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2020年4月14日より、ニンテンドースイッチ本体のバージョン10.0.0アップデートが配信開始されました。このバージョンではさまざまな機能が追加されていますが、特に注目したいのがボタンの割り当て機能です。
この機能では、登録されているコントローラーのボタンを設定することができ、たとえばLボタンをほかのボタンとして利用することが可能になったのです。これをうまく使えば『スプラトゥーン2』でパブロを高速で振り回したりできるのでは……? と可能性に挑戦してみました。
◆まずはボタン割り当ての設定から
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ボタン割り当ての設定をするには、ニンテンドースイッチのHOME画面から、「設定」、「コントローラーとセンサー」、「ボタンの割り当てを変える」を選択します。
するとコントローラーのボタンを好きなものに変更できるわけです。『スプラトゥーン2』ではLボタンが余っているので、これをうまく使えないか確かめてみましょう。
◆パブロの高速連打は可能か?
『スプラトゥーン2』においてZRボタンは射撃に該当するので、Lボタンにも設定すれば2つのボタンで攻撃が行えます。つまり連射が必要なパブロやボトルガイザーが強くなるのでは……?
と思ったのですが、残念ながらこれではうまくいきませんでした。ZRとLを高速で交互に連打すると入力が行われていない(おそらく押しっぱなしと認識されている)状況が多くなり、むしろ通常時より遅くなってしまったのです。これは使えませんね。
ただし、YボタンあたりをZRを割り当てるとだいぶ高速連打しやすくなります。こちらも連打がうまくいかないと押しっぱなしになってしまうのですが、Lと比較すればだいぶやりやすいかも(慣れが必要そうではありますが)。
もっとも連打しやすいのはXボタン&AボタンをZRに割り当てる、Bボタン&YボタンをZRに割り当てることなのですが、これをやると通常の操作に差し支えが出るかもしれません。
◆スペシャルウェポンが使いやすくなる?
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続いてはLボタンにRスティックボタン(Rスティック押し込み)を登録してみます。スティック押し込みは意外と押しづらいので、これは割と便利かもしれません。
特に前線で発動することの多い「イカスフィア」には有効そう。発動がちょっと遅れてやられてしまう、なんてケースが少しは減るかも。
◆スタート地点に戻るジャンプも使いやすいかも?
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また、Lボタンに下ボタンを割り当てるのもアリかも。スタート地点に戻るスーパージャンプは、「マップを開いて下ボタンを押しながらAボタンを押す」という複雑な手順になるのですが、Lに割り当てると多少はマシになります。
◆視点リセットもありといえばあり?
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Yボタンの視点リセットをLボタンに割り振るのも、悪くはないと思われます。もともとYボタンの使い勝手はいいので変える必要性があるか微妙なところなのですが、右手の負担を下げたい場合はありかもしれません。
◆結論:革命は起こらないけど地味に便利
今回試したなかで個人的にアリだと思ったのは、Lボタンにスペシャルウェポン発動を割り振ること。イカスフィアのブキを使うときにはこの設定は十分に使えそうでした。
また、パブロやボトルガイザーの連打を早くしたければ「YかAをZRに割り当て、使ったボタンをLに割り当てる」といいかも。ボタン割り当てで極端な革命は起こりそうもありませんが、地味に便利にはなりそうです。みなさんも自分に合った操作を見つけてください。