カプコンが手掛ける、ニンテンドースイッチ向けハンティングACT『モンスターハンターライズ』。 その「無料タイトルアップデート(Ver3.0)」にて、徹甲弾を扱う強力なヘビィボウガンが複数追加されました。
アップデート前まではライトボウガンなどの影に隠れ、不遇な武器種のイメージが強かったヘビィボウガン。今回はその新たな可能性についてご紹介します。
安定した火力と複数回の気絶が徹甲ヘビィの魅力
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徹甲榴弾を軸に運用するヘビィボウガン―通称、徹甲ヘビィは高い気絶値と固定ダメージで安定した狩りを行えるのが魅力の運用スタイルです。
一度の狩りで複数回の気絶を取るのもお手の物。徹甲榴弾のダメージは肉質無視で発生するので、射撃肉質が堅いモンスター相手でも問題はありません。気絶状態にするには頭を正確に攻撃する必要がありますが、ダメージだけ求めるなら照準を合わせるのが苦手なプレイヤーにもオススメです。
オススメのヘビィボウガン3選
徹甲ヘビィとして注目されている武器は主に3つ。テオ・テスカトルの素材で作れる「テオ=フランマルス」、ラージャンの素材で作れる「金獅子砲【重雷】」、そして百竜武器の「百竜重弩【機智縦横】」です。
それぞれ少し性能が異なっており、「テオ=フランマルス」は単純な火力特化、「金獅子砲【重雷】」は手数と麻痺弾による追加の拘束、「百竜重弩【機智縦横】」も手数があり、こちらは百竜スキルのお陰で運用方法を変えることが出来る特徴を持っています。ここからは徹甲ヘビィとしての運用を軸に、3つのヘビィボウガンの具体的な性能をご紹介しましょう。
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「テオ=フランマルス」は前述の通り、火力特化のヘビィボウガンです。徹甲榴弾の装填数はレベル1が3、レベル2と3は2発ずつ装填可能。百竜スキル「炎王龍の魂」を使うことで、他2つのヘビィボウガンと差別化できます。
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気絶中のダメージ源として竜撃弾、レベル3までの拡散弾も使用できます。最低限の気絶が取れていれば難しい操作や立ち回りは必要ないので、入門用としてもピッタリ。ただリロードは“やや遅い”になっており、ブレ右/大も持っています。中距離以上では弾が大きく右に曲がってしまうので注意しましょう。
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「金獅子砲【重雷】」は「テオ=フランマルス」と同じようにレベル3までの徹甲榴弾と拡散弾、そして竜撃弾を使えますが、火力では劣っています。しかし装填数では勝っており、レベル1からレベル3まで3発ずつと1発多め。
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百竜スキルの「徹甲榴弾追加II」を選択すれば4発も装填可能です。さらにレベル3スロットも1つ付いているので、「装填拡張」など、徹甲ヘビィで重要なスキルを入れやすくなっているのも長所。麻痺弾のレベル1、2にも対応しており、マルチなどでの補助も視野に入れるならこのヘビィボウガンでしょう。
強化素材に宝玉など貴重な素材を使わないため、作製ハードルが低いのもメリットの1つ。「テオ=フランマルス」は「奇しき赫耀のバルファルク」の素材を使うため、基本的にはHR100以降でないと作れませんが「金獅子砲【重雷】」はVer3.0で追加された新クエスト「百竜ノ淵源」がクリアできればOK。HR50と早めの段階で作れるのも便利なところですね。
ちなみに「金獅子砲【重雷】」は左右/大のブレを持っています。離れた場所から撃つのは止めておきましょう。
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3つ目に紹介するのは「百竜重弩【機智縦横】」です。百竜武器の最終強化で、ヌシ・ジンオウガまでのヌシ系を倒せれば、希少素材を使わずに作製できます。
こちらも「テオ=フランマルス」に火力自体では劣りますが、百竜スキルで「徹甲/拡散弾追加II」を選べば徹甲榴弾レベル1が3発、レベル2は2発、レベル3は4発装填可能と、「金獅子砲【重雷】」と遜色ありません。拡散弾については完全に勝っており、レベル1と2が2発ずつ、レベル3は3発装填できます。「テオ=フランマルス」ではレベル3は1発しか装填できないので、この辺りは明確な強みですね。ただ竜撃弾は撃てず、気絶中の火力手段は上2つのヘビィボウガンと比べると少なくなっています。
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しかし、そこは選択肢が豊富な百竜武器。百竜スキルで属性弾を撃てるようにすれば火力の問題を解消できます。「金獅子砲【重雷】」と同じように麻痺弾のレベル1、レベル2を使っても構いませんし、睡眠弾にも対応させられます。属性強化系のスキルを積む前提にはなりますが、「テオ=フランマルス」に並ぶ火力を叩き出せるでしょう。
ちなみに「百竜重弩【機智縦横】」のブレは左/大になります。
この他にも徹甲ヘビィに向いた武器が2つ!目的に合わせた運用を
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上述したヘビィボウガンの他にも、徹甲ヘビィとして運用可能なヘビィボウガンはいくつか存在します。
まず1つは「轟砲【虎頭】」です。「テオ=フランマルス」に近い性能を持っていますが、百竜スキルで拡散弾を全レベル3発ずつ装填できるメリットがあります。
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イブシマキヒコのヘビィボウガン「神淵ノ風放チ」も優秀です。徹甲ヘビィとして運用する場合は上記のヘビィボウガンに劣るものの、今回紹介した中で唯一、斬裂弾を装填できます。気絶後に尻尾の切断を狙うならこのヘビィボウガンでしょう。滅龍弾や貫通滅龍弾、睡眠弾レベル2も装填できるので尻尾の切断以外でも活躍してくれます。
以上が、Ver3.0で注目を集めている徹甲ヘビィの紹介になります。今回のアップデートで徹甲榴弾に関する不具合が修正されたこともあり、一気に使いやすくなりました。強力なライバルとしてライトボウガンの「禍ツ弩ノ幽鬼ドシュー」などがありますが、こちらと比較しても一度の装填数や強化パーツによるガードなど、まったく劣らない性能を持っています。
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必須級のスキルとしては、装填拡張や弾丸節約、砲術、装填速度あたりでしょうか。強化パーツにパワーバレルを入れるなら回避距離も候補。純粋な徹甲ヘビィとして使うか、「百竜重弩【機智縦横】」を採用して属性攻撃も軸にするかでも様々な選択肢があり、最終的には自分の好きな形で構成するのがオススメです。スタンダードな徹甲ヘビィで運用するなら、「ヴァイクS」シリーズと「ジャナフS」シリーズ、「バゼル」シリーズを混ぜた装備がスロットも多く便利です。
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ちなみに今回紹介したヘビィボウガンはほとんど拡散弾を撃てますが、味方に当てると吹き飛ばしてしまうので要注意。巻き込まないように狙って撃つか、マルチプレイ時には使用しないなど、味方を巻き込まないよう意識しましょう。