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20周年を迎えた『アークザラッドIII』を思い出す─このゲームは悪くはない、ただ終わった作品を強引に続ける力がなかったのだ

2019年を終える前に、20周年を迎えた『アークザラッドIII』を振り返ります。

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20周年を迎えた『アークザラッドIII』を思い出す─このゲームは悪くはない、ただ終わった作品を強引に続ける力がなかったのだ
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◆前作までのキャラも多数登場! ……することはする



『アーク』シリーズの魅力はたくさんのキャラクターが登場することです。前作『アークII』はストーリー上で加入するキャラだけでも膨大なのに、さまざまなモンスターまで仲間にできてしまいます。おまけにレベルは1,000まで上がり装備やアイテムも種類豊富で、鍛冶屋をうまく使うと鬼のようにやり込めたのです。

そしてコンバートというシステムもあり、前作で鍛えたキャラクターを引き継げるのもシリーズの特徴となっています。もちろん『アークIII』にもコンバートは用意されているのですが……、シリーズファンからすると思ったより引き継げていないのが現実でした。


もちろん『アークIII』にも過去作キャラが登場してストーリーに絡みますし、さらには一緒に戦う場面もあります。が、参戦は一部キャラのみ&一時的であるうえ前作のデータをそのまま引き継ぐわけではありません。引き継がれるアイテムも一部のみで、なくても問題ないでしょう。

そもそも『アークII』が膨大なやりこみ要素を持っているゲームなので、すべてを引き継げないのは仕方ないのです。ただ、前作キャラがほとんとポッと出でしかないのは、2019年に遊んでも寂しいですね。

◆ストーリーも大きく変化してしまった



『アークIII』最大の問題点としてよく語られるのがストーリー。前作では「ラスボスを封印する聖柩という道具が壊されてしまったので、初代からの主人公・ヒロインが命がけて封印を施す」なんて流れになっていたのですが、本作では「壊れたなら聖柩を作っちゃえばいいじゃん」という展開になります。

聖柩の材料を昔の仲間である「ゴーゲン」に聞き、さまざまな努力を重ねることによってようやく聖柩は完成するわけですが、もともと神が与えたはずの道具を人間の手で作るということ自体がなかなか破天荒な展開。前述のように『アークIII』は打って変わって明るい世界観になっているので、このギャップに戸惑った人も多いようです。


ほかにも前作までのキャラクターの扱いが雑な場面も目立ちます。たとえば南スラートの闇市には記憶を失った「チョンガラ」というキャラクターがいるのですが、これも前作までは重要な仲間でした。本作では闇市に放置されたままであり、「もうちょっとケアしたほうがいいだろ……」と思わずにはいられません。

『アークIII』の本筋は「アレクがハンターの仕事をこなしていくうち、前作主人公たちの意志を継いで世界を救う」という流れになっていて悪くはないのですが、その前作までの意思を継ぐ過程が雑なのです。

◆終わった作品を復活させることの難しさ



このような問題点があり『アークIII』は文句を言われることも多いのですが、では結局のところ何が問題の根源だったのでしょうか。それはやはり『アーク』シリーズは二部作だったことでしょう。

『アークII』のパッケージ裏に書いてあるように、本作は二部作で終わりだったのです。しかし、そこから『アークIII』が作られたわけで、無理が生じるのは当たり前。開発体制が変化したり、終わったシナリオに強引な続きを作り、無理なコンバート要素を用意したこともあり、いろいろとほころびが生じたのでしょう。

その後『アーク』シリーズは1000年後の世界が舞台になったり、オンライン対応アクションになったりした後、2004年11月の『アークザラッドジェネレーション』からしばらく休眠状態に。2018年8月にスマートフォン向けタイトル『アークザラッド R』として、ようやく復活を遂げました。

『アークザラッド R』にも『アークIII』のキャラは登場するのですが、残念ながらストーリー的にはかなり違う世界になっているようです。このようになんとも立場のない作品になってしまった『アークIII』なのですが、作品単体としては決して悪くありません。ただ、終わってしまった二部作の正当な続編になるための強い力がなかっただけなのです。……ということを噛みしめる20周年でした。
《すしし》
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