや装備を強化することも大切です。ここでは本作の特徴的な強化システムについてまとめてみました。
■全キャラクターを星5まで育てられる!
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低レアリティのキャラでお気に入りがいても中々最後まで使うことは難しい……という経験、ありますよね。本作では「キャラの欠片」を使用してユニットを進化できます。進化をするとレベルアップによる能力値の上昇幅が増加し、ユニットの星(レアリティ)がひとつ増えます。さらに、全ユニットは星5になるまで進化することが可能なので、星1のお気に入りキャラも愛さえあれば育てられるのです!
■バトルと強化素材で上手く経験値を獲得しよう
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RPGといえばやはりレベル上げは欠かせないでしょう。本作における経験値を獲得する方法は「チームに編成してバトルを行う」「魂火を使う」の2通りがあります。バトルではチームに編成した全てのユニットに同量の経験値を獲得できますが、強化素材を使ってお気に入りのユニット1体のレベルを上げることも可能。自分がしたい強化の方法に合わせて上手くキャラを育てましょう!
■チーム編成の幅を広げるクロストレーニング!
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本作の特徴として挙げた憑依システム。これにより、各ユニットは「狩人」と「式神」のどちらかの役割を持っていないため、チームに編成する際には対応する役割の枠にしか編成できません。
しかし、「クロストレーニング」という強化を行うことで、狩人を式神(式神を狩人)の枠に編成できるようになります。もちろん憑依であることには変わりませんので、能力を上乗せしスキルを使える点もそのままです! 最強の組み合わせを作るもよし、物語で犬猿の仲だった2人を組ませてニヤニヤするもよし。憑依システムは色々な応用方法が考えられ、可能性は無限大のシステムであるといえるでしょう!
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スマホRPGではよく実装されている、バトルのスキップや連続冒険など周回の効率化はもちろんのこと、図鑑やミッションなどのやりこみ要素もあり。スマホRPGの初心者からベテランまで、快適に遊べるのも本作の魅力の1つといえますね。
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以上、『クロスクロニクル』のプレイレポートをお届けしました。謎めいたストーリーに迫力のあるバトル、多彩な強化システムに加えて一番の特徴である憑依と、非常にボリューム満点の作品であることが今回のプレイレポートで伝わっていれば幸いです。
ちなみに、筆者は最強の組み合わせを考えるより、ストーリーを進めて、物語で重要な2人をクロストレーニングで憑依可能にした上で敵に挑み、ニヤニヤしたい派です。正式リリースを記念して期間限定キャンペーンも行っていますので、気になった方はまずプレイしてみてください!