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『遊戯王 マスターデュエル』がPS4やSteamなど各種プラットフォームで配信され、先日はアップデートで新カードが追加。その勢いたるや凄まじく、Steam版だけで見ても配信開始から3日で同時接続人数が24万人を超えるなどまさに破竹の勢いで今もなお流行しています。
これを機に新しくカードゲームを始める方や、久しぶりに触れて再燃した人は多いのではないでしょうか。今回は、今熱いジャンルであるデジタルカードゲーム(DCG)の中からニンテンドースイッチで遊べるものを5つご紹介します。
『奪われし玉座:ウィッチャーテイルズ』
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『奪われし玉座:ウィッチャーテイルズ』は、ポーランドのファンタジー小説「ウィッチャー」を題材とした1人用カードゲームRPGです。ウィッチャーといえば、CD Projekt REDが開発した、国内でも確固たる地位を獲得しているオープンワールドアクションRPG『ウィッチャー3 ワイルドハント』を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。本作はこの作品に出てきたカードゲーム「グウェント」を題材にしたカードゲームRPGです。
時代は1267年。ウィッチャーシリーズ1作品目の「The Witcher」が1270年を舞台にしているため、時系列的には「ウィッチャー0」のような立ち位置です。本作の主人公「女王メーヴ」は、シリーズお馴染みの北方領土に位置する「リヴィア」と「ライリア」という土地を治めている女王であり、南の巨大な「ニルフガード帝国」が今にも侵攻を開始してくるという背景から始まります。
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ゲームの流れは主に3つのパートから構成されており、大きく分けて探索・会話・戦闘のパートがあります。探索パートは2Dマップ上を移動しながら資源の回収やイベントを発生させ、ストーリーの全体像を知ることができます。会話パートは日本語吹き替えでローカライズされているキャラクター達が時折プレイヤーに選択肢を投げかけ、その選択次第で世界情勢や味方キャラの加入・離脱などが決まってくる重要なパートになっています。
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本作の中核であるカードゲーム要素の「グウェント」は、それぞれ横一列に前衛である「近接」と後衛である「間接」の計2列にカードを配置して戦うシステムです。お互いのプレイヤーは最初に10枚のカードを引いた後、その手札から交互にカードを出していき、最終的に盤面に残っているカードの左上に書いてある戦力の合計値が高いほうが勝利するというルールです。「ウィッチャー」シリーズを遊んだことのある方はより世界観を楽しめますし、ルールがシンプルなので未プレイの方にも遊びやすいゲームです。
『Voice of Cards ドラゴンの島』
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『Voice of Cards ドラゴンの島』は、2021年10月28日(木)に「スクウェア・エニックス」にて配信された1人用テーブルトークカードゲームRPGです。本作は剣と魔法とドラゴンをメインに置いたまさにこれぞファンタジーRPGの王道!と言わんばかりの雰囲気になっており、自称勇者の主人公が復活したドラゴンを倒す物語が描かれます。
一般的なRPGのようにゲームのキャラや世界観に自分を投影して遊ぶのではなく、プレイヤーとゲームマスターが1つの机の上に広げられた盤面を囲み、その盤面の上で起きている物語を追っていくというボードゲームのような世界観が特徴です。またタイトルにもある通り、Voiceつまり「声」が特徴の一つになっており、ゲーム進行役のゲームマスターがプレイヤーに対して話しかけながらゲームが進行していくので、ボードゲームをしている感覚がより一層味わえます。
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このゲーム最大の特徴としてすべてをカードで表現しているというものがあります。フィールドや登場するキャラクター、メニュー画面や会話パートに至るまでがカードでデザインされているため、常に盤面の上でカードゲームを遊んでいる感がありますね。
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戦闘はカードゲームにRPG要素を加えたシステムとなっており、各キャラクター自分の番が回ってきたら手札にある選択肢の中から1つを選び、そのカードを使うのに必要なダイヤ(コスト)を支払い、行動していくといった流れになっています。キャラクターカードの下には左から順に、攻撃力・HP・守備力といった数値が掛かれており、この辺りは一般的なカードゲームと同じような表記でなじみやすいと思います。
また「Voice of Cards」はシリーズ化されており、第2弾の『Voice of Cards できそこないの巫女』が配信されています。合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
『白の少女』
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『白の少女』は、4人でリアルタイム対戦できるバトルロワイヤルカードゲームです。先ほどまで紹介してきた1人用カードゲームと違い、こちらは対人もしくはCPU戦がメインになっており、戦闘中に2DLiveによって動く可愛らしい自分の少女を育成しながら対戦相手と戦っていき、最後の1人まで生き残った人が勝利するといった内容です。
