レベルファイブとネットマーブルによるスマートフォン向けMMORPG『二ノ国:Cross Worlds』は、2021年6月10日にサービスが開始されてから1ヶ月が経ちました。
一部報道では、リリース時から好調なセールスを記録しているとのことですが、それを成し遂げた本作とは、従来のスマートフォン向けMMORPGと何が違うのでしょうか。
今回そんな本作の魅力についてポイントを一挙に紹介します!
柔らかなタッチのビジュアル=疲れない
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レベルファイブとスタジオジブリ、作曲家の久石譲氏のコラボレーションにより生まれたファンタジーRPG『二ノ国』シリーズは、柔らかなタッチで描かれているのがファンから支持されていた要素のひとつです。
もちろん、スマートフォン向けMMORPGになった本作でもそれは変わらず、多くのプレイヤーを惹きつけています。
ただ、このビジュアルが魅力的というだけではなく、視覚的に見やすいのです。これが従来のMMORPGだとフィールドの背景が過剰にカラフルで、見ている分には楽しいのですが、それが長時間だと疲れてしまいます。本作では、自然な色彩が使われているのでプレイしていて疲れにくい印象を持ちました。
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本作には、フォトモードも搭載されているので、これを利用して柔らかなタッチで描かれる美しい背景を好きな角度で撮影することも可能です。
絶妙なバランスのオート機能
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「スマホ向けMMORPGって全部オートで進行するだけでは?」と思っている人もいるのではないでしょうか。
本作にもオート機能が搭載されているのですが、一部クエストやイベントでは手動で操作を行う必要があります。ここが絶妙なバランスで「全てオートなら見るだけじゃん」と興ざめすることはありませんし、逆に「なんでここだけオートじゃないの?」とも思わないのです。
また、アクションのモーションが必殺技の演出がハック&スラッシュRPGのように作り込まれており、プレイするのはもちろん見ているだけでも爽快感があります。
面倒なところはオートで、肝心なところは手動でプレイできるうえ、ただ見ていてもプレイしていても楽しいと感じる部分もあるのです。
ストーリーがかんたんに理解できる
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主人公は、仮想現実ゲーム「ソウルダイバーズ」のβテストに参加し、ゲーム世界である二ノ国での冒険を楽しむことになるのですが、そのうちに、実はこの二ノ国は人の手によって作られた仮想世界ではなく、もう一つの世界であることに気づきます。そうして2つの世界の危機に直面していくというのが本作の物語です。
ファンタジーとSFが交差するストーリーというのは、往々にして専門用語や長文が多用されるものです。しかし、本作では、専門用語は散見されず、クエストのストーリーも簡潔にまとめられています。
特に工夫が見られたのは、移動中の会話シーンです。何気ない雑談にクエスト内容の理解を促すための情報が含まれていました。こういった部分も本作をプレイしても疲れない理由です。
かゆいところに手が届く仕様
MMORPGをプレイしているとどうしても気になるのが、他のプレイヤーの存在です。
他のプレイヤーが自分と同じ世界で冒険しているのはワクワクしますが、それも人数次第だと思います。クエストをするプレイヤー達がNPCに群がっている様子をみると、異世界で冒険をしているというより異世界でスタンプラリーをしているように感じます。
ただ、本作では、プレイヤー数が多くなるとそのエリアはインスタンスになって分散される仕様になっているとのこと。これは世界観を壊さない良い取り組みだと思いました。
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また本作には、アプリを落とした状態でもレベル上げを行ってくれるAIモードが搭載。1日4時間という制限はあるものの、スマートフォンのバッテリーを抑えてくれるありがたい機能です。AIモードとは別に、アプリは起動するもののバッテリーを抑えてくれる節電モードもあり、この機能には制限はありません。
このような機能も前述した「面倒なところはオートで、肝心なところは手動でプレイできる」と評価する部分です。いい意味で時間泥棒ではないのです。
ただ、キャラ推し要素は控えめかも……
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色々と本作を評価してきましたが、他のアプリゲームと違ってキャラクターの魅力は抑えられている印象を受けました。主人公となるプレイヤーキャラクター(クラス)は、それぞれ外見や性別が異なり、大塚明夫さんをはじめとした豪華声優陣によるボイスもついているのですが、クエスト等においてセリフを話しません。ここが少し寂しいところでもあります。
それでもNPCの中には、しっかりと個性を感じる魅力的なキャラクターがいるので、プレイする内に推しが見つけられるかもしれません。ただ、他のアプリゲームと違ってそれは容易ではないでしょう。それでもケモナーにピンッとくるキャラクターが登場しますが!
本作の魅力を長々と語りましたが、それを一言で表すと「のびのびとプレイできる」というところでしょうか。そういった工夫が至るところに施されており、プレイ中はストレスを感じることはありませんでした。
もし本作のビジュアルにビビッときた人は、試しにプレイしてみてください。もしかしたらあなたのフィーリングに合うかもしれませんよ!