
『スーパーマリオ』シリーズ35周年ということで、ニンテンドースイッチでは『スーパーマリオコレクション』が配信開始されました。この作品はレトロなマリオが4作品も遊べるのです。
しかもセーブ機能がついており、収録されている『スーパーマリオブラザーズ3』ではアイテム持ち越しでワールド1からプレイ可能! ならばやるしかありません、「使いづらいカエルスーツでマリオ3はクリアできるかチャレンジ」に……!
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そもそもカエルスーツってどんな感じ?

カエルスーツは『スーパーマリオブラザーズ3』で初登場したパワーアップアイテム。マリオがカエルの姿になり、泳ぎが得意になります。通常はワールド3(厳密にはワールド2の隠し)から手に入りますが、『スーパーマリオコレクション』では持ち越しが可能なのでこれで通してプレイしようという企画です。
カエルマリオは水中でこそ機敏ですが、陸上ではだいぶ扱いづらくなります。まずカエルのようにぴょこぴょこ跳ねるため、うまくダッシュができません。一切できないわけではないのですが、動きが独特になります。

ただ、ノコノコのこうらなどを持つと立ってダッシュできるようになります。ゆえにこのプレイでは、なるべくモノを持つと操作しやすくなるのです。
また、カエルマリオはしゃがむことができません。これが地味に不便で、ファイアパックンの炎を避けるときなどに困りますし、坂をすべり下りることもできません。パワーアップアイテムなのに陸上では基本的に縛りプレイになってしまうわけですね。

なお、カエルマリオの状態でお城をクリアすると「魔法の杖で姿を変えられてしまったのでは」と心配されます。たぬきマリオ、ハンマーマリオでも特殊なセリフが用意されていますよ。
スーパーファミコン版『スーパーマリオコレクション』でもカエルスーツでクリアを目指すことはできたのですが、ダメージを受けるたびにカエルスーツを消耗するので現実的でない(カエルスーツを集める手間がかかりすぎる)状態でした。しかし、ニンテンドースイッチであればどこでもセーブのおかげでやり直しが現実的になったのです。
いざプレイ! 序盤は順調

さっそくカエルスーツをいくつか調達したあとワールド1からプレイ開始! 序盤は難易度が低いこともあり、かなり順調でサクサク進んでいきます。

カエルスーツでプレイしていて厄介なのが「ドッスン」。うまくダッシュできないので、本来であれば駆け抜ける場所もいちいち足を止めなければなりません。また、ドッスンとマリオの距離が近いと避けるタイミングがかなりシビアになります。

しゃがみができないので、ブロックを破壊して先へ進むステージ(ピラミッド)もちょっと面倒です。とはいえ、このあたりはまだちょっとめんどくさいくらいで済んでいました。

ワールド3に入ってようやくカエルスーツの本領発揮! と思いきや、活躍できるのはかなりわずかなステージでした。

というのも、ワールド3は「水中ステージ」もあるにはあるのですが「水上ステージ」もかなり多くて、はっきりいってカエルスーツは役に立たないことが多かったです。むしろ水中を泳いだら死ぬケースも。

ワールド5-3では、珍しい「カエルくつマリオ」になれました。くつの操作があまりにもやりやすくて涙が出そうになりました。

たまに役立つことがあっても「ちょっとした水場で泳げる」くらいのレベル。あまりにも悲しいパワーアップアイテムです。