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画面右側に自分の少女、左側に対戦相手の3人の少女が表示されており、自分の少女の右側にはそれぞれ光の三原色であるR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)がステータスとして表示されています。このステータスを色で表現しているというのが本作品最大の特徴であり、じゃんけんのように「赤は緑に強く、緑は青に強く、青は赤に強い」といった相性があります。
また、画面右下には自分の手札、中央には全3フェーズからなる各フェーズの制限時間が表示されています。フェーズ1では髪が黒い「無垢」という性格の少女から始まり、手札にあるカードを使い性格の方向性を決めていきます。または最初から対戦相手に攻撃を仕掛けることもできます。フェーズ2ではそれぞれ「殺意」や「嫉妬」といった少女の個性を伸ばし、よりステータスを強化していきます。最終面のフェーズ3では今まで育ててきた少女の特性を生かし、最後まで生き残ることができたら勝利です。
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少女を育成していく過程で性格が変わり、その姿や髪の色を変えるのも見どころです。対戦相手にデバフを掛けるのが得意な「お嬢様」や、HPが少なくなると攻撃力が上がる「ツンデレ」、自分のHPを削ることでステータスを大幅に伸ばす「ヤンデレ」などその性格に応じて個性あふれる能力を持っています。
また対人カードゲームということもあり、公式HPではユーザーランキングが掲載されています。対人戦が好きな方は是非チェックしてみてください。
『シェフィ−Shephy−』
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『シェフィ−Shephy−』は可愛らしい羊をひたすら増やしていく1人用パズル感覚カードゲームです。本作品のルールは至って簡単。最初は1匹の羊を手札のイベントカードを駆使して、最終的に1000匹まで増やすことができたらゲームクリアです。
またゲーム内にはチュートリアルが用意されており、自分の限界へ挑戦する「チャレンジモード」や羊たちの物語を追っていきながら特殊なルールでプレイする「ポストラヴズモード」など、様々な遊び方が用意されています。
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画面中央の列が現在自分が所持している羊です。このゾーンの羊を合計で1000体まで増やす必要があります。画面上部は集めた羊たちをそれぞれの数に変換してくれる場所になっており、お金で言うところの両替のような場所になります。
ゲームが始まると山札の中からランダムで5枚のカードを引き、毎ターン必ず1枚ずつ消費しながら進めていきます。カードにはプレイヤーにプラスの効果をもたらすカードが10種類13枚と、マイナスな効果を持った9種9枚のカードで構成されています。全てのカードを使い切ったら1ラウンドが終了し、合計で3ラウンド以内に羊を1000匹にすることができればゲームクリアです。
カードの中には折角増やした羊を手放すような効果もあり、また自分の羊が置けるスペースは7マスと決まっているので、羊が少なくなるリスクを減らしながら盤面を整理することが大事になってきます。1人で黙々と羊を増やし続けるプレイ感は独特で、羊に浸りたい方にはおすすめの作品です。
『Slay the Spire』
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最後に紹介する『Slay the Spire』は1人用ローグライクカードゲームです。このゲームは世界で絶大な人気を誇り、その後ローグライクカードゲームというジャンルを確立させ、様々なゲームに影響を与えた名作と言えます。本作はプレイするたびにマップやアイテムが新たに生成される等の特徴を持ったローグライク要素と、カードゲーム要素を組み合わせたゲーム性になっており、ボスを目指して敵と戦いながら自分のデッキを強化していくゲームです。
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ゲーム開始前に自分で好きなスターターデッキを選べ、そのデッキを使い敵を倒し、報酬として獲得したカードをデッキに追加。全3階層(+α)をクリアしていきます。敵からの攻撃もかなり強く設定されているので挑戦しては敗れ、また挑戦といったようにローグライクならではの中毒性があります。
ただし、ローグライクではあるもののレベルや装備といった概念はありません。各種イベントで起こる強化や「レリック」と呼ばれる常時発動アイテムを所得しながら、少しずつ強くなっていきます。
またこのゲームの素晴らしい点として、カードゲームとして非常に作りこまれているという点があります。強すぎるように思えるカードも多数存在しているのですが、実際にプレイしてみるとある特定のカードやレリックが前提になっていて使いづらかったり、「デッキ圧縮」などのカードゲームでよく用いられるテクニックが必要だったりと、カードゲームをある程度やり込んでいるプレイヤーでも非常に楽しめる作りになっています。
以上、今熱いカードゲームジャンルの中でもおすすめのゲームを5つ取り上げました。カードゲームといえば誰かと対戦しなければならないと敬遠しがちな方も、もちろん対人戦が大好きな方も、幅広くプレイしていただける作品をピックアップしました。是非ご自身に合うゲームでカードの世界に没頭してくださいね!