発売から一週間以上が経過したということで、初心者のみなさんもかなりの対戦を重ねたかと思います。その中で「どうやってもあの攻撃が回避or防御できない!」「格闘機に近寄られてどうしようもない!」といった展開があったのではないでしょうか。
今回はそんな時に役立つ回避や防御についての考え方や、一部のテクニックをご紹介できたらと思います。
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EXバーストはダメージを受ける前に発動させる
敵機に攻撃を加えたり敵機からダメージを貰う、もしくは自機と僚機が撃墜された時に貯まるゲージを用いて、全機体が発動できるシステム“EXバースト”。
発動させると敵機からの注目が一手に集まる程に強力なものですが、それだけ恩恵も大きく、戦況がガラリと動きます。しかしEXバーストはなにも攻める時だけに使うものにあらず。防御や回避にも使える非常に優秀なシステムなのです。
一番簡単な使い方は、敵機がEXバーストを使って自機に迫ってきた時。この時に自分もEXバーストを発動すると、ブーストゲージと残弾が回復するため対処に余裕が生まれます。相手側も、無理せず仕切り直しのために距離を取ることもあるでしょう。
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被弾時のEXバーストにはかなり大きなデメリットがある
そもそもの話になりますが被弾時のEXバーストにはデメリットが満載です。ここからは筆者が思いつく限りのデメリットを上げていきます。
まずはEXバーストの時間がペナルティで大幅に削られること。先述したとおり発動しただけで大きく戦況を動かすことができるのに、その時間を削られるということは、有利な時間がその分だけ少なくなっているのです。
加えて受け身を取ってからでないと行動できないことから、ペナルティ以上にEXバーストの時間が少なくなっています。ダメージを受けてから発動させているので、自機の耐久はいくらかは確実に減っている点。また発動後に受けたダメージ分のEXバーストも増えないので、そこでも損をしてしまっています。
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また下記の画像を見てもらうと分かるのですが、FバーストとSバーストでは3割程のゲージが削られるデメリットで済むゲージ満タンでの被弾時EXバーストが、Eバーストではなんと5割程とかなり大きく減少しています。
試合中に一生懸命攻撃を当てたり相手からダメージを貰って貯めたEXバーストゲージが、一瞬にして半分以上も削られたら大変なことです。
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上から順番にE、F、Sです。
もちろん1落ち前の耐久によっては発動できないこともあるのでそこは考えないといけないですが、Eバーストを満タンまで貯めてしまうとFバーストやSバースト以上に大きなデメリットがあるということだけは覚えておきましょう。
なおEXバーストを守りに使う際は、発動中に被弾しないようご注意を。これはEXバースト発動中はゲージが貯まらないほか、もし自機が撃墜されてしまったとしてもその撃墜分のEXバーストのゲージが貰えないためです。
まずは僚機と合流するなどして一度態勢を立て直しましょう。被弾時に発動しないのならば、その余裕を作り出すことも可能なはずです。
敵機に格闘攻撃が得意な機体がいる場合はなるべく僚機と一緒に行動する
ガンダム・バエルやガンダムエピオンといった強力な格闘攻撃で攻め立ててくる機体たちの対処は慣れないうちは難しいものです。というより初心者の方たちだけでなくかなりの腕前を持っているプレイヤーでも、接近戦をしてひとりで対処するのは難しいところがあるはず…。
ですがこのゲームは1対1で戦うゲームではないので、僚機とお互いフォローしあえるよう、「なるべく固まって行動する」「それらの機体に対して迂闊に距離を詰めない」「集中して射撃攻撃を送り、接近を防ぐ」などを意識してみましょう。
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もちろん相手もひとりで戦っている訳ではないので、その僚機の動きには注意しなければなりません。ですが格闘が得意な機体は接近しないとその強さを発揮できないところが少なからずあるので、集中して射撃攻撃を送ってダウン取りつつ、相手の格闘攻撃を受けない距離を維持することが大切なのです。
また強引に接近されて格闘を入れられたとしても、お互いにフォローできるよう動いていれば、試合の主導権を渡さないようにできるはず。もしフォローできずに陣形をぐちゃぐちゃにされてしまったとしても、焦らずにダウンを取ってから再度合流しましょう。
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敵チームを助ける立ち回りをしない
後衛を務める支援よりの射撃が強力な機体で特にやってしまいがちなのが、自機の攻撃は長距離からでも届くからと、僚機と離れて行動してしまうこと。例えば射撃の誘導や銃口補正が効かなくなる緑ロックから照射ビームを狙う、足の止まる攻撃ばかりで格闘機に対処できないからとひとり遠くにいってしまう、などでしょうか。
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これをやってしまうと自機と僚機が互いに孤立してしまうので、本来射撃の誘導や銃口補正が効く2機からの弾幕が1機分しかなくなり、相手からしても接近しやすいのです。またそういった格闘攻撃が強力な機体は、1対1の状況で敵機を撃破することに長けている場合が多いです。
僚機が前に出て注意を引いてくれているから大丈夫かと思うかもしれませんが、取り回しの悪い武装が多い支援寄り機体が単機で離れている、これは相手からしたら本当に美味しい状況です。接近してしまえば一方的な展開にしやすい相手が、単機で孤立しているのですから。
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逆にひとり離れている支援機を無視し、単機で前線を支えている相方だけが集中的に攻撃を受けるという展開も。大切なのは適切なタイミングで前衛後衛を入れ替え、自機と僚機の耐久値をなるべく使い切って勝つことです。これを実現するためにはお互いにフォローしあわなければなりません。互いに近づきすぎず離れすぎない位置取りを意識してみましょう。
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俯瞰で見ると全員が今どういう状況かわかりやすいのでおススメ。
追い詰められて困ったときはガードを使ってみよう
レバーor方向キーを↓↑と順番に操作することで、全機体で使用できる“ガード”。これによって自機に装備された盾や武装で、敵の攻撃を防ぐことができます。
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なんとこのガード、ガンダム試作3号機のメイン射撃“フォールディング・バズーカ”のように弾頭が命中することで爆風が発生するタイプの武装や、ガンダムDXの特殊射撃“ツインサテライトキャノン”のような、地表に撃ち下ろした場合に着弾地点に爆風を発生させる照射ビーム以外は大体の攻撃を防いでくれます。
とはいえ照射ビームやマシンガン、長時間広範囲に被ダメージ判定を発生させる核弾頭の爆風などを防いだ場合は、ガードの判定の外から攻撃を食らってしまうことも。(※一部の機体は自機の全方位にガード判定がでる場合があります)
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そんなデメリットがあるとはいえ、大体の攻撃が防げるのです。これを使わない手はありません。「回避できない」と思ったらダメ元でもいいので、落ち着いてレバーor方向キーを↓↑と入力してみましょう。
また敵機からの攻撃でガードが成立した際には微量ですがEXバーストゲージが貯まります。他にも少量ですがブーストゲージが回復する場合があったり、ごく短時間ですが自機の防御力が少しアップしたりすることもあるようです。
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攻撃を回避する際は自機との位置関係や射線、攻撃範囲を意識する
とはいえ、ガードで防ぐだけでなく敵機からの攻撃は華麗に回避したいもの。代表的なものである“ステキャンorフワステ”や“ステBD”、“慣性ジャンプ”などを覚えて実戦で使ってみても、上手く敵機からの攻撃を回避できないことはままあります。
照射ビームなどダメージを受ける判定が長時間出続ける射撃攻撃などは分かりやすいですが、いくらステップを踏んでも自機がその判定に触れてしまってはダメージを受けてしまうのです。そこで必要となってくるのが、ステップで誘導を切りつつも敵機の射線と自機の軸をズラすという動作。
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正面にいる敵機から飛んできた射撃の弾に対して、直線になるよう前方向や後方向にステップしては命中してしまうのは必然です。またこのゲームが2対2で戦うものである以上、正面の敵からの射撃の軸はズラしても、横から回り込んでいる敵機からの射撃はもらってしまったり……みたいな状況も多々発生します。
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この場合は画面右上のレーダーや画面上の上下左右に表示されるアラートマーカーがヒントになります。これで敵2機の位置や状況を確認しつつ、そのどちらの射撃からも軸をずらすように自機を動かしてみましょう。
格闘攻撃については、タイミングが悪いとステップをしているのに殴られたということが発生します。これについてはキチンと相手の格闘を読んで使う必要がでてきますので、そのタイミングを把握できるよう何度も対戦経験を積んでいくことが重要です。
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以上、本作の対戦において無駄な被弾をさけるための考え方やテクニックをご紹介しました。今回紹介した以外にも様々な戦い方があることと思いますが、少しでも初心者の方の参考になれば幸いです。