■例年にないほど夏イベの復刻が早かった5月
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5月の頭は「輝け! グレイルライブ!!」が引き続き行なわれていたため、この月に幕開けを迎えたのは、まずは5月12日スタートの「聖杯戦線 ~僕のスーパー・キャメロット2021~」。今回の変更点は、表示やUIの改修が主でした。ただし、ゲーム内の新要素として通常の敵よりも強力な「強敵」が登場し、聖杯戦線に新たなアクセントが加わります。
そして5月19日に始まったのが、「復刻:サーヴァント・サマーキャンプ! ~カルデア・スリラーナイト~ ライト版」。夏イベントの復刻は恒例行事ですが、それを5月に開催するのはまさしく異例。早すぎる夏の到来に驚く声もありましたが、メインクエストの新章配信が近いため、そちらへの関心も高い時期でした。
■新章の幕開けにボックスガチャイベント開催と目まぐるしい6月
待望の第2部 第6章「Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ 星の生まれる刻」が、6月11日より開幕。ブリテン異聞帯を舞台とする壮大な物語に、多くのユーザーが引き込まれていきました。
ですが、この時に実装されたのは前編のみで、後編は7月14日に公開。一気に結末まではたどり着けませんが、濃密な物語や魅力的な新サーヴァントの登場など、話題の種は尽きません。
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このタイミングで実装された新サーヴァントで最も注目を集めたのは、「★5(SSR)モルガン」でした。彼女は2つのNP獲得スキルを持ち、クリティカルも得意な全体攻撃宝具持ちのバーサーカー。汎用性の高さやが関心を集め、獲得に励んだマスターも少なくありません。
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更に6月は、「幕間の物語キャンペーン」の第16弾や、「★5(SSR)アルトリア・キャスター」のピックアップ召喚などが飛び出したほか、滑り込みの6月30日に「復刻:Grandネロ祭 ~2021 Early Summer~」が始まります。
「復刻:Grandネロ祭」は、いわゆるボックスガチャで提供される報酬を、上限なしで得られるイベント。通年ならば9月頃に開催されるタイプのお祭りですが、今回は前倒しの6月に実施。夏イベントの復刻といい、これまでにないスケジュール進行を見せた年になりました。
■『FGO』初の“宝具換装”が登場した7月
この月の前半は、主に「復刻:Grandネロ祭」が占めましたが、7月14日に「Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ 星の生まれる刻」の後編が幕を開けます。そしてこのタイミングで、「★5(SSR)妖精騎士ランスロット」と「★4(SR)パーシヴァル」が新実装。「パーシヴァル」は☆4ながら優秀な性能を持っていましたが、今回特筆したいのは「妖精騎士ランスロット」について。
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「妖精騎士ランスロット」は、『FGO』初となる2つの宝具を持つサーヴァント。設定面や物語上で第二宝具を持つサーヴァントはいますが、異なる2種類の宝具(単体/全体)をバトルシーンで使用できるサーヴァントは、現時点では彼女だけです。
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宝具の切り替えは霊基再臨段階で調整できますが、単体攻撃から全体攻撃への一方通行のみなら、スキルを使うことで戦闘中でも切り替え可能。状況に合わせて換装できる宝具の登場は、新たな可能性を感じさせてくれます。
ちなみに第2部 第6章の後編が配信されましたが、ブリテン異聞帯の物語はまだ終わりを迎えておらす、8月に届く追加ストーリーでその結末が語られます。約3ヶ月にわたるメインクエストの実装も、例年にない新展開と言えるでしょう。