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『コール オブ デューティ』シリーズは引き続きPlayStationでも提供したい―フィル・スペンサーがソニーとの会話内容を明かす【UPDATE】

「ソニーはゲーム業界にとって重要な存在で、この関係を大事にしたい」

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先日、687億ドルでアクティビジョン・ブリザードを買収したマイクロソフトですが、同社のゲーム事業責任者であるフィル・スペンサー氏が日本時間21日にソニーの首脳陣と対話していることをツイートし、その中で今後の『コール オブ デューティ』の展望についても明らかにしています。

マイクロソフトが買収したアクティビジョン・ブリザードは、『コール オブ デューティ』シリーズや『オーバーウォッチ』、『ディアブロ』シリーズなど、世界的に多くのファンをもつタイトルを手掛けていますが、今回の買収劇で「今後、アクティビジョン・ブリザードのタイトルはXbox以外のコンソールでは展開されなくなるのか?」と感じたゲーマーも少なくないでしょう。これまでマイクロソフトはXbox/PC Game Passへの追加などは言明していたものの、ソニーや任天堂が手掛ける家庭用ゲーム機への展開についてはコメントがありませんでした。

マイクロソフトが買収したアクティビジョン・ブリザードの有名フランチャイズ

しかし、日本時間21日に投稿されたスペンサー氏のツイートによれば、今週ソニーの首脳陣と“いい話ができた”としており、その会話において「アクティビジョン・ブリザード買収に際し、全ての既存契約を遵守するという両社の意向、そして『コール オブ デューティ』をPlayStationプラットフォームでも提供し続けるという両社の願望を確認した」としています。また、氏は続けて「ソニーはゲーム業界において重要な存在であり、私たちはその関係性を大事にしたい」とも綴っています。

新作や言及されていない他のフランチャイズ、任天堂プラットフォームでの展開についての方針は明かされていませんが、少なくとも直近で『コール オブ デューティ』シリーズがPlayStationでプレイできなくなるといった事態にはならないようです。編集部では日本のマイクロソフト広報を通じ、アクティビジョン・ブリザードタイトルのプラットフォーム戦略やハラスメント問題で揺れるアクティビジョン・ブリザードの経営陣の処遇などについて質問を送付していますが、現時点で回答は得られていません。

※UPDATE(2022/01/21 15:10):記事本文のツイートの訳が不十分だったため修正しました。当初、“アクティビジョン・ブリザード買収に際し、既存の全ての契約を遵守すること、そして『コール オブ デューティ』をPlayStationプラットフォームでも提供し続けるという要望」を確認した”と表記していました。ツイートでは「I confirmed our intent to honor all existing agreements upon acquisition of Activision Blizzard and our desire to keep Call of Duty on PlayStation.」となっており、原文にさらに忠実にすべく、既存契約遵守の意向、並びに『コール オブ デューティ』シリーズの提供継続希望は、両社(原文ではour、マイクロソフトとソニー)のものであるということが分かりやすい訳としました。

少なくともこのツイートだけを見る限り、”ソニーの希望を聞いた”という表現は不正確であり、両社ともに継続を願っていると表記すべきと判断し、見出し等には修正は加えていません。なお、このツイートだけでは新作がどうなるのか、本当に継続するかは判断できない、というのは記事末尾に掲載しているとおりで、そちらについても記事初出時から変更はありません。

《自営爺》
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