今回プレイするのは、ハピネットから発売されたニンテンドースイッチ向けソフト『ブリガンダイン ルーナジア戦記』。本作は、6つの勢力が存在するルーナジア大陸を舞台に、敵国の拠点を攻めていく国盗りシミュレーションです。
第1作目の『ブリガンダイン 幻想大陸戦記』からなんと20年以上の時を経ての復活です!
魚屋の店主が鰤と鯛を掲げて「鰤がん!鯛ん!」と叫ぶ珍CMは今も記憶に残っています。
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発売当時、僕は、『ヴァンダルハーツ』と『ブリガンダイン』というカッコいい感じの横文字タイトルを続けざまにプレイしていたため、今でもどっちがどっちだったかごっちゃになってしまいます。
自領決めは慎重に!イジられないように……
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古より神から与えられた神秘の力「マナ」。強大な力を持つ5つのマナ・ストーンは魔獣を退け人々を守ったと言われている。
いつしかそのマナ・ストーンは騎士の鎧や装身具に組み込まれ、特別の鎧 「ブリガンダイン」となり、人間と共に長き時を重ねていった。
そしてルーナジア暦781年。ブリガンダインを持つ5つの国と、ブリガンダインを持たざる1つの国……6つの勢力は新たな戦乱の時代を迎えようとしていた。
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メインモードである「ルーナジア戦記」は、6つの勢力のいずれかを選んで大陸を統一するのが目的だ。選んだ国によって個別のストーリーが楽しめる。
真の大陸制覇を目指すチャレンジモードである「異説の章」は、ルーナジア戦記クリア後に解放されるぞ。
勢力によって戦闘に参加可能なキャラクターや拠点の数などに違いがある。他にも敵勢力に囲まれるような立地だと初っ端から不利なので、色々な情報を加味して考える必要がありそうだ。むむむ。
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6つの勢力の中で唯一ブリガンダインを所有していないグスタファ神聖帝国は、国盗りSLG初心者の僕が選ぶべきではないだろう。
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もちろん、その理由はイジられるからではない。
装身具であるブリガンダインが未所有ということは、戦力的にも他の勢力に遅れを取っているおそれがある。
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色々考えた結果、ガイ・ムール共和国を選択した。
君主は、大統領の娘でありながら、身分を隠してダンサーとして活躍しているエルザだ。庶民とも気さくに関わる心優しき少女らしい。
この国を選んだ理由は……単に好みのキャラクターが居たからだ。
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この国の騎士のケイトさん(27)、ショートカットが可愛い!
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難易度はイージー、ノーマル、ハードから選択出来る。ノーマルとハードはゲーム終了までの期間が定められているが、イージーでは無制限にプレイ出来る。
過去作はプレイしていたものの、戦略が必要なSLGはあまり触れてこなかったジャンルなのであまり自信がない。ここは安全策を取ってイージーを選択しとこう。
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2周め3周めは難易度を上げていくので、とりあえずね!
戦力を蓄えて敵国を攻め落とせ!
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長年友好国だったマナ・サリージア法王国から自国の重臣が無残な姿で送り返されてきたことを契機に、ガイ・ムール共和国は危機を迎える。
エルザは病床に伏す父・第十五代大統領に代わり、誇りのブリガンダインを携え、領土を狙う敵国の侵攻に立ち向かうのであった……。
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ゲームは「編成フェイズ」と「攻撃フェイズ」に分かれている。
編成フェイズでは、部隊の編成や、装備の変更、クラスチェンジ、部隊の別拠点への移動など、戦いの準備を行う。
部隊は、人間の騎士をリーダーに、最大6体までのモンスターが編成出来る。モンスターはマナを消費して召喚が可能だ。マナとはいわゆるお金のような概念で、自国拠点を増やせばマナ収入も増えていく。
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各モンスターには名前がつけられるので、僕の友人(既婚者で無職)の名前をつけてみた。頑張って働いてくれたまえよ。大原くん!
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戦いの準備が整ったら部隊を移動し、編成フェイズは終了。次は攻撃フェイズだ。
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攻撃フェイズは攻め込む敵拠点を決めるとバトルマップに移行する。通常のシミュレーションRPGのようにマス目の上を移動し、魔法や技を使って戦う。
敵の騎士を殲滅、もしくは退却させると勝利だ。リーダーである騎士を倒すと部隊のモンスターも退却するので、騎士から倒してサクッとクリアしたいところ。
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敵を囲むと包囲が発生し、命中率やクリティカル率が上昇する。部隊を上手く誘導してフルボッコタイム発動だ!
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激戦の末、大原くん(ドラゴン)のレベルが上がり、クラスチェンジが可能になった。最初のクラスチェンジはレベル10になると行えるが、次のクラスチェンジからは様々な条件を満たさないといけない。
クラスチェンジは編成フェイズ時のみ可能。この戦いを無事に終えれば大原くん(ドラゴン)もさらに強力な兵士に成長するだろう。
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その成長を楽しみにしていたのだが……死亡確認。
攻めるも守るもどっちも重要!
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いくらかの犠牲を出したものの、全ての敵騎士を退けて自国拠点を広げることに成功した。
ちなみに敵国に攻め入られる時もある。侵攻と防衛、どちらにも気を配りながら部隊を配備する必要がある。
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上記中央の拠点のようにいくつも道が繋がっている場合は要注意だ。攻め落として自領にしても、周辺の敵国から侵攻されるリスクが大きい。
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こういった拠点は、防衛のための部隊を配備しておくか、制圧せずに後回しにしてもいいだろう。
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攻撃フェイズが終わると再び編成フェイズが始まる。ストーリーが少し進行したことで、新たな騎士が加入してくれた。
領土が広がった分の人員も必要になるので助かる~!
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まずは死んだ分のモンスターの補充と、無事生き残った仲間をクラスチェンジしよう。
モンスターの場合は選択可能なクラスが少ないが、騎士は様々なクラスが選択可能だ。どれが良いかよくわからないので、現在のクラスの上級職を選んでおこうっと。
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生き残ってクラスチェンジしたモンスター兵に大原くんの名前を継がせる。少々不吉な名前だが頑張って働いてくれ、大原2号!
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他にも編成フェイズではクエストが受注出来る。完了すれば装備アイテムや経験値が手に入るので、攻撃フェイズで戦闘に参加しない部隊はクエストに出すといいだろう。
しかし、クエストに参加すると防衛戦には参加出来ないので、調子に乗って全部隊をクエストに出してしまうと……
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無人の自領をあっさり奪われてしまうことも……。
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帰宅したら何か知らない人が住んでいた……って感じの衝撃だ!
こんな具合に敵国を攻めて自領を増やしながら進めていきます。
編成フェイズでは、部隊の編成やクラスチェンジなどのマネジメントがあり、攻撃フェイズでは手強い敵との戦いが待っています。まさに、やりごたえ満点なゲームです!
編成フェイズでの内政パートも、攻撃フェイズのバトルパートもシンプルなシステムなので、僕のような国盗りSLG初心者にもとっつきやすかったです。攻撃フェイズでは倍速やオート操作機能があるので、万全の準備を整えたらあとはCPU任せにして観戦するのも楽しいかもしれません。
『ブリガンダイン ルーナジア戦記』は、ニンテンドースイッチを対象に発売中です。
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。
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