【※本記事では『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』におけるアルセウスイベントの一部を紹介しています。ネタバレにご注意ください】
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3月16日、『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』(ダイパリメイク)で、ついに「てんかいのふえ」の入手が可能に。それと同時に、約16年に渡って繰り広げられた「アルセウス」を巡る物語に終止符が打たれたようです。
16年越しに伏線回収されたアルセウス
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「アルセウス」は、世界を創造したと言い伝えられている幻のポケモン。2006年に発売された『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(ダイパ)でその存在が明かされ、「アルセウス」の入手法を巡って様々な都市伝説やデマが横行していました。
正式に入手できるようになったのは、2009年公開の映画『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ』での劇場配布。しかし本来は「てんかいのふえ」が何らかの形で配布され、それを用いることで「アルセウス」を捕獲できるはずでした。
それからというもの、「アルセウス」を入手する機会は何度かありましたが、一方で「てんかいのふえ」は配布されず。以後約16年のもの間、「アルセウス」が待つ「はじまりのま」への道は、閉ざされたままになっていました。
“はじまりのま”への道が遂に開かれる
2021年、トレーナーたちの耳に入ったのは『ダイパリメイク』が発売されるという情報。さらに、2022年には「アルセウス」が表題となる最新作『ポケモンレジェンズ アルセウス』がリリースされるという報せもありました。止まっていた時がようやく動き出した瞬間だと言えるでしょう。
『ダイパリメイク』で描かれたのは、まさしく当時の思い出。そこにリメイク要素をうまく織り交ぜつつ、「アルセウス」という存在のバトンが『ポケモンレジェンズ アルセウス』へと託されていたように思えます。
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『ポケモンレジェンズ アルセウス』では、後の「シンオウ地方」となる「ヒスイ地方」を舞台に、「アルセウス」を巡る物語が展開されていきました。そしてセーブデータ連動という形で、バトンは再び『ダイパリメイク』へ。
同作で「アルセウス」を入手する方法は、『ポケモンレジェンズ アルセウス』で全てのメイン任務をクリアしたセーブデータを用意すること。すると、「てんかいのふえ」が『ダイパリメイク』の主人公の家で入手可能に。その後「やりのはしら」を訪れると…。
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ちなみに「てんかいのふえ」が解禁されるにあたって、『ダイパ』のディレクターを務めていたゲームクリエイターの増田順一氏がTwitter上で開発秘話を披露してくれていました。
おそらく、これにて約16年に及んだ「アルセウス」を巡る物語が終結。少し寂しい気もしますが、積年の思いと共に、ぜひ会いに行ってみてくださいね。