『遊戯王 マスターデュエル』のオススメデッキを徹底解説!今回は魔法&罠カードを墓地に送ることで何度でも墓地から蘇るモンスター《黄金卿エルドリッチ》を中心とした、コントロールデッキです。
罠カードで相手の動きを妨害しながら、エルドリッチが場にいると強力な追加効果が付与される罠モンスター「黄金郷」で戦っていきましょう。
「エルドリクシル」魔法罠カードおよび「黄金郷」魔法罠カードには、墓地から除外することで対応した魔法罠カードをデッキからセットすることができ、息切れせずに戦える点が特徴です。
◆<デッキレシピ>
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※エクストラデッキがありませんが、基本的にエルドリッチデッキではリンク召喚などを行うことはありません。《強欲で金満な壺》や《金満で謙虚な壺》のコストとして使われることがほとんどです。何でもよいので、とりあえず15枚入れておいてください。
■デッキの動かし方
動かし方1:黄金卿エルドリッチを場に出す
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「黄金郷」永続罠カードは《黄金卿エルドリッチ》がいると追加効果が付与されるので、まずは《黄金卿エルドリッチ》を場に出すことを最優先としましょう。
《黄金卿エルドリッチ》星10 / 光属性 / アンデット族 / 攻撃力2500 / 守備力2800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。(1)手札からこのカードと魔法・罠カード1枚を墓地へ送り、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送る。(2)このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。このカードを手札に加える。その後、手札からアンデット族モンスター1体を特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターは相手ターン終了時まで、攻撃力・守備力が1000アップし、効果では破壊されない。
1:一度《黄金卿エルドリッチ》を墓地に送り、自身の(2)の効果を使う
2:「エルドリクシル」魔法罠カードを使う
基本的な出し方は上記の2通りです。
1の方法で出す場合は、自身の(1)の効果を使うために、自分の場の魔法罠カードを墓地に送るという、無理やりな手段を取ることもあります。
しかし、その時に墓地に送る魔法罠カードが「エルドリクシル」カードもしくは「黄金郷」カードの場合、それらの墓地効果を使って手札の損失を軽減することができます。
《強欲で金満な壺》と《金満で謙虚な壺》は、どちらかを使えば同じターン中にはもう片方が使えなくなってしまいますが、これらが手札で被ったときは、迷うことなく《黄金卿エルドリッチ》の(2)の効果のコストにしましょう。
動かし方2:黄金郷カードで相手の動きを妨害
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《黄金卿エルドリッチ》を場に出すことができたのであれば、《黄金郷のコンキスタドール》で相手のカードを破壊したり、《黄金郷のワッケーロ》で相手が蘇生や手札に回収しようとしているモンスターを除外して、相手の行動を妨害しましょう。
■高い拡張性
今回紹介したデッキレシピはエルドリッチを初めて触る方向けのシンプルな構成になっています。他にも派生型として様々なエルドリッチデッキが存在します。
1:エクストラを活用
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《強欲で金満な壺》を抜けば、エクストラデッキのモンスターを使いやすくなります。エルドリッチデッキでは、ランク5とランク10のエクシーズやリンクモンスターが使えるでしょう。
2:アンデットワールドを活用
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また、《アンデットワールド》を入れれば、《群雄割拠》で相手のモンスター展開を妨害したり、《超融合》でアンデット族になっている相手のモンスターを素材に《冥界龍 ドラゴネクロ》を融合召喚できたり、強力な妨害効果を持つ《死霊王 ドーハスーラ》を使えたりします。
■デッキの長所と短所
【長所】
・制圧系永続罠を使いやすい
《スキルドレイン》や《王宮の勅命》といった、自分にも効果を及ぼす代わりに、強力な制圧効果を持つ永続罠カードを、自分への影響少なく使うことができます。
《黄金卿エルドリッチ》はフィールドで使う効果がないため《スキルドレイン》の影響を受けませんし、(2)の効果を使って《王宮の勅命》を墓地に送れば、いつでも自分の好きなタイミングで《王宮の勅命》の効果を切ることができます。
【短所】
・メタられやすい
『マスターデュエル』においては、他のデッキからのヘイトをかなり買っているデッキの一つであり、その対策として魔法罠除去を多く入れているデッキがたくさんいます。
魔法罠カードたちに墓地効果があるとはいえ、少し厳しい環境にはなっているでしょう。
今回はエルドリッチデッキを紹介しました。罠カードを駆使して戦うテクニカルなデッキです。相手の動きに合わせて罠カードを使用するタイミングを変える必要があるので、難易度は高いですが、臨機応変に戦えるのが魅力と言えるでしょう。