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コマンド型RPGに大胆なゲームシステムを加え、より高い戦略性と爽快感を確立した3DSソフト『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』。RPG黄金期を彷彿とさせる雰囲気やアートデザインまで贅沢に盛り込み、多くのゲームファンを虜としました。
更に、UIの見直しやバトルのテンポアップ、イベントビューワの実装など、100を超える改善を施した『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』もリリース。スクウェア・エニックスのRPG史に、新たなページを刻みました。
ユーザーからの支持を受け、『ブレイブリーセカンド』や『ブレイブリーアーカイブ ディーズレポート』、『ブレイブリーデフォルト フェアリーズエフェクト』といった関連作品も登場(『ディーズレポート』は、後にサービスを終了)。また、ナンバリング作品となるニンテンドースイッチソフト『ブレイブリーデフォルトII』の発売も決定しています。
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『ブレイブリーデフォルトII』は2020年発売予定ですが、魅力の一端に触れられる先行体験版の配信が、先週スタートしました。今回の体験版は、特徴を短時間で味わえる特別バージョンですが、シリーズの原点であり、ファンが愛した1作目の要素を数多く踏襲しています。そこで今回は、『ブレイブリーデフォルト』(フライングフェアリーおよびフォーザ・シークウェル)のどんな要素が体験版に受け継がれたのか、そのポイントをチェックしてみたいと思います。
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なお今回の記事は、先行体験版の内容を取り扱っており、製品版とは一部異なる可能性もあるのでご注意ください。
◆3Dキャラの会話劇は、さらに表現豊かに進化!
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『ブレイブリーデフォルト』といえば、魅力的なキャラクターたちを思い出す方も多いでしょう。台詞に合わせて身体を動かし、その動作が気持ちをより大きく見せることもしばしば。3Dモデルによる雄弁なアクションが、感情や想いをダイレクトに伝えてくれました。
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そんな3Dモデルによる会話劇は、無論『ブレイブリーデフォルトII』でも健在。据え置き機向けになったことでグラフィックがきめ細かくなり、ちょっとした仕草や表情の変化もしっかりと伝わってきます。
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完全新作なのでメインキャラも一新されていますが、それぞれ異なる立場や性格を持ち、その凸凹が小気味よく噛み合うやりとりを先行体験版でも垣間見ることができました。3Dモデルによるアクションはバトルシーンでも存分に堪能できますが、会話中の動きもかなり豊かなので、早くも製品版が待ち遠しく感じます。
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また、宿屋や武器の売買、情報収集などが行える「町」は、こちらも原点と同様、スケールの大きな描かれ方をしています。といっても、ゲーム的に広いという意味ではなく、建物のサイズ感(特に高さやボリューム)を感じさせる作りになっており、存在感に手応えがある、という言い方が近いかもしれません。
『ブレイブリーデフォルト』の時もサイズ感に目を奪われましたが、今回はその迫力が増しており、町中をぶらつくのがもっと楽しくなりそうです。
◆前借りして一気に殲滅? それともガードを固めて反撃? コマンド形式に新たな刺激をもたらした「ブレイブ」と「デフォルト」
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ゲーム性における『ブレイブリーデフォルト』最大の特徴といえば、タイトルにもなっている「ブレイブ」と「デフォルト」の存在。行動(BP)を“貯金”できる防御手段「デフォルト」と、1BPにつき1行動を可能とし、最大で4回まで一気に行動できる「ブレイブ」。この2つのシステムを使いこなし、様々な状況に立ち向かいます。
しかも「ブレイブ」は前借りができるので、「戦闘開始直後に4回攻撃」も可能。ただし、前借り後=BPがマイナス状態だと、順番が回ってきても行動できないので、殲滅しそこねた場合は無防備のまま攻撃を食らい続けることに。前借りだけで倒せればデメリットなく戦闘が終わるので、その見極めも楽しさのひとつです。
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BPは「3」まで貯められるため、最初に畳みかけるもよし、ガードに徹した後にたっぷり反撃するもよし、いつでも複数行動ができるようにしてピンチに備えるもよし。白魔法が使える仲間にBPをキープさせておけば、「レイズで蘇生→ケアルラで回復」を一度に行えるので、パーティの立て直しもスムーズです。
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攻めるも守るも(BPがある限り)自由自在な『ブレイブリーデフォルト』のバトルシステムは、『ブレイブリーデフォルトII』でも心ゆくまで楽しめます。ちなみに、「ブレイブ」はRボタンで発動できますが、「デフォルト」はコマンドでの指定のみ。半分だけ『フォーザ・シークウェル』仕様になっています。また、ターン制ではなく速度順でのコマンドRPGになっており、新たな変化も確認できました。