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株式会社ポケモンは、“人々が自由に移動できるようになったそのときに向け、人と人、人と地域を繋ぐことで、旅の楽しみをお届けする”という「そらとぶピカチュウプロジェクト」の発足を発表しました。
その第一弾として、スカイマーク株式会社と提携し、6月21日より「ピカチュウジェット」が就航開始。本稿では、そのピカチュウジェットのお披露目に加え、沖縄県で行われる様々な観光施策が公開された「ポケモン新プロジェクト発表会」の模様をレポートします。
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発表会ではまず、株式会社ポケモン代表取締役社長・石原恒和氏と、スカイマーク株式会社代表取締役社長執行役員・洞駿氏がポケモンジェットから登場。パイロット姿のピカチュウがお出迎えしました。
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冒頭の挨拶にて、石原氏は「そらとぶピカチュウプロジェクト」発足を発表。ポケモンは“アニメやゲームを通じて冒険をする楽しさ、旅を通じて新たな出会いが生まれる喜びを世界中で伝えてきた”とし、この実績を使って人と地域を繋ぐことを目的に発足したプロジェクトであることを説明。そして、その象徴とも言えるのが、発表会場で目に飛び込んでくる「ピカチュウジェット」です。
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洞氏は、“人と人、人と地域の繋がりを再び力強いものにする”という本プロジェクトの理念はスカイマークの企業ミッションであり、旅を通して人々を笑顔にするのは、スカイマークの存在意義の一つとし、本プロジェクトへの参画を改めて表明。心置きなく移動ができるようになった際には、多くの人に旅をする楽しさを味わって欲しいとのこと。また、本取り組みに関しての版権使用料は無償で提供されており、ピカチュウジェットの塗装費用も株式会社ポケモンで一部負担したことを発表しました。
ピカチュウジェットBC
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お披露目されたジェットの名称は、スカイマークの識別コードである“BC”を冠した「ピカチュウジェット BC」。風船を持ったピカチュウ、通称“そらをとぶピカチュウ”が機体にデザインされ、ピカチュウカラーであるイエローをベースとした元気な印象を受けます。ピカチュウは合計で10匹描かれており、デザインについてはスカイマーク社員から出たアイデアを積極的に採用したとのこと。就航は本発表会が行われた6月21日より、東京国際空港(羽田空港)と那覇空港を結ぶ便をはじめ、東京-沖縄を中心に運航します。
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また、シンガポールを拠点に運航する航空会社・Scoot(スクート)でもポケモンジェットの就航が決定しました。本プロジェクトは世界への展開を計画しており、ピカチュウジェットが世界の空を繋いでいく予定です。こちらの就航については今後、シンガポールでの新型コロナウイルス感染状況を鑑みて開始するとのこと。発表会ではCEOであるキャンベル・ウィルソン氏のビデオメッセージも上映されました。
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ポケモンジェットは機内にもこだわりが感じられます。ピカチュウがかわいい紙コップをはじめとしたアメニティ類はもちろん、客室乗務員のエプロンや、シートにもピカチュウがデザインされています。ピカチュウの図鑑ナンバーである25の座席票には隠れピカチュウも……!
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搭乗したお子様にはオリジナルグッズがプレゼントされます。また、搭乗記念メダルやダイキャストモデルといったグッズも機内で購入可能です。
沖縄県内での取り組み
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沖縄県の県産品である“かりゆしウェア”を身にまとった株式会社ポケモンプロジェクト担当役員・福永晋氏より、沖縄県での取り組みについて説明も行われました。なお、スカイマーク以外の協力企業、団体に関しても版権使用料は無償とし、一部ラッピングや制作費用を株式会社ポケモンで負担しているとのこと。また同氏は、本プロジェクトはあくまでCSRの一環であり、収益性の確保については想定していないと、後の質疑応答で話しています。
ポケモンに彩られた交通機関
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沖縄県内の玄関口である那覇空港では、スカイマークの国内線カウンターでピカチュウが出迎えてくれます。また、空港内デパートリウボウJAL側売店の一角には、オリジナルグッズや、ポケモンがデザインされた沖縄県のお土産品の販売も。福永氏が着用している“かりゆしウェア”も販売され、これを身にまとった「かりゆしピカチュウ」も観光施設に登場し、プロジェクトを盛り上げていきます。
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那覇空港を起点に那覇市内を駆け抜け、浦添市へ結ぶ沖縄都市モノレール(愛称:ゆいレール)では、オリジナルデザインのラッピング車両が運行が始まるほか、那覇市街の観光や移動に便利な路線バス(東陽バス、琉球バス交通、那覇バス、沖縄バス)でもオリジナルデザインのラッピング車両が走ります。
沖縄県の観光にもポケモンたちが
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ポケモンの絵が描かれたマンホール蓋「ポケふた」が、沖縄県内4カ所(那覇市、沖縄市、宜野湾市、うるま市)に設置されます。シーサーを模したウインディや、美しい海をイメージしたデザインは沖縄ならでは。これまで、日本各地で設置されてきましたが、沖縄県での設置により、北は北海道、南は沖縄県まで「ポケふた」が見られることになります。この「ポケふた」は『ポケモンGO』のポケストップになる予定です。今後は12箇所まで拡大予定。
さらに7月から順次、おきなわワールド、海洋博公園と沖縄美ら海水族館、古宇利オーシャンタワー、ビオスの丘、ブセナ海中公園などを中心に、かりゆしピカチュウが登場します。また、ポケモンを題材にしたラッピングやオリジナルのイベントも行われ、来場者は「そらとぶピカチュウプロジェクト」のHPを提示するとオリジナルステッカーが貰えます。これらの観光施設をめぐるHISによるオリジナルラッピングバスで巡る観光ツアーの開始や、デジタルスタンプラリーの開催も発表されました。
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沖縄県うるま市出身のアーティスト「HY」によるテーマソング『空色』(そらいろ)が新たに発表されました。鮮やかな空に似合う爽快な楽曲は、本プロジェクトのために書き下ろされたもの。発表会では『空色』に合わせて踊るピカチュウの姿もお披露目されました。
ポケモンGOにかりゆしピカチュウと色違いサニーゴが登場
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石原氏は最後の挨拶の中で『ポケモンGO』について発表。『ポケモンGO』ゲーム内にて、かりゆしピカチュウが1年以上の長期にわたって沖縄で出現するとのこと。また、『ポケモンGO』のリリース5周年である7月22日からは、色違いのサニーゴも出現するようになります。色違いのサニーゴは、出現する期間に期限はありません。さんごポケモンのサニーゴは、日本では沖縄周辺のような暖かい地域でしか出会うことができません。さらに、沖縄県各地に設置されるポケモンのマンホール「ポケふた」や、本プロジェクトの取り組みが行われる沖縄県内のさまざまな施設が、新たにポケストップになります。
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新型コロナウイルスの影響は未だ予断を許さぬ状況にありますが、スカイマークや沖縄県では全力の感染対策を講じています。また、ポケモンジェットはスカイマークの特設サイトより、翌日の運行便が確認可能。ポケモンで彩られた沖縄の旅を検討してみてはいかがでしょうか?
なお、本プロジェクトは腰を据えて取り組んでいくものであることも強調されていました。政府や地方自治体の要請に従って、ゆっくり焦らずに参加しましょう。
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