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『ポケットモンスター』シリーズでは、最初に初心者トレーナー向けの御三家ポケモンを渡されるのが定番。御三家にはそれぞれ違った個性があり、どれを選ぶか毎回悩んでしまいます。今回はそんなポケモンたちの中から、みずタイプの歴史を振り返っていきましょう。
「みず御三家」は優等生?
ゼニガメから始まるみずタイプの御三家ポケモン、「みず御三家」。その特徴は、「くさ」や「ほのお」と比べて弱点属性が少ないことにあります。ジム戦でも苦労することはそこまで多くなく、旅の最後まで心強いパートナーとして戦ってくれました。
また、みずタイプならではの利点として、マップ移動には欠かせない「ひでんわざ」の「なみのり」が習得可能。攻撃技としてもかなり優秀なので、トレーナーによっては対戦でも採用することがあるのだとか。
しかし、『ポケットモンスター サン・ムーン』からは「ひでんわざ」が廃止。これにより多少の優位性を失ってしまいましたが、それでも根強い人気を誇っているようです。
ネタに事欠かない「みず御三家」
その一方で、「みず御三家」は何かとネット上でネタにされがち。たとえば、『ポケットモンスター ルビー・サファイア』では、かわいらしい見た目のミズゴロウが最終的に威圧感漂うラグラージへと進化したことで、多くのトレーナーが驚愕。その衝撃のせいか、当時はラグラージの見た目をイジる声も少なくはありませんでした。
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さらに、その中間に位置するヌマクローもリメイク版『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』で“シュールな立ち姿”を披露し、イジられ役へ。Twitter上では「ヌマクロークソコラグランプリ」と称したお祭り騒ぎが発生し、果てにはポケモンの公式ツイッターが素材を提供するなど、カオスな状況が続いていました。