!注意!グロテスクな表現や残酷表現が苦手な方、18歳未満の方は閲覧をご遠慮下さい。
今回プレイするのは、テイクツー・インタラクティブ・ジャパンから発売された『アウター・ワールド』のPlayStation 4版。本作は、広大な宇宙で沢山の人や勢力と出会い、様々な選択をしていく一人称視点のSFRPGです。
本作を手掛けたObsidian Entertainmentは、『Fallout: New Vegas』の開発元でもあります。僕がまだサラリーマンだった頃、発売されたばかりの同作を年末年始ぶっとおしでプレイしていました。
そんなわけで『Fallout』シリーズ大好きっ子である僕は、本作にハマる予感しかしません……!
冒険の始まりは死体とともに……
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地球から遠く離れたハルシオンへ向かう途中、冷凍睡眠中の主人公たちを乗せた移民船は、事故により漂流してしまう。そして数十年後、科学者フィニアスの手により、予定より数十年遅れて目を覚ますのだった……。
航行中の10年間を冷凍睡眠して過ごすはずだったのに、起きたら数十年の年月が流れていたとか相当嫌だよなあ……それはさておき、まずはお楽しみのキャラメイクからだ。
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性別、顔、髪型、特徴が細かく設定出来る。モヒカンの髪型もあるぞ!
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初期ステータスやスキルの割り振りも出来る。項目が多いので万能キャラにするか何かに突出したキャラにするか非常に悩む。
キャラメイクだけで既に1時間経過。悩ましくも楽しい時間だ。
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年齢を高く設定してしまったので、若干老け顔のモヒカンおじさんが完成した。
いや、あんまり変わらんな。
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主人公以外の移民船乗員は未だに冷凍睡眠されているらしい。彼らを救うためにもフィニアスの手助けをすることになった。
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降り立ったのは木々が生い茂る自然に溢れた場所。見たこともない動植物に出迎えられ、これから始まる大冒険に胸躍らされていると……
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あからさまにグロい死体と遭遇する。これから始まる大冒険は、血なまぐさくなることを示しているかのようだ。幸先悪いな、もう……。
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まあそれはそれとして、死体からアイテムはちゃんと回収するけどね。
騙して脅してぶん殴れ!会話システム!
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主人公が乗る予定の宇宙船は電力関係の部品が損傷しており、交換の必要があるらしい。最初のクエストはこの部品の入手だ。
宇宙船の外に出ると、見知らぬ誰かが立っていた。敵ではなさそうなので挨拶をしようと近寄ってみる。
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「これがあんたの船だとしたら、罰金を払ってもらうよ」
あれ?もしかしてこれ駐禁?
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NPCとの会話では様々な選択肢が、友好的なものから暴力的なものまで用意されている。中には特定のスキルが高くなければ選べない選択肢もある。
現実の僕は嘘を付くのがめっちゃ下手だけど、ゲームの中では会話スキルが高かったので嘘が成功した。
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重要な場面だけではなく、ちょっとした日常会話まで様々な場面でプレイヤーの判断が求められるので、臨機応変に対応したいところだ。
相手を説得したり、威圧したり、会話のスキルが足りなければ拳で解決したり……何をしてもいいぞ!
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いくつかの勢力が対立しているクエストでは、どちらの勢力に加担するか決めなければならない。どちらの言い分もわかるだけに苦しい選択。悩ましいところだ。
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正義の味方プレイをするのか、ヒャッハーな悪党プレイをするのか、自分で作ったキャラに応じてロールプレイするのが、この手のゲームの楽しいところだろう。
モヒカンらしくヒャッハーな悪党プレイをしたいのだが、ゲームの中とはいえ良心がチクチク痛むので、結局中途半端な小悪党プレイになりがち……。
モヒカンが行く、惑星探索!
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開始早々にグロ死体を発見したり、その辺のおっさんを会話の流れでぶん殴ったり、バイオレンスなことが続いていたので忘れていたが、本作は宇宙を股にかけるSFモノなのだ。すっかり「199X年、世界は核の炎に包まれた!」みたいな気持ちでいたが、人類が宇宙進出を果たした世界が舞台だった。
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空気までが土色の惑星もあれば……
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マグマが流れ出す惑星もある。
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街だって惑星によっては「これぞSF!」といった近未来な場所や……
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スラム街みたいな汚い場所まで登場するが、どんなところでも未来のギミックが溢れている。
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トイレだって未来仕様だ。
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そういえばキャラメイクでヒャッハーなモヒカンにしたけど、ポストアポカリプスというよりSFなので、世界観に合わない髪型だったかも……もしかして場違い?
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しかし!それならばSFの世界でヒャッハーしてやるぜ!と、近未来の街で略奪行為を繰り広げる。
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ヒャッハー!みんな粉になっちまった!(後悔と懺悔)
ゲームの中とはいえ、本来そんな大それたことが出来る性格ではなかったはずなのに、自分の作ったキャラに引っ張られてしまった……。
欠点が新たな才能を生む!
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本作においてプレイヤーに立ちはだかるのは敵対勢力だけではない。廃墟を根城にしている略奪者たちや、その星独自の進化を遂げた凶暴な生物などが登場する。
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略奪者は紛うことなきただの悪党なので、なんの躊躇もなく殺せる敵キャラだ。
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長期冷凍睡眠の後遺症により獲得したタクティカル・タイム・ディレーション(TTD)という、一定時間スローモーションになるシステムもあるので、ヘッドショットでバンバン殺れるぞ。
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凶暴な巨大な生物も登場するが、有能な仲間が活躍してくれるので、恐れるに足らずだ。
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旅の途中に出会った人たちの中には、仲間になってくれる人がいる。我が宇宙船のクルーとして、ともに冒険の旅に出られるのだ。
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基本的には頼れる仲間たちなのだが、彼らだってやられることもある。
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TTDでスローモーションになるも、多勢に無勢。ゲームの腕前が残念な僕は巨大生物の群れにフルボッコにされる。
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ほうほうの体で逃げ延びた末、爬虫類恐怖症を発症してしまった。
今後、爬虫類の敵と対面した時、様々なステータスが下がってしまうものだが、本作において欠点はマイナス要素だけではない。
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2レベル上がる毎に特殊技能をひとつ修得出来るのだが、何かしらの欠点が増えるたびに、この特殊技能を追加で得られるのだ。
犬の敵が苦手な代わりにダッシュ速度が向上したり、高い場所が苦手な代わりにアイテムの運搬料が増えたり、プレイする人の個性が反映される育成システムだ。
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現実でもこのシステムがあれば、僕だってマッチョなタフガイになれたのに……。
貧富の差が著しいディストピア世界で繰り広げられる冒険……僕の好みの世界観でがっつりハマってしまいました。
記事本文には書ききれませんでしたが、スリやピッキング、ハッキングなどのスリリングな要素があり、新しい街へ着く度に「この街の人全員からスリ盗ってやるぜ」と、宇宙を股にかけた犯罪行為を楽しんでいます。
ただ、セーブデータやエリア移動のロード時間がちょっと長いのでストレスに感じました。
『Fallout: New Vegas』の開発元ということでシステム的にも似ている箇所がいくつもあり、広大な宇宙が舞台の『Fallout』といった印象を受けました。『The Elder Scrolls』シリーズや『Fallout』シリーズが好きな方には刺さる一本だと思います。
『アウター・ワールド』は、PlayStation 4/Xbox One/PCを対象に発売中です。なお、ニンテンドースイッチ版の発売も予定されています。
吉田輝和のプロフィール:19年にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、2018年にはアニメ作品に2回登場した。何故こんなに漫画登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。