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人気シリーズの最新作から意欲的な新規IPまで、様々なタイトルがゲーム市場を賑わせています。1ヶ月の間にリリースされる本数も多く、その全てをチェックするのは案外難しいもの。後から気になるタイトルに気づくことも、しばしばあります。
そこでインサイドでは、毎月発売されるタイトルの中から8作品をピックアップ! 期待度の高いタイトルや個性的な作品などを独断で選び、短時間でチェックできるよう紹介いたします。
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今月は、『アサシン クリード ヴァルハラ』や『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』をはじめ、人気シリーズの最新作が多数登場。3Dダンジョン系からも、『神獄塔 メアリスケルターFinale』と『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』が登場します。
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また、『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』や『ゼルダ無双 厄災の黙示録』といった、名シリーズの新たな展開も注目どころのひとつ。このような強豪が集う中、新規IPながら存在感を示す『天穂のサクナヒメ』も、実に気になる作品です。
加えて、今月は「PS5」がいよいよリリース。本来ならばPS5ソフトも個々にピックアップして紹介するところですが、発売日にPS5を入手できない方も多いため、今回は+αという形でPS5自体を取り上げてみました。
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これから遊ぶゲームを探している方は、今回取り上げたタイトルから選んでみてはいかがでしょうか。
『神獄塔 メアリスケルターFinale』
本シリーズの最終章を描く『神獄塔 メアリスケルターFinale』は、新旧入り乱れる複数の主人公を切り替えながら、少女達の過酷な脱獄劇をRPGで表現。スキルや職業などを組み合わせた3Dダンジョンバトルを、独特の世界観とシビれる緊張感でお届けします。
これまで2作品が展開したシリーズですが、前作および前々作の物語もADVモードとして収録。『神獄塔 メアリスケルターFinale』でシリーズに初めて触れる方も、一通りの物語をしっかり味わえるのでご安心ください。さらに、前回の予約特典「恋獄塔 めありーすけるたー」が遊べるのも嬉しいポイントです。
『アサシン クリード ヴァルハラ』
アサシンとなり、様々な時代の闇を描いてきた『アサシン クリード』シリーズ。その最新作では、暗黒時代のイングランドを舞台に、伝説のヴァイキング「エイヴォル」となってオープンワールドを駆け巡ります。
ヒドゥンブレードによる暗殺はもちろん、両手で強力な武器を振るい、ヴァイキング流の豪快な戦いを味わうことも可能。また、ヴァイキングの軍勢と共に、サクソン人の軍隊や砦を襲撃するダイナミックな戦いを楽しむこともできます。自らの選択によって成長していくキャラクターと共に、栄光への道を目指して突き進みましょう。
『キングダム ハーツ メロディ オブ メモリー』
『キングダム ハーツ メロディ オブ メモリー』は、本シリーズ初となるリズムアクション。『キングダム ハーツ』シリーズの楽曲に加え、ディズニーの楽曲なども収録されており、140曲を超えるラインナップが本作を彩ります。
ソラやドナルド、グーフィーをはじめ、プレイアブルキャラクターも多数登場。音楽を通して記憶を振り返る旅路は、かつて冒険したあの日々を鮮明に紡ぎ出し、思い出となって改めてプレイヤーの胸に刻まれることでしょう。冬の夜に、素晴らしい音楽を心に積もらせてみてはいかがですか。
「PlayStation 5」発売!
次世代コンソール機の「PS5」が、11月12日に発売します。同時発売のタイトルでは、死にゲーの草分け的存在である『デモンズソウル』のリメイク版や、マイルズ・モラレスがもうひとりのスパイダーマンとして目覚めていく『Marvel's Spider-Man:Miles Morales』などが、特に注目を集めています。
また、プリインストールされている『アストロプレイルーム』で、進化した最新ハードの衝撃と進化を堪能するのもオツですし、互換性のあるPS4ソフトをチョイスするのも選択肢のひとつ。さらに、『Bloodborne』や『モンスターハンター:ワールド』、『ペルソナ5』などが遊べる「PlayStation Plusコレクション」も、視野に入れておきたいコンテンツです。
ちなみにローンチソフトの一部は、PS4版も用意されています。PS5が手に入らなかった方は、そちらを一考してみてください。
『天穂のサクナヒメ』
描画は3Dながら、ゲームシステムは爽快かつ独創性の高いバリバリの2Dアクションが楽しめる『天穂のサクナヒメ』。インディーゲームながら注目度が高く、多くのユーザーから関心を集め続けた話題作が、いよいよスイッチとPS4向けに登場します。
主人公のサクナヒメは自堕落で怠け者ですが、身にまとう羽衣を駆使したアクションで、文字通り人間技ではない華麗な動きを披露。敵の背後に回ったり、囲みから抜け出して形勢を逆転させるなど、唯一無二の心地よいバトルがプレイヤーを待ち受けています。また、育成要素と結びついた稲作も、努力の成果に見合った達成感があり、侮れない要素と言えるでしょう。
【関連記事】『天穂のサクナヒメ』爽快アクションの鍵は“羽衣”にあり! ゲームで行う稲作体験は、クセになるほど充実度満点【プレイレポ】
『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』
シリーズ最新作として登場する『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』は、『ブラックオプス』第1作の続編でもあり、冷戦時代の1980年初頭を舞台とする過酷な戦いと策略に満ちたストーリーが展開します。
歴史上の人物やおなじみのキャラクター、そして新た仲間などが彩るシングルプレイのキャンペーンモードはもちろん、充実したマルチプレイモードも用意。各国が覇権を争う激動の時代を、臨場感たっぷりにお届けする1本です。
『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』
対戦型パーティゲームの代表格として長年愛され続けた『桃鉄』が、久しぶりに据え置き機へ帰ってきました。さくまあきら氏×桝田省治氏のタッグで放つ、懐かしくも新しい『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』を待望している方も多いのでは。
「全国の物件を手に入れながら総資産のトップを狙う」という基本を受け継ぎつつ、新たなゲストボンビーやゲームを盛り上げる新イベントの数々なども搭載。シリーズ史上最凶とも言われるキングボンビーが登場する本作を、ローカル対戦やフレンドとのオンライン対戦などでたっぷりお楽しみください。早期購入特典のファミコン版『スーパー桃太郎電鉄』も、ファンならば見逃せないところです。
『ゼルダ無双 厄災の黙示録』
『ゼルダの伝説』と『無双』シリーズによるコラボレーション第2弾の『ゼルダ無双 厄災の黙示録』も、いよいよ今月発売されます。しかも本作は、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の世界で起きた100年前の「大厄災」にフォーカスしており、当時の戦いを新たな形で描く作品です。
本作は、コーエーテクモゲームスが開発・販売を行いますが、任天堂開発チームの監修を受けており、グラフィックや空気感、台詞回しなど、細部に至るまで『ブレス オブ ザ ワイルド』の世界観を再現。そのこだわりぶりをいち早く味わえる体験版が配信中なので、まずはそちらを触れてみるのも一興でしょう。
【関連記事】神獣が大暴れ!四人の英傑の個性的な攻撃も見逃せない『ゼルダ無双 厄災の黙示録』2章まで丸々インプレ
『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』
『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』で好評を博した、人形兵の集団を率いて迷宮探索に挑む3DダンジョンRPG要素を受け継ぎ、最大40人"+α"による大規模戦闘を繰り広げる『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』。「魔女ノ旅団」による新たな冒険が、PS4とPS Vitaに訪れます。
人形兵たちの組み合わせは無数にあり、その能力をどのように引き出すかは、全てプレイヤーの采配次第。歯ごたえのある探索が楽しみたい方には、うってつけのゲーム性を備えています。また、『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』はストーリーの評価も高かったので、物語面についても期待が膨らむところです。
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