今回は、MegaPixel Studioが贈る『パンツァードラグーン:リメイク』のPC版です。
本作は、1995年に発売されたセガサターン向け3Dシューティング『パンツァードラグーン』のリメイク作品。プレイヤーは、ドラゴンを操って大空を駆け巡り、迫りくる数々の敵の攻撃をかわしながら倒していきます。
中学生の頃、友達からセガサターン本体とオリジナル版『パンツァードラグーン』のソフトを譲ってもらったこともあり、僕の中ではサターンを象徴するゲームです。
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当時はゲーム機などの高額な物を勝手に買うのは親から禁じられていたため、サターン本体をダンボール箱の中に隠してプレイしていました。
親に隠れてコソコソプレイするほどハマっていたオリジナル版ですが……実は「楽しかった!」という感想以外、ストーリーやゲーム性など一切覚えておりません。
オリジナル版はもう25年前のゲームで、僕も気がつけば40手前。そりゃ子供の頃の記憶も薄れていくよなあ。というか、まさか自分がこんな歳になってもガッチガチなゲーマーだとは思ってもなかったなあ……。
ドラゴンと青年の出会い。なんとなく乗るぜ!
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文明が崩壊してかつての力を失った人類は、黄昏の時代を送っていた。だが、失われた文明を手にした帝国により、周辺国家を巻き込んだ戦争が勃発してしまう。
物語はドラゴンと青年の出会いから始まる。
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青年の前に現れたドラゴンとそれにまたがる1人の男。
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青年が男に触れると、謎の映像が頭に流れ込んできた。男の記憶だろうか。
その後、男は息を引き取り、青年は残されたドラゴンにまたがり大空に飛び立つ……といったオープニングだ。
ストーリーなどは詳しく語られないので、青年が義勇心により息絶えた男のあとを引き継いだのか、謎の映像を見せられたことで洗脳されてしまったのかは不明だ。それとも……
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こんな軽い感じでなんとなくドラゴンに乗っちゃったのかな。
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ともかくいよいよここから本編スタートなのだが……
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当時はそこそこプレイ出来ていたジャンルなのに、年をとって三半規管が衰えたり、物覚えが悪くなって複雑な操作についていけなくなったり……気がつけばフライトシューティングは苦手なゲームジャンル第1位になってしまったのだ。
……とりあえず酔い止め用意しとこ。
敵は360度どこからでも攻めてくる!
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1つ目のステージは水中都市。
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早速敵のお出ましだ。黄色い四角が照準だろう。敵を狙って……発射!って攻撃ボタンはどれだ?
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攻撃ボタンと思って押したのは旋回。本作の敵は前後左右どこからでも襲ってくるので、画面上のレーダーを確認して360度警戒しなければならない。
しかし……今敵は前方からしか来ていないので旋回の必要はない。いや、無駄にくるくる回っちゃったから、敵の位置が後方になっちゃってるわ……。
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ちょっと一回!一回待と!
ふー……なんとか態勢を立て直して反撃開始だ。
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敵に照準を合わせて攻撃ボタンを押すと単発で銃が撃てる。
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ボタン押しっぱなしにしながら敵に照準を合わせると、自動追尾のレーザーが発射可能だ。複数の敵をロックオンすれば一気に敵を殲滅出来るので気持が良い。
いわゆるレールシューティングなので、自分で前方に進む操作をする必要がない。回避や攻撃だけに集中出来るので、シューティング初心者の僕には非常にありがたいぜ。
ステージをある程度進めるとボスの登場だ。
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ボスの周りを飛ぶザコ敵を排除しながら、ボスの攻撃を掻い潜る。
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旋回しながら飛行船の前後左右を攻撃!
敵のダメージエフェクトが薄いので、ダメージの通らない場所を気付かずに延々と攻撃してしまっていたが、まあなんなくステージクリア。
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その後も、荒野で巨大な昆虫と戦ったり……
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敵の攻撃が激しい要塞を攻めていく。
ゲームにもなかなか慣れてきたので、お菓子を食べながらプレイする余裕も出来てきた。
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まあ実際にドラゴンの背中でこんなことやってたら、食べカスポロポロこぼしてめっちゃ怒られそうだが……。
クリア時間は2時間ほど。本作には3段階の難易度があり、実は一番易しいモードでプレイしていたので気楽に楽しめました。現在はノーマル難易度もクリアし、これからハードモードに挑もうと思っています。
3Dシューティングゲームだとほぼ確実に3D酔いをしてしまうのですが、本作は複雑な操作が無いのが幸いしたのか、全く酔わずにプレイ出来ていました。
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せっかく薬局で酔い止め薬買ってきたのになあ。
グラフィックはオリジナル版から比べると相当進化しているものの、現在のゲームと比べると見劣りがします。25年も前のゲームのリメイクなのでやや古臭さを感じると思います。
前述の通り、操作は簡単で低難易度モードもあるので僕のような3Dシューティング初心者でも安心して楽しめると思います。1つのステージは数分でサクッと終わるので、集中力が途切れず最後までプレイできました。
『パンツァードラグーン:リメイク』は、ニンテンドースイッチ/PCを対象に配信中です。PS4版の配信も決定しています。
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。
「吉田輝和の絵日記」で取り上げてほしいゲームタイトルがありましたら、こちらの申込みフォームで教えてください!すべての要望には応えられませんが、それでも出来るかぎり応えていきたいと思います。