アイテム購入などはできないが、楽しいイベントもあるスポット
さてこちらでは、アイテムの購入や体力回復などはできないものの、異人町について深く知ることのできるスポットを紹介します。たとえば馴染みの仲間と一緒に歩いたとしたら、楽しいお話を聞かせてくれる、そんな場所になります。
▼流星劇場

おすすめ度:☆☆☆
風俗店舗が並ぶ区画にある、電光の看板が目立つストリップ劇場です。こちらは現在アルバイトを募集しており、時給は900円とのこと。ちょっと職歴が空いたときに応募するのにいいかもしれません。神奈川県が令和元年に決定した最低時給1011円にまるで届いていませんが。
時給が足りない分、バイトに入れば仕事のあいだに踊り子さんを見れて得するのでは? なんて期待もあるようです。往年のストリップ劇場を知っているだろう、40歳以上の世代なら、応募する履歴書を書きつつそんなことを考えてしまうかもしれません。
ところが現在2020年のストリップ劇場はどうやら様子が異なっているようです。なんと、いま新しい客層として女性がストリップを見にいく流れが生まれているそうです。
現在の女性のお客さんは、ストリップにセクシャルを求めて見に行くというより、なにか新しい表現といいますか、ちょっとした演劇を見に行くという感覚できているあるそうです。なんでも涙してしまうくらい感動するお客さんも少なくないとか。詳しくは「スト女」で検索してみてください。いまの流星劇場もスト女のお客さんがいっぱいいて、もしも中年男性がバイトに入ってみたらびっくりするかもしれませんね。
▼スナック街

おすすめ度:☆☆
さて異人町の西側で大きく目立つのが、お店がずらっとならんだスナック街です。やっぱりお客さんをどこも呼びたいんでしょうね。各々のお店では個性的な名前がたくさんあります。もはやお酒やおつまみの味を想像できないような店舗が勢ぞろいです。

お気に入りは「お前んち」。お客さんに自由に来てくれていいんだよと心を開いているような雰囲気と、お客さんというもののずうずうしさを見通しているような、すばらしい店名だと言えるでしょう。

いや、お前んちじゃねえよ!

観光のおすすめは「変な店舗の並びが文章になってしまっている」遊びです。筆者おすすめの並びはこちら「萌子 来世であんたと ダメ人間」。粗雑なスナック街が生み出した俳句(字余り)として、哀愁が感じられはしないでしょうか。皆さんもスナック街に訪れたなら、ぜひ俳句を探してみてください。
▼無重力家系ラーメン・無G屋

おすすめ度:☆
最近はコミジュルのメンバーや横浜流氓のトップが出入りしていると噂のバー・サバイバー。その向かい側にあるラーメン屋もどうかしているものがあります。
いま様々なラーメン屋が運営されており、各々がオリジナリティを出そうとしているのはわかるのですが、奇をてらうにしてもこれはないのではないでしょうか。「無重力だったらスープが丼から離れて浮いちゃうじゃん」みたいなまじめなツッコミもあったはずですが、店主はこの店名を面白いと思って通したんでしょうね。

奇襲するような店名の結果、活況となっているでしょうか? 店内を覗いてみますと、客の姿はまったく見当たりません。それどころが厨房には料理をしている人の姿すらありません。無G屋ならぬ無人屋。そもそも看板のゴリラの意味もわからないあたり、失敗が約束されたお店なのかもしれません。
絶対に行っちゃダメ!どん底の街のさらに底
最後はここまでと逆に、異人町で行っちゃダメといえる場所もまとめておきましょう。この町は多種多様な人々が住む、いわばグレーゾーンの町です。それが豊かな広がりを与えることもありますが、命を落としかねない危険な場所もあります。ここではそうした場所を紹介します。
▼一番製菓

近づいちゃダメ度:☆
一見、昔ながらのせんべい屋さんで、店主のおばあちゃんもほがらかで馴染みやすい場所です。浄化されてグレーなものがなくなったとしたら、真っ先に応援したい場所ですよね。
しかし現実はどこまでもグレーなので、真っ白なことはありえません。優しくおせんべいを売るこちらのおばあちゃんの一家は、かつて大きな企業を失敗させた過去を持ち、心のうちにまだ返り咲きたい思いを煮えたぎらせているのです。
裏で会社経営しており、このせんべい屋さんも寿司店や風俗店の数倍の収益を上げる力を持っているとも噂されています。そしてお金が儲かれば、すぐさまに億を超えるビルを購入したりします。懐かしさを持った店舗からあっさりと中心地を移し、街を見渡すことも厭わない俗物ぶりを見せることも…?
異人町ではグレーゾーンを受け入れられるかによって、町の見え方も変わっていくのですが、一見「ひとあたりのよい、浄化後にうってつけなクリーンなお店」こそドロドロとした感情が渦巻いているのです。世間では一見クリーンに見える、ダークなものほど台頭していくもの。気を付けましょう。
▼大海原資格学校

近づいちゃダメ度:☆☆
たまにネットで最低偏差値の高校入学試験の問題を見て、「この世にこんな入学試験があるのか……?」と底の見えない暗闇を見る思いになりますが、どん底の街の資格学校についても同じことが言えます。
ここで試験できる資格はそうそうたるもの。「裏社会学」、「国旗マスター」……。しかも全5問、全て4択の解答で、3問正解すれば資格を獲得できるという、適当に解答しても合格の可能性があるザルな試験です。事実上、5万~10万円払って資格を買っているといっていいでしょう。
一般で取得できる資格でも、いまひとつよくわからないものはあります。しかし、大海原資格学校では謎の資格の数は群を抜いています。というか受験できる資格に「雑学王2級」って、そもそも雑学クイズしか出してない自覚あるじゃないですか!
恐ろしいのはこのクオリティの資格を50個も取って、案の定就職活動に効果が現れていない人物が現れていることです。そりゃそうだろ! 適当に解答しても合格の可能性がある検定をいくら取っても社会に繋がれないのです。やっぱりまともな所に資格を取りにいったほうがよいですね。
もっと怖いのは適当なテストをクリアするだけで情熱やお洒落さが磨かれてしまうくらい、思い込みの強い受講者がいることで、どん底の町の底には異常な人間が生息していることがわかります。
▼THE ビル2Fの一室

近づいちゃダメ度:☆☆
このビル内ではスナックや麻雀などなどさまざまな店舗が各フロアで展開されていますが、2Fのある一室ばかりは近づいてはなりません。何らかの資料などが保管されている部屋にどうかしている人物がいます。
怖いのでドアの隙間から見てみますと、部屋の奥で白衣の男がなにやら調査らしきことをしている模様。噂によれば、異人町にいる反社会勢力の人々を研究しているようですが、どうもそれを、モンスターを集めることで有名なゲームになぞらえている様子。
どん底の街はあまりにも厳しい現実ゆえに、狂うしか生きていく手だてが無くなってしまうのも分からなくはありません。
たまに町を歩いていると、家の壁に「この街には毒電波が北方から発せされている」、「自分は政府に盗聴されている。身体にチップを埋め込まれた」と描かれた住宅を目にすることがあり、たいてい周辺の住人は見ないようにしています。同じように、THE ビルに入居している他の店舗も、そうやって目をそらしているのでしょう。
▼ハローワークみさき

近づいちゃダメ度:☆☆☆
非常に治安も悪く、失業者や住所不定者が目立つなかで、職業を斡旋するここになぜ行ってはダメなのでしょうか? それは、なにが真実かわからない空間が広がっているからです。
所長が法的に危うい場所に、40代以上かつ厳しい経歴の人間を斡旋していることも道義としてどうなのかと思うのですが、やはり最大の問題点は、精神を危うくしているだろう人への対処ですね。
たとえば妄想によって、見えている世界が世間とは違ってしまっている人が来たとしたら、普通ならお帰りをお願いしますよね? 先述の所長があえて危険な場所に仕事を斡旋しているように、ここでもどうやら色々と、彼らを利用している模様。「用心棒」や「機動隊員」とヤバい人に仕事をおすすめしたことにして、日がな異人町にいる反社会勢力と潰し合わせているようです。ヤバい奴とヤバい奴を潰し合わせ、低コストでの治安維持が狙いなのでしょうか。

よくハローワークに訪れる、赤スーツの遠くから見たらアフロに見える男(以下、赤偽アフロ)こそが見えている世界がまったく違っている人だそうです。
赤偽アフロにとっては反社との闘いもまったく別のものに見えていると噂されています。それがもし本当だとしたら、ハローワークで提出されている職業も本当はどうなのでしょうか? ただ真っ白な求人案内を見ながら、赤偽アフロは納得しているということでしょうか? そうでなければ「ストリートミュージシャン」や「占い師」のような、どう考えても企業の雇用ではなく個人事業主の業態の一種が挙がるはずがありません。
話が最後にズレてしまいますが、赤偽アフロを通した世界はどこまでが本当なのでしょうか? 赤偽アフロはホームレスとして空き缶を集め回っているとも、実は社長だとも言われており、経歴が安定していません。
つまりどういうことでしょうか? すべてが妄想ということじゃないでしょうか。Game*Sparkに先日掲載されたレビューには、地元の企業ランキング1位でテレビCMにも出まくっているはずなのに、場所によっては無名人物なのはおかしいと指摘されていましたが、そもそも本当に社長だったのでしょうか? とんとん拍子に1位の企業になるとか、株主総会で半沢直樹の偽物に株主の批判を言い負かしてもらうなど、、到底現実とは思えない出来事が続きますから。
いや、異人町はそもそも存在しているのでしょうか? あくまで異人町とは横浜の伊勢佐木町を妄想で見つめただけの町ではないのでしょうか?プレイヤーである私たち自身がPS4を通して妄想しているだけに過ぎないのではないでしょうか。
以上、 貧富の差が固定化した日本の未来を示す町、異人町おすすめの場所でした! これだけではなく、まだまだどうかしている場所はたくさんあります。この先はあなたの目でチェックしてみてください!