この機体は上級者の方たちだけでなく初心者の方にも進められることがあり、かなり幅広いプレイヤー層で使用されています。今回はそれほどまでに本機が使われやすい理由について、考察できたらと思います。
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1.メイン射撃を筆頭に強力な射撃武装が揃う
本機の本分はやはり、僚機と足並みを揃えつつ強力な射撃武装の数々による援護になってきます。ただしそのどれもが自機の足を止めて放つ武装ばかりのため、僚機に敵機の注意をひきつけて貰うとその強みを活かしやすいでしょう。
メイン射撃の“クロイツ・デス・ズューデンス”は、敵機をダウン状態にし大きく吹き飛ばせるほか、弾自体の判定も大きく高威力、かつ当てやすいと非常に優秀。やはりこの武装が輝く位置取りが、実際の対戦では重要になってくるのではないでしょうか。
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敵機がエクセリアと同じように足を止める武装を所持している場合や敵機にブーストゲージを使わせたい場合などは、サブ射撃の“スフィアビット”も便利です。これ単体でのヒットも狙えなくはないのですが、ヒット率はそれほど高くはないため、他の武装と組み合わせて追い詰めて行きたいところ。
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そして射撃チャージショットの照射ビームは、銃口を動かして敵機を狙える強力な武装です。ただし長時間ダメージ判定が残る都合上、後ろから考えなしに撃つと僚機の邪魔になる場合も。自機も長時間足を止めるため、分断や孤立の原因にもなります。あまり狙いすぎず、メイン射撃の弾切れの穴埋めや牽制で使っていくといいかもしれません。
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自機が狙われてしまった場合は落ち着いてメイン射撃を狙ったり、レバーor方向キー 後+格闘ボタン出だせる“ビーム・サーベル【ダガーモード】”などを使いましょう。身を守る手段は揃っています。
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またバーストアタックの“星たちの生まれる世界(ミルヒシュトラーセ)”は広範囲の照射ビームという際立った性能になっており、(考えなしに発動するのは御法度ですが、)一切使わないのは勿体ないところがあります。戦況を見て狙ってみましょう。
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2.格闘攻撃も弱いわけではない
本機は強力な射撃攻撃による援護が本分だと先述しましたが、射撃武装しか取り柄が無い機体ではありません。接近戦が得意な機体に比べたら流石に不得手と言わざるを得ませんが、迎撃や至近距離で敵機の隙を狙って当てるくらいの性能はあります。
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敵機の注意をひきつけてくれる3000コストと確実に組めるなら話は別ですが、そうではないシャッフルでは自分のコスト以下の支援寄り機体などと組む可能性も結構な確率であるため、自分も普段より前線に出る場合もあるでしょう。そういった時に、そこそこな格闘攻撃を持っていることは、支援寄りの機体としては強みになり得ます。
ブーストダッシュ中にレバー前+格闘で出る攻撃は、自分から攻めていく時に後述するシールドビットを自機に展開して使うと中々強力。またメイン射撃をブーストダッシュでキャンセルした際に前入力を入れ込んでおき、敵機が接近してきたら狙って刺すといった芸当ができることも。
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3.特徴的な性能の攻撃が揃った特殊射撃
本機の特殊射撃である“リンクリフェイザー”は、レバーor方向キーのN、前、横、後に対応してそれぞれ違った性能の攻撃を出すことが出来ます。技の発生まで敵機の攻撃を受けてもよろけないので、これを活用した使い方も可能。
Nの“ミスティック”は自機の周囲に緑色の竜巻を発生させます。発生が遅いため使いどころが難しい部分もありますが、ダウン中の相手に重ねて起き上がりに当るようにしたりなど、キチンと使えば非常に効果的です。
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前の“タキオン”は剣を構えた後に突撃して強烈な突き攻撃をお見舞いします。凄まじい誘導をしており、ステップされない限りは敵機を追いかけます。敵から見られてない時に使っていきましょう。移動量が多いので、逃げる時のあがきに使えることも。
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横の“イグニス”は射程限界のある球体を三方向に射出する武装。迎撃にはもちろん、敵機の横軸の移動を読んで狙うなど、能動的に攻める際にも使用できます。当てやすさの面から、おそらく一番多用することになるはず。
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最後の後“カルネージ”は一度飛び上がってから照射ビームを放つ武装です。地表に当ると爆風を発生させるほか、発射まで敵機を狙い続けるようなので、近~中距離ならばキチンとタイミングを計れば当てやすいはず。遠距離では発生の遅さがネックになるので、射撃チャージショットの“クロイツ・デス・ズューデンス【照射】”を使いましょう。
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4.シールドビットを送るタイミングは要注意
そして本機の強力な武装のひとつとして外せないのが、特殊格闘の“シールドビット【自機】/【僚機】”。これは一定時間敵機からの射撃や格闘を防ぐバリアを展開するもので、自機だけでなく僚機にも展開することができます。
当然この効果は強力なので最大限活かしたいところ。前線に出てくれる僚機とチームを組めたのならば、そのEXバーストにあわせて送ってあげると戦果をあげやすくなります。また「自機の耐久値が多く残っていて僚機が撃墜されたら敗北してしまう」なんて場合に、保険として送ってあげるのもいいでしょう。
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しかしこの武装、チームシャッフルでは非常に扱いが難しくなってしまいます。自機が狙われているから前線に出て欲しいという意図で僚機に送ったとしても、状況次第では今は前線に出れないと考えている場合もあります。
要するに、送られた側も今送られてもどうしようもない、戦況を動かすことができないタイミングが存在するのです。特にエクセリアのコストより低い2000コストや1500コストの支援機などに送っても、前線に出れるかと言ったらそうではありません。
むしろこの場合は自機に展開し、ふたりである程度前線を上げ少しアグレッシブに戦ってくれたほうが僚機としても助かる可能性があります。エクセリアだからといって、常に後方で照射ビームなどを狙って居られることは少ない場合があることに注意です。
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▲少しアグレッシブにとはいっても、そのためにFバーストを装備して格闘攻撃ばかり狙うのでは本末転倒な部分も。
慣れてくると、僚機のEXバースト発動タイミングは画面左下で確認できる耐久値からある程度予想がつくようになります。そこから発動時に送ることを狙うのはありですが、かならず僚機のEXバーストにあわせるかと言われると、そうではありません。
3000コストで前線に出てくれる僚機とチームを組んだ場合では、エクセリア側の残り耐久値によってビットをエクセリア自身の耐久値を守るために使用し、僚機に確実に先に落ちて貰ったほうがいい場面もあります。慣れるまでは基本的に自機の耐久値を守るための保険とするのがいいでしょう。
特にチームシャッフルは僚機と息が合わなくてもある程度は仕方ない部分があり、自分の都合でこのビットを僚機に送っても困らせてしまい、そこからさらに息が乱れることも。まずは自機の状況を優先してみましょう。
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▲極端な例になりますが、上のような編成の場合はお互いエクセリア同士なので、僚機にビットを送っても前線に出てくれるとは限りません。自分のために保持してここぞという場面で使ったほうが、お互い立ち回りの幅も広がるでしょう。
5.僚機の邪魔をしないよう気を付ける
本機の強みとは少し離れますが、やはりこういった支援寄りの機体を使う場合、“誤射”には気を付けましょう。強力だからと考えなしに射撃を敵機に送ってしまうと、僚機が取れるはずだったダメージを安くしてしまったり、無駄な被害を与えてしまう場合があります。
基本的に僚機に注意を引いてもらって射撃を送りたいエクセリアは、後方にいる場合が多いと思われます。しかし僚機と同じ敵を狙っている場合の誤射に注意したり、僚機にダメージを取ってもらうか自分が射撃を送ってダメージを取るかどうかの判断については、エクセリア側が気を付けたほうがいいでしょう。
チーム固定なら声掛けができますが、シャッフルでは特に気を付けたいところ。やはり僚機を前に出すという位置関係上、エクセリアのほうが自機以外の3機の動きを把握しやすいのです。
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▲ほとんど同じ場面のエクセリアと僚機の視点。僚機はほぼ敵に囲まれた状態でエクセリアの照射ビームを受けてダウンさせられてしまっており、状況は非常に悪い。加えてエクセリアの画面では自機以外の3機の動きが確認できますが、僚機の画面ではそれができないことがわかります。。
そして戦況によっては自分が追われる場面も少なからず出てくるため僚機に助けて貰いたくもなりますが、単機では本当にどうしようもない場合以外は、最低限自分の身は自分で守らなくてはなりません。支援するはずのエクセリアが僚機を後ろから撃ったり、助けてもらってばかりでは流石にまずいのです。その点は心に留めておきましょう。
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▲実際の対戦での位置取りは、俯瞰視点のリプレイがおススメ。僚機から離れすぎていることが一目でわかります。
以上、エクセリアの強さや使用する際の注意点を一部紹介しました。ある程度動かしやすく潰しもききやすいので愛用している方は多いと思います。慣れてきたら今度は、戦況を見てどの射撃武装を使うべきか判断できるといいかもしれません。
加えてとてつもなく強い方々にはこんなこと今更かもしれませんが、今回の家庭版からプレイをはじめ本機を勧められたと言う方は、自分の事だけでなく僚機のことも少し気にかけてみましょう。最初の内は難しいと思いますがやはり支援寄りの機体なので、チームを組んだ僚機の力を活かすために自分はどう動けばいいかまで考えたいですね